フジドラマ アライブに感じる事

こんにちは、CMBOです。

今回はテレビドラマの話です。フジテレビで毎週木曜22時より放送されている“アライブ”についての感想を書いてみたいと思います。と言ってもまだ2回目の放送直後、まだ始まったばかりなのですが、がん患者にとっては心を打たれる場面、セリフの連続。そして患者に付き添う家族の多くの方もそのような思いを持つのではないかと思います。

主役は女医を演ずる松下奈緒さんと木村佳乃さんですが、院内の同僚、患者、そしてその家族の人生模様を次々に描くドラマとなっています。現在地上波テレビのドラマは恋愛ものよりも医療系ドラマへ徐々にシフトしているように思えます。F2もしくはその上の取り込みを狙ってでしょうか?ただ私は「カリスマ医が独自の判断で困難な手術に挑む」的なドラマは好きではありませんw

この“アライブ”は「がん」という病気にポイントを絞ったドラマです。もちろん過去にがん、特に白血病を設定としたドラマはいくつもありました。でもそれは基本「主役(もしくは準主役)が最終的に亡くなる」までの生き様を描いたものが大半だったように思えます。死が前提なのです。私も自身が病気になるまではそれを漫然と見ていました。

しかしこのドラマの場合、死が出てこない訳ではないのですが、がんと告知された患者及びその家族が、葛藤しながらどう受け止め、どう生きていこうとする点に明らかにポイントを置いているところが刮目されるのです。

単に「がん」という病気をチラつかせて患者の興味を煽ろうとしているだけでなく、色々な状況において「こんな事(会話)ありある!」と実感できる箇所が満載であり、台本を作成された方は本当に綿密な取材をされたんだろうなあ、と感じます。もしかすると近しい方に患者さんがおられるのかもしれません。骨髄ドナー経験者の木下ほうかさんが結構重要な役を演じているのを見るとそう思わずにいられません。

私が番組を見て一番感じた、いや新たに気づいたのはのは『がんという病気は女性の方が乗り越えなければならないハードルが多いものだな』という事。具体的あげると

① 抗がん剤治療による不妊〜〜抗がん剤治療を行うと100%子供が出来なくなる訳でもなく出産例は報告されているようです。ただやはり一般的には厳しいようですが。子種が無くなるという点で男性も同じ状況かとは思うのですが、やはり心理的ショックは女性の方が大きいのではないでしょうか。。。

② 乳がん治療時の乳房切除〜〜女性が女性である事の象徴とも言える部分の切除。それも普段は隠されており、傍目には分からない事なのですが、それを取ってしまわねばならない無念さは計り知れません。逆に男性においてそのような状況に陥る治療はあるのか?と。あと、治療とは異なりますが、マンモグラフィー検査の痛さについても、意外と男性で認識していない人が多いんですよね。

③ 抗がん剤治療の副作用による脱毛〜〜悲しい事に髪の毛もまた女性を象徴する部位。男性は一定の年齢を超えれば、例えもう2度と髪の毛が生えて来なくなったとしても「命と引き換えだ」と割り切れる方が多いのではないかと思います。かく言う私もその一人。世間には抗がん剤治療を受けていなくてもスキンヘッドの男性は多いですから。

しかし女性にとっては素の状態で。。。。とは中々行かないでしょうね。。。ウイッグも近年はクオリティの高いものができて来ましたが、女性同士だとつけている方は何となく解っちゃうようですね。比較的順調に育毛し、ようやく頭皮を覆い隠せるレベルにまでなるのに移植後1年半ですので、女性の場合2年以上かかるのでしょうか?

極端な肌の乾燥、肌荒れ〜〜これも男性なら問題視しないという訳ではないのですが、女性は見た目の辛さとも戦わなければなりません。私はこの点については移植前はあまり意識していなかったのですが、入院して周囲の方を見るとかなり酷い状態の方が多く目を疑いました。肌の荒れというのは見た目の問題も大きいですが、感覚についてもメンタル悪影響を及ぼすと思います。

とにかく一日中肌の乾燥が気になって落ち着けないのですよ。眠る時もお見舞いの方と話している時も。。。。それプラス薬による各種臓器の違和感、頭痛、そして今後への不安感。健康状態にある人が「あ〜痒い!」とボヤくレベルとは全く違うんですね。本当に追い詰められた気持ちを後押しされてしまうのです。

あと、2回目出てきた若い女性の患者の女の子が叫んだ「健全な人たちを恨みそうになる自分が嫌だ!」という言葉。。。。胸に刺さりますね。彼女の状況下もそうなんですが、もう一つ言わせて貰うと、患者間でも格差というか、素直に他人の状況を喜べなく場合があるんですよ。

特に自分の状況が中々好転しないと、順調に行っている他の患者さんが眩しく見えてしょうがない。素直に喜べない。そんな気持ちにどうしてもなりがちなんですね。

このドラマはメインのテーマとしては、過去に重い接点があった松下さんと木村さんがどう絡んでいくか?という点だと思うのですが、私はどちらかと言えばその回限りの出番の方々にコメント、状況について「これに近いことあったな〜」と入院時を思い出し、気がついたら目に涙を溜めている、と言った状況でしょうか。。。。とにかくまだ2回目なので今後に注目ですね。

それからもう一言言わせて頂くと、「どうした!?フジテレビ!」というところでしょうか?いや、いい意味でw

約10年前でしょうか、事務所、いや局総出で韓国ageを繰り返した挙げ句凋落の一途を辿り今や燦々たる状況と思っていたのですが、昨秋の月9の「シャーロック」といい人間の心の内面に深く斬り込んだドラマ作成が目立ってきました。

もちろん今回のドラマは全世代に共感するという訳には行かないでしょうが、今後もこのようないい作品を作っていって貰いたいものです。

今日はこんなところです。それでは、また。

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