③ 築35年の実家売却  大嫌いな実母の引っ越し先を探す心の負担

こんにちは、みやけです。今回は現在進行中で私対処している実母の実家(一軒家)の売却問題についての続きを書いていきます。

まず土地の売却については、現在3業社と商談を行っており買い手もつきそうな状況です。ただし名義がまだ父名義のためは相続等の手続を行わねばならず、司法書士や税理士を見つけ休みの日は不動産会社かその人たちとの打ち合わせの日です。義母の実家売却の件もあったのでここ4か月くらい全くフリーの日というのはなく、常にその関係のスケジュールが入っています。そのあたりの話は別途追々書いていきたいと思います。

ただし、問題は「母の転居先 」についてです。母はもう80歳。認知症の症状は出ていませんが要支援は「1」。耳がかなり遠くなり、足腰も弱っています。そろそろ施設も考えていい年齢だと思うのですが、施設どころかデイサービスさえも通おうとしません。「考えておく」で終わってしまいます。特に介護施設に対する異様なほどの嫌悪感があるようで、その話を出した瞬間耳を貝のように閉じてしまいます。

まあ、確かにこんな話は多いようです。以前の感覚でいえば「介護施設」は「姥捨て山」であり「もう人間扱いはされなくなる」、、、それは極端にしても「あそこに入ったら人生は終わりだ」と考える高齢者は少なくないように思います。でも今現在では色々な環境の施設があり、出入り自由24時間看護師が常駐して体調不良の際は対応してくれるような施設もありますよね。それなりにお金はかかりますが。。。

でも高齢者は知識をアップデートできない場合が多いので、どう説明しようが頑としてその誘いを受け入れようとしない場合が多い。こっちはその方が自身にとって幸せな人生を送れるのではないかと提案しているのに「私を家からたたき出す気か」と反発するのですよ。確かに施設にもピンキリがあると思うのですが、私の妻の側の親戚や知り合いの話を聞いても、デイサービスだけとっても、最初に行く際は凄い抵抗感を示していたが、いざ行ってみると「こんなに面白いとは思わなかった」と楽しみにするようになった、とコロっと考えが変わったという話はよく聞くのです。

では私と同居するのか?共感能力が極端に低く、悪意ない発言で人の心をズタズタに気づけることが常である母と一緒に暮らす気は毛頭ありません。悪意がないから一層始末が悪い。自分が人を傷つける事を言っている自覚がないからです。私だけでなく妻を守らねばなりません。私は40近くになるまでそんな母の人格に気がつきませんでした。「これまで育ててくれた母の性格を疑問視するなんてどんあでもない」という罪悪感と、真実に向き合って自分が傷つくことの怖さから出す。

自身の親が社会的に問題のある人間だと認めることは辛いことです。それは自分自身を否定する事にもつながるからです。でもそれをしっかり認識した瞬間、いままで「なんかへんだなあ。。」と思っていた事の原因が次々に判明してきました。そしてそれを認めたくがないために、なかば八つ当たりとして社会に対して憎しみを持ち、何かあると激怒していた自分に気づき、恥じました。

私は母が嫌いである。

私の母は精神的に未熟である。コミュニケーション能力が極めて低い。

この気持ちを自分の中にセットする事により、自分の中にある複雑な憎しみと怒りの感情が消滅していったように思います。話が大きく逸れましたが、そんな大嫌いな母に対して今の社会の現状を説明しながら、母の気持ちは尊重しつつ、転居先を探していくのは中々心的負担が大きいものです。

母自身は複数の病院にかかっている為、まず探す物件はその近辺であることが第一条件となります。しかし母はエリアを絞り込む際に「ここはいや」「ここは困る」と何度も駄々をこねるのです。母の過去の発言や妻との会話から判断すると。案の定母は近くに住む同年代の知人と人間関係のトラブルを起こしており、それがベースになって特定のエリアに引っ越しするのを避けているのだと推測できました。しかしそんな個人的事情をNG事項に挙げられては探す方としてはたまったものではありません。

そもそもが80歳以上の独身老人を受け入れ可能な物件は相当限られるのです。ネットで不動産物件をチェックした場合、「高齢者歓迎」の項目がある物件は割りとあるのです。しかし、後々になって知ったのですが「高齢者歓迎」であってもそれは基本60~70代を対象にしたものが大半で、80を超えてくると多くの物件がNGになるようです。そりゃ分かります。孤独死のリスクは高まりますし、元気であっても逆に社会のルールになじめなくなり、決まりごとに従わず聞く耳を持たなくなるのも後期高齢者の特徴。。。

結局、色々とヒアリングして分かったことは、各種不動産会社を直接訪ね、事情を話し、協力してくれそうなところに物件探しを依頼する、というものです。ただし「高齢者歓迎」の項目は無視し、こちらの希望になった物件を10~20くらいリストアップし、不動産会社の担当者に1件ずつ「80代女性の入居申請は可能か?」当たってもらう、というものでした。結局許可が下りるかどうかは物件の管理会社・オーナーの考え次第であり、こればっかりは公開資料に明記できるものではないのですね。

そして今、なんとか物件が絞り込めてきて、大詰めに入っています。有利に働いたのは今の一軒家が立っている土地は近年地価が上昇しており、そこそこの金額で売却できそうなことが分かってきたのです。それを不動産会社の土地売却部門がある会社にはちらつかせており、それも大きかったのではないかと思っています。

ただし、私としても精神的・肉体的にかなりきつい状況になってきています。土地売却について、税金や不動産の事について勉強しながら並行しての物件調査。妻が協力して手伝ってくれているからなんとかなっていますが。

しかし母は、私たち二人がここ4か月程度週末の時間の大半を犠牲にしていることを全く理解していないようです。そもそも人生の大半が一軒家暮らしであったために、「大家と借主」という関係が理解できず、逆に「こちらは買ってやっているお客さんの立場」という感覚なのです。以前の私なら「これだけやっているのに労いの言葉もないのか!せめて妻にだけはそう言え!」と激怒していたでしょう。

でも仕方がないのです。人の気持ちが分からない人間なんですから。そういう人は普段はなるだけ距離を取り相手に期待しない事。どうしても関わらなくてはならなくなったときは割り切って心を無にして対応するしかないのですよ。怒ることは自分だけが嫌な思いをするだけで何にも得るものはないのです。

今日はこんなところです。それでは、また。

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