池江璃花子選手のHP開設について思うこと。

こんにちは、CMBOです。
本日午前11時頃、白血病治療中の水泳選手、池江璃花子さんの
ホームページが開設されました。

仕様はシンプルなものですが、池江選手の手書きの便箋を元にした
ファンへのメッセージ、および家族からのメッセージ、
そしてHP運営サイドからの要望事項が掲載されいます。

正直なところ詳細はほとんど書かれていないので、前回3月16日の
ツイッター発信の時からどうなったのか全く分からないのですが、
とりあえず、極端に深刻な状況に陥っている訳でも内容ですので、
少し安心しました。

内容としては
「治療は順調」「体調が良い時は絵やパズルをやったり映画を見ている。」
「季節が良いので風が気持ちよさそう、雨にあたりたい」
「長期の入院にはなるがやりたい事楽しみな事を前向きに考えていきたい」
「心が折れそうな時もあるが、多くの励ましを頂いているし、同じ病気の
人の気持ちも多少は分かったので負けたくない!」
というような言葉が書かれています。

個人的には「風や雨を感じたい」という部分にとても共感する処がありました。
私も昨年骨髄移植の為7月中旬から2ヶ月程入院し、その内60%くらいの
期間は無菌病棟のフロアから出るのも禁止でした。無菌室を出るのも
シャワーの時くらい、その期間が長く続くと窓から見える景色、道行く人々、
走り行く車や自転車、空を横切る鳥達が、全て別世界で作られたCGのように
見えたものでした。

私のいる部屋は5階にあったので、窓越しに大きなアクションを行なっても
外に人がそれに気づく事は無かったと思うのですが、じっと下界を見つめて
いると、だんだん自分の部屋はそことは繋がっていないのではないかという
錯覚に陥ったものです。当時の大変な猛暑を思えば、外で働いている皆様方は
大変だったと思いますが、正直そう思っていました。

ましてや池江さんはついこの間まで、一流のアスリートとして毎日生きた
空気の中を動き回っていた選手。プールは室内だったかも知れませんが、
ずっと無菌室(推測ですが)にいなければならないと言うのは大変なストレス
だと思います。自筆の文字にはとても力強さを感じました。相当に精神力の強い人なのでしょう。同じ血液疾患の患者としても頑張って欲しいと思っています。

HPには正確な病状、治療内容、今後の予定、自身の肉体的譲許等は一切
書かれてありませんでした。これは仕方ないです。
当然個人情報ですので、何もかも報告する義務はないですし、その事が
どうねじ曲がって解釈されるか分かりませんから。。。。

どの様な報告の仕方をするかどうか、ご本人、家族の方も悩まれたかと
思いますが、何が正解というものでもないでしょう。
とにかくメッセージを発信された事で色々な人々が案したのではないかと
思います。関係者の皆さまがたありがとうございます。

ただし、、、、話の腰を折る様で申し訳ないのですが、水泳選手としての
復活、これを急ぎすぎてもらいたくはないのです。
彼女はまず生き延びる事が大事なのです。
以前このブログにも書きましたが、「水泳選手」という職業。。。。

彼女がどの様な治療を行なっているか分からないので、断定的な事は
言いかねるのですが、抗がん治療→骨髄移植と進んでいくのであれば
寛解したとしても、「雑菌が大量にいるプールに長時間入る」という
行為は多分NGワードの2、3番目にくる様なものだと認識しています。

池江選手が白血病発症をカミングアウトした際、よく引き合いに出されたのが
20歳の時急性リンパ性白血病を患いながらも抗がん治療、骨髄移植移植を経て
3年後には水泳選手に復帰し、7年後には北京オリンピックで金メダルを取った
オランダのマーティン・ファンデルバイデン選手の事。
私的にはこの人は例外中の例外(いったいどの様な過程を経たのかもう少し詳しく
調べてみようと思いますが)、彼女は、辛いでしょうが「国民の期待」というもの
は一旦横に置き、1日でも長く生きる事を目標とすべきだと思います。

「彼女の病気が治らない」と言いたいのではありません。「前向き」「やり甲斐」
という言葉は基本的にはいい意味で使われますが、場合によっては「〜ねばならない」
という過剰な責任感となり、無理をしてしまう事にもなりかねない諸刃の件と
なり兼ねないのです。

話は大きく逸れますが、先日ご退位された上皇陛下が平成21年のご結婚満50年の
会見の際、上皇陛下が皇后陛下に「努力賞」を贈ってあげたいと申されていました。
改めて本当にいいお言葉だな、と思い返しました。
毎日毎日コツコツと生きる事の素晴らしさを案に教えて頂くお言葉です。
人生に勝ち組も負け組も無いのです。金メダルもチャンピオンベルトも。

毎日を自分らしく生きる事こそが何より幸せな事。
もちろん私の書いていることに反論がある方も沢山あるかと思いますが、
努力賞を積み重ねていく事を望みます。

今日はこんなところです。
それでは、また。

#池江璃花子
#白血病

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