池江璃花子選手の白血病報道について

こんばんは。CMBOです。

本日、水泳の池江璃花子選手のtwitterで白血病の診断を受けているという
ツイートがなされました。私は彼女の特別なファンというわけでは無いのですが、
もちろん名前・顔は存じており、ピュアな心を持った好感の持てる女性だな、
という印象でした。

いずれにしても、状況がいい方向に向かう事を心から願っております。
同じ血液疾患の患者として。

ただし、勝手な推測ですが、本人はまだ18歳、この病気についてまだ完全には
受け止め切れていないと思いますし、全貌も把握できていないのでは無いか
と思います。関係者も含めて。

今から骨髄検査を行うようですが、だとすると結果が出るのは1週間ほど先、
現時点では断定的なことは言えないはずです。そしてどのタイプの白血病かに
よって今後の治療内容や今後どのような生活を送れるかは大きく
異なってくると思います。

これから先の文章は私の推測がベースによるものです。

ファンや池江さんに好感を持っていた方々が沢山の応援ツイート・ネット
書き込みを行っています。心温まる書き込みが大半です。
ただし、「頑張って治して復活してメダルを取る姿が見たい」とか「池江さんなら
また華麗な泳ぎを見せてくれるはず」とか「水泳選手としての復活」
コメントに対する書き込みについて違和感を覚えるのは私だけでしょうか?

一言で言うと、もし抗がん治療や骨髄移植等を行った場合「プールに入るという
行為事態が2〜3年はありえないのでは無いか?」と言う事です。
素人の私でもプールは雑菌だらけと言う事は分かりますし、
治療が成功しても免疫力はしばらくは回復しないのです。

私は白血病患者ではありませんが、ほぼ似た血液疾患の患者で、
骨髄異形成症候群と言う病気を患い、なんとか骨髄移植を受けることが出来、
移植後6ヶ月が経ち経過は順調ですが、温泉に入ることの許可は
まだまだ先のようですし、自宅の風呂も毎日一番風呂です(妻と2人暮らし
だからと言うのもありますが)。移植は終わっていても実際の免疫力が完全に
回復するまでは1〜3年はかかり、前の状態には戻らない人も沢山います。

水泳選手といえば、寝る時間以外、起きている時間の大半はプールで過ごしている
印象があります。池江さん本人にはちょっと酷な言い方になってしまうのですが、
症状が悪かった場合、水泳選手として復活するなんていう事は相当厳しい話
では無いのでしょうか?可能性がゼロだと言っているわけではありませんが。

ただ、私は好意的なコメント・書き込みをしている方々に「そんな事言うな!」
と言うような事を言いたいわけではありません。

 

マスコミの方々は、白血病・血液疾患の治療・患者の症状がどんなものか詳しく説明しつつ報道して欲しいのです。

 

そして、応援する一般の人々がある程度のこのような状況を把握できてから、
彼女の心に寄り添える展開にして欲しいのです。彼女にしたら、
もし症状が思わしく無い状態になった場合、「復帰」だの「次の五輪」
だの言われるのは病気との戦いに追い打ちをかけるプレッシャーになり兼ねません。
血液疾患は一旦病名の診察がなされても、別の症状に変化する可能性もあります。

彼女にとって、今一番に考える事は、まずは「生き残る」事です。
モチベーションとして「水泳選手としてカムバックする」と言う気持ちは
持ち続けていいと思いますが。まずは「生き残る」事を目指してください。

抗がん治療は相当に辛いのです。そして辛い状況が長く続くのです。
たとえ骨髄移植を受けられたとしても、それで「良かった良かった。
後はスタミナつけて元気になるだけ」などと言う甘いものではなく、
手術後に大変な試練が待っているのです。

あまり書きたくは無いですが、白血病患者の3年以上の平均中央生存値は
60%前後です。(状況によって数値は変わりますが)確かに医学は急速に
進歩しており、早期の発見という情報もありますのでおそらく治ると僕は
思っています。ただし「若いから治りが早い」という考えは多分間違っています。

まとめますと、この機会に一般の方には少しでも白血病・血液疾患が
どういうものか知って欲しいですし、病人に対しどのような声をかけたら
いいのか考えるきっかけになればと思います。

そしてマスコミの皆様方には、おきまりのお涙頂戴の番組作りをするのではなく、
取材が許されるものにしか出来ない意義ある報道を期待します。

いや。期待せざるを得ない、というのが正直な心境です。

以上です。

#白血病
#池江璃花子
 

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