野球少年の夢〜〜左打ちのケジメ(2)

こんにちは、CMBOです。少し脱線しましたが、私の中学時代の野球部生活の続きです。

今思い返しても左打ちの練習をしていた中学2年から3年は私の生涯の中でも稀に見る「ガンバリ期」だったと思います。今あの生活を続けろと言われてもとても無理。特に毎木曜日深夜は当時凄くのめり込んでいたビートたけしさんの深夜ラジオのたけしのオールナイトニッポンを生で聞いていました。

ヘロヘロになって布団に入るのが夜12時過ぎなんですが、それから頑張って1時までウトウトして3時までラジオ聞いて、朝6時半には起きて学校に行ってたんですからねぇ。よくもったものです。

そして冬が開け3月になり、ようやく試合形式のシートバッティングが出来る季節になりました。3年の部員は15人で、2年のレギュラークラスの部員も4、5人います。計20人近くがシートバッティングに参加する訳で中々目立つのは至難の技です。実力的にどん尻の私の順番はほぼ最後でしたから尚のことです。

うちの中学のシートバッティングは打席に立って5回振れば後ろで待機している打者に交代。空振り・ファウルも5回に含みます。これを3回繰り返すのです。後ろ待機しているチームメイトは2人。つまり3人1組になって1人15球打つのです。私としては昨年より間違いなく「ボールを飛ばす力」は大幅にupしているのですが、投げられた球にバットを当てる技術はまだ未知数。バッティングセンターで鍛えてはいましたが、自身はありませんでした。

そしていよいよ私の順番が回ってきました。チームで一番下手な選手のバッティングですからチームメイトの注意も散漫。バッティング練習が終わると走って昼食になるので皆の気持ちはそちらに行っていたと思います。ただ私の心境は「ここで自分の野球人生が決まる」そんな予感がしました。客観的に見ればただのシートバッティングでそんなにちからを入れる必要は無いのですが。。。

1球目は、、、、空振り!2球目はファウルチップ!キャッチャーの後ろに力無く落ちました。チームメイトの反応は。。。。特に無しです。ヤジもありません。そして3球目、私の一番好きなコースの真ん中低めが来たので思いっきりバットを振りました。「捕らえた!」思わず叫びたくなるほどの快感!バットは間違いなくボールの芯を捕らえたのです。

打球は正に「弾丸ライナー」という感じで一直線に外野手(ライト)の頭の上を飛んでいきました。そしてライトスタンドの最上段に、、、 と言いたいところですが練習は狭い運動場内でやっていたので、球はライトのすぐ後ろにあった体育館の壁に激しく突き当たってグラウンドに戻ってきました。壁にはボールが勢いを失って当たったのではなく下から突き上げるように勢いを落とさずぶち当たったという感じです。

チームメイトの反応ですが、「何が起こったか分からない」という感じでした。いやおそらく半分は見ていなかった模様です。見ていた人も「マジ!?」という反応で、ナイスバッティング!という定番の掛け声も出ませんでした。下級生達もです。カイジで言えば『ざわ、ざわ、』という感じです。

しかし打撃はまだまだ続行中。ピッチャーが次の球を投げてきました。コースは同じようなところ。私は躊躇なく再びバットを思い切り振りました。再び弾丸ライナー!!打球は更に遠くに飛び体育館の裏に消えて行きました。スタンドのある球場ならスタンドインしたであろう(ホームラン)あたりです。手前味噌の話になりますが、このような直線で飛んでいく打球というのは中学でも県大会レベルの選手の打球なんです。通常の中学生なら上手い選手でも滞空時間の長いフライでスタンドインするものなんです。

例に例えるのは非常に恐縮なんですが、かつて日本のプロ野球のソフトバンクホークスや楽天イーグルスで活躍したウイリー・モー・ペーニャ。彼の打球のイメージなんです(笑)ご記憶の野球ファンも多いかと思いますが、スタンドに突き刺さるようなホームランを連発したあの選手です。

私は来日1年目の宮崎キャンプで彼のバッティング練習を生で見て度肝を抜かれると共に『ホームランというのはこれだ!』とひとりで興奮しておりました。まあ、この例えはあまりに極端かもしれませんが、とにかくスピードが衰えず打球が果てしなく伸びていたのは事実。またその瞬間というのが気持ちいいんですよ!打球を捉えて弾き返す瞬間が!

ゴルフのドライバーショットも会心の当たりは気持ちいいですが、バッティングはその比ではないのです。固定した球を打つのでは無く、投手が思い切り投げた球をそれ以上の力で弾き返した時のその反動ですね。ボールがバットに当たった瞬間バットを強く握りしめていた自身の力がボールに乗り移るんです。そしてフォロースイングをするとボールが遠くに飛んでいく感触が分かるんですな。私に表現力ではこれが精一杯です(笑)

これはある程度素振りをやり込んでおり、バットを自由にコントロール出来るくらいのパワーをつけてないと無理なんですね。ピッチャーの球の力もかなりのものですから。

なんだか随分夢の話から随分脱線してしまったのですが、次回はその後どうなったかまで書かせて下さい。(笑)今回は長くなったのでこんなところです。

それでは、また。

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