前田の長州への顔面蹴り事件とブッチャーのジャンプ!①

こんばんは、早速前回の続きです。
私がなぜ鶴田・谷津組対ブッチャー・TNT組の試合に思い入れがるのか?

当時の状況ですが、まずライバル団体の新日本プロレスにてトラブルが
発生していました。
試合中長州の顔面を前田日明が蹴って目を負傷させたのです。
理由・背景は諸説あるので省きますが、長州はしばらく負傷欠場。
前田は「プロレスルールから逸脱した行為を行った」という理由で
新日本プロレスから解雇されてしましました。
まあ、受けを前提としたプロレスにおいて、不意打を食らわせた
からという事でしょうか?

この件について、当時の多くのプロレスファンは違和感を感じました。
新日本は、やもするとショーマン性の強い全日本プロレスの試合に対し
「自分達の方が真剣勝負に近く、本気の戦いをやっている」という
差別化のアピールを再三行って来ていました。
その理論からすれば、顔面蹴りも「アリ」のはずなのですが
前田の危険なプレーを認めないのは理論に矛盾があるというのが
多くのファンの意見でした。

いい、悪いはともかく当時はプロレス業界も低迷しつつあったため、
「プロレス最強」幻想を持っていたファンは強いものを厄介払い
するような対応にガッカリしてしまったのです。

前後して全日本の正解最強タッグ決定リーグ戦が開幕。
このシリーズのウリはかつて全日本の大エース外人であった
ブルーザー・ブロディとアブドーラ・ザ・ブッチャーの復帰です。
しかし、ブッチャーについては既に50歳近くの歳になっており、
ファンが見たいのはブロディの勇姿。ブッチャーは正直「ついでに」
という印象でした。

ご存知かと思いますが、ブッチャーは1970〜80年代に大活躍した
悪のヒーロー。隠し持ったフォークや五寸釘で相手の額や腕を切り裂き
自らも毎試合のように流血するという、新日本のいわゆる「ストロング
スタイル」とは対極にあるレスラー。
全日本で大活躍した後、新日本に引き抜かれましたが、試合のマンネリ化
や高齢になったこともあって新日本の契約を解除されていました。

ただしかし、自己顕示欲の塊で超銭ゲバのブッチャー。復帰にあたっては
相当に気合が入っていたと思われます。
入場の際は割と好意的にファンから迎えられたブッチャー、パートナーの
TNTも予想以上の動きを見せ、いよいよ私が語りたいシーン!
かつてのライバル、鶴田と相対し鶴田のチョップを左手で受け止めると
素早く右手で喉への地獄突!
思わず後さずりする鶴田を前にブッチャーはゆ〜っくりしたポーズで
大きく手を回し空手の型(のようなもの)を取り大見得を切りました。

場内は大歓声!
ファンの反応を大げさに確認するブッチャー!
その時場内を見渡すブッチャーの表情がアイキャッチ画像です。
するとブッチャーはその場で3回ほどピョンピョン飛び跳ね出しました。
達磨のような体型のブッチャーが飛び跳ねると場内はまた大歓声!
それはブッチャーが「俺を年寄り扱いするなよ!まだまだこんなに身軽
だぜ!」と言っているように見えますし、暖かく迎えてくれたファンに
対して嬉しくて飛び跳ねているように見えました。
このシーンは素晴らしい!!

長くなったので続きは次回に。
今回は状況説明に文のほとんどを費やしただけです。
私が本当に書きたいのはこの後の文章です!
単純に2つの見方があるよね、とかその程度の話ではありません!(笑)

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。