思いつきで施設に入ろうとする母親(後編)

こんにちは、CMBO です。

ちょっと間が空いてしまったのですが、ここの所色々と騒動を巻き起こしている私の母の話の続きです。

急に「施設に入る!」と言い出した母ですが、2週間経つか経たないかのうちにその発言を撤回すると言うのです。母の弁明は。。。。。「市内●●区に希望物件が無い。」という実にシンプルなものでした。元々前回書きましたように、こんな話は簡単に見つかるものではないので、私たち夫婦も手伝うのでジックリ調査をしようと決めていたのですが、いきなりの結論です。

●●区というのは正に実家のある住所なのですが、そこ限定で探したってある訳はないのです。母は高台にある実家に誇り、というかプライドを持っているのは明らかなのですが、あれだけ直ぐに施設に入りたいと言っていた人間がどうして急に真逆の事を言い出すのか。。。。「何か別の理由があるのだな?」母の性格が段々分かりだした私は、怒るのをやめて推理を行う事にしました。

妻にはその言葉を受けた数日後に改めて実家に行ってもらい、母へのヒアリングを行ってもらいました。あまりストレートに聞くとこちらの意図を感じ取ってしまうので、取り止めのない世間話の中に質問を混ぜていくという時間のかかる作業だったようですが、凡その背景が分かり、私も推理を行う事ができました。

結論から言うと、母は近所の同年代の友人・知人とトラブルを起こし、買い物等で外に出る度にその人達に会ってしまうから、施設に入りたい!と言い出していたのです。この世の中、色々な立場の方が施設に入ろうと望んでもそれができない状況の中、母は引っ越し感覚で家を処分しようとしていたのです。遺産分割協議は済んでいるとはいえ、名義はまだ父のままなのに。。。。

状況はこうです。母は近所の同年代の人達で集う『カラオケサークル』的なグループに入っていました。といっても凡そ想像できるようにおしゃべりの延長でカラオケを楽しむと言うよくあるグループです。母はそこでも自分の身体の不調、「足がフラフラする」「目眩がする」「かかりつけの医者で何度精密検査をしても異常が見つからない」「あの医者は優しくない」という愚痴をひんぱんにメンバーに訴えていたようです。

ただし、他人には興味がない母ですから、他の人の悩みを聞いてあげると言うことは一切無く、そんな我儘な態度を取り続けるうちに叙々に周囲から浮きだしてしまった様なのですが、ある日その愚痴を言い出した時に、ある人から「あなたはいつ死んでもいい、といつも言っている割にはしょっちゅう病院に行くよね?ホントは物凄く生きたいのじゃないの?」という様な事を言われたらしいのです。

ただし、その発言はそこまでキツいものとも思えません。人によっては無駄な病院代がかからないよう、なるべく自分の身体は自分でケアする心がけの人も多いと思います。結局その人の発言で母は何も言えず絶句してしまい、そして周囲の人たちはドッと笑って「そうよ!そうよ!」みたいな感じになり、いわば母は晒し者になってしまったのです。

そしてその一件は母のプライドを多いに傷つけ、「家を処分して施設に入る」という結論に達してしまったのです。母は対人関係のトラブルが起こると「自分にも非があったかもしれない」と自己を顧みる事が一切出来ない人間なのです。女性は比較的一度「許せない」と感じたらそれは不変なものになりがちですが、母の場合は少し違っていて、「相手の立場に立つ」という思考回路が無いようなのです。

そして、何故母の気持ちが和らいだのか?サークルのメンバーの1人が母の家を訪ねて来て、また会に顔を出すよう促されたらしいのです。それを母は「向こうが謝って来た。今回実家に来たのはその代表の人」と受け取ったようなのです。

母はかなり耳が遠いので、その方が実際どのような内容の話をしたのかは具体的に不明です。母は完全に謝罪に来た、と受け取っているようですが、ちょっとそれは考えにくい。大人の考えを持つ人が「お互い水に流してまたカラオケを歌いましょうよ」と誘いに来たというのが一番考えられる話だと思うのです。

結局事実は推測するしか無いのですが、どういう状況であってもお粗末な話です。しかしこの流れで、なんらかのコミュニケーションを取ろうとするわけでも無く、家を処分して全員の前から本気で消え去ろうと考える母の思考には本当に参ってしまいます。

歳を取ると丸くなる人もいれば、短所の部分が更に顕著になる人もいるようです。ウチの母はどう見ても後者。。。しかも意思だけはハッキリしており、そうそう私の言う事も聞きません。

これからの付き合いもホトホト嫌な気持ちが募る一方です。

今日こんなところです。

それでは、また。

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