抗がん治療と遺産分割協議(4)

おはようございます、CMBOです。
3回続いたこのテーマですが、今回が最後となります。

弟ですが、文書のたたき台に概ね同意するも細かい部分で
異論があるようでした。というか文書内にいくつか矛盾が
あったのです。弟は銀行員なのでどちらかといえば、司法書士
並みに専門家なのです。ですので弟が本気になって反論の姿勢を
見せていれば長期化することも可能だったでしょう。

ただそのやりとりをしていたのは10月頃。その時私は翌年1月15日の
骨髄移植が決定していたので(結局移植は流れましたが)、「この問題
は年内に解決したい」と私が強く主張していたので譲らざるを得なかった
のではないかと思います。
正直脅迫といえば脅迫ですが、抗がん治療始めてからこのやり取り
はしたくなかったので本音である事は間違いありません。

司法書士と弟のやり取りの中で、少し意外だったのは預貯金の
分配についてです。分配比率は弟の分を大幅に低くしたのですが、
その分について弟は最終的に「いらない」と主張してきたのです。
比率を落としたので、弟が受領予定の金額は確か100万を切るくらいでした。
まあ、放棄するという考えも分からない金額です。

では、その金額はどう処理するのか?司法書士が確認を取ったところ、
「それは母親につけて欲しい」との事でした。
正直「任せる」という回答が来たなら「私はその分も私の取り分に上乗せ
して欲しい」と主張する予定でした。

あまり大きな声では言えませんが、母には持ち家があり、父とそう
変わらない母名義の口座金額があり、生活に困窮しているわけでも
なんでも無かったからです。土地建物の遺産分割を行なって
売却を行えば自分の取り分で将来介護施設に入居できる金額は
十分確保できるのです。

それに対し、私は今後治療費が幾らかかるか分かりませんし、もっと
言えば会社での立場も立場はどうなるか皆目不明です。
そのあたりの事情がありますので、弟との比率を大きく変えたのにも
関わらず、残りの金額は母に回ったことについては
「やはりこの家族は私の味方ではないんだな」と思ってしまいました。

弟は弟で十分譲歩しての結論でしょうし、母は母でどうしていいのか
分からなかったのでしょう。そしてこの章を読んで頂いている皆様方
にもそれぞれご意見があるかとは思います。
しかし、私は自分の人生においてあまりに従順でありすぎましたし、
「たまにはエゲツない自己主張もいいだろう」という心境でした。

ようやく3人同意の内容が固まりましたので、私と司法書士さんで
原紙を作成。了承確認後、まず私が3枚に署名をして全て弟に郵送。
弟が署名した3枚が帰ってくると実家の母を訪れ、1枚を母用として
渡し、残り2枚に署名をもらい、其の内1枚を弟に郵送。これで完了です。

あとは作業的には母が私に指定金額を振り込むだけです。
ただ、指定金額は円単位まで記載があるのに、数千円お釣りが出る
万単位の振込があったのは司法書士さんと苦笑いしました。好意だと思いますが
相変わらず大雑把な母です(笑)
とりあえずそのままでいいのでは?と言うことになりました。

苦しい、苦しい、特に精神的に苦しい作業でしたが、なんとか
その年の12月中に全てが完了できました。
司法書士のIさんには本当にお世話になりました。
いろいろ細かいアドバイスを頂きつつも、私の体調をいつも気にかけて
くれました。まだお若い方のように見受けられました。
この場を借りてお礼させて頂くと共に、今後のご活躍をお祈りしております。

最後に、、、、
予定通り年内にこの作業を完了させ、あとは移植手術を迎えるだけ、
のはずでしたが、ドナーさんの最終健康診断で問題が見つかり、
移植は延期となりました。
その後、このブログに詳細は書きましたが、紆余曲折があったあと
夏に別のドナーさんから骨髄を提供いただきました。

「自分には時間がない!」と焦って行った遺産分割協議ですが、
個人的には無駄足だったとは思わず、いい人生経験だったと思っています。

人生なるようにしかならないですよ。

きょうはこんなところです。
それでは、また。

#遺産相続

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