こんにちは、みやけです。
昨年末6年ぶりにチケットを購入した沢田研二さんの福岡サンパレスでのライブまで後20日となりました!

前回の参戦した際は病気で1ヶ月ほど入院しており、退院直後。一時はもう行けないものだと覚悟しました。しかしその後体調が上向きコロナ禍も大方収まり「もう大丈夫だろう」と、なんとかチケットをGETしたところ、母の入院、そして急死。入院が長期に渡ればライブどころではなかったでしょうし、亡くなったのがライブの前後だったらのこのこ出向くことも厳しかったでしょう。
しかし亡くなったのが2月上旬でしたので各種手続きもようやく一段落し、引っ越す為たまたま荷物の大半は整理・処分していたので現時点母の残った遺品は段ボール1ケースに収まってしまうほど片づけられました。母には申し訳ないですが、実家売却・取り壊しの為半年間自分の時間を犠牲にして取り組んだことを雲の上のご先祖様が、この件についてはなんの後ろめたさも覚えず参加できるよう取り計らってくれた気がします。
すでにライブ用の帽子、上着も購入!そして6年ぶりに髪も染めましたw。私は30代後半から白髪が目立っていたのでカラーはずっと続けていたのですが、病気での抗ガン治療により髪の毛が全部抜けてしまいました。「年齢的にもう生えてこないかも?」と覚悟していたのですが、なんとか少しずつ生えてきてくれました。しかしやはり白髪が生えてくる比率が高かったのですが、せっかく頑張って生えてきてくれたのにその上から色付けするのは申し訳ないな、と思いカラーをする気にはならなかったのですw
しかしこのところの心労で白髪の量も大幅に増えてしまったので、この機会に再び染める事を決意したのであります!これでもう準備万端!コロナも収束加減でいきなり感染者がでて延期、、、なんてことも多分ないだろう、と勝手に楽観視しています。まあ、私の人生、たまにはいいことがあってもいいでしょうw

セットリスト、、、歌うであろう曲についても情報は入手しており、私の好きな曲ばかり!とにかくモチベーションが高まるばかりのライブなのですが、できれば2曲追加していただけないかな~と思った曲がふたつあるのです。今回はその話です。まあ、といっても以前に”妄想セットリスト”なる企画を立て事がありましたが。。。
まずひとつめは。。。
ヤマトより愛をこめて
1978年8月1日リリースのシングル曲。作詞 阿久悠・作曲 大野克夫 オリコン最高位 4位
ご存じの方が多いかと思いますが、これは映画化された「宇宙戦艦ヤマト」の主題歌。そしてその作者である松本零士さんが先日亡くなられました。福岡が生んだ偉大な漫画家です。なぜか訃報では「銀河鉄道999」ばかり取り上げられていて少し違和感がありました。私としては「ヤマト」の方が断然好きであり、思い入れの強さとしてはこちらである人の方が多いのではないでしょうか?「戦艦」をテーマとするのが報道する側としてはあまりよろしくないのかもしれませんが。。。。
ジュリーは身近な方、加瀬邦彦さんやショーケン、安井かずみさんが亡くなられた時はその方々に向けての鎮魂歌となるような歌をライブの選曲に盛り込んできました。忌野清志郎さんが亡くなられた時にも急遽「KI.MA.GU.RE」を歌ってくれました。ジュリーと松本先生に親交があったとは考えにくいのですが、アニメもこの歌も大好きな私としてはなんとかこの曲を入れてもらえないかな?と思う訳です。
上の動画は1991年のジュリーマニアの最終曲で歌われた歌ですが、非常にジュリーの美しい高音の歌声と、」なんだか切ないピアノの音色がマッチした素晴らしい仕上がりだと思うのです。ジュリー自身もおそらくこの歌を気にいっており、ライブで歌唱される確率がとても高いですね。しかし、その逆にシングル曲でありながら、テレビで歌われた回数が非常に少なく、現像する動画も僅かしかない、というジュリーの楽曲としては非常にレアな存在なのです。

この曲は発表直前まで情報が流されず、いわばサプライズ的にリリースされた曲でした。当時はまだアニメが今とは比べられないくらい世間的な認知度が低く、あくまで「子供が見るもの」でした。アニメの主題歌を現役のトップ中トップの歌手が歌うというのは非常に驚きでもあったのです。そしてそれは当然ながら映画の公開に合わせてのものだったので、前曲「ダーリング」のリリースから2か月10日しか経っていない状況での発売だったと思うのです。
当時のファンならご記憶かと思いますが、基本ジュリーのシングル曲は4か月間隔で年3回リリース。1月・5月そしてレコード大賞を意識して9月、というのがパターンでした。「ダーリング」も私は好きな曲だったのですが、「ヤマト」がリリースされたのはまだダーリングがそこそこヒットしている最中。「ヤマト」に押し出される感じで早めにチャートから消えていったのは少し悲しかったですね。
そして次のシングル”「LOVE」抱きしめたい”はおそらく予定通り9月10日にリリースされたため、「ヤマト」がシングル曲として歌われていたのは約1か月強。なので動画があまり残っていないはずです。
そしてこれはあくまで私の個人的な考えなのですが、「LOVE」はいわば”不倫”をテーマにした曲。こんな歌をサラッと歌いこなせるのはジュリーしかいないのも事実だと思いますが、「ヤマト」は”愛”という壮大なテーマを歌った曲。両曲ともメロディ自体は似たようなバラードでしたので、無理に連続で続けず、「ヤマト」をこの年の後半の勝負曲としてもう少し引っ張ればよかったのではないか?当時これは子供ながらにそう思っていました。
この年の紅白の”トリ”はジュリーと山口百恵さんが務められましたが、それはそれで嬉しかったのですが、ジュリーの楽曲が「LOVE]であったのが子供心にも違和感があったのですよね~、、、「LOVE]が好きな人にも申し訳ないですが。。。。話を変えますと「ヤマト」の動画ではこちらも私の好きな分です。
これは2004年に開催されたCROQUEMADAME&HOTCAKESツアーでの動画です。この前の曲「夢の日常」(これもまた名曲!)でジュリーは感極まって涙してしまい、その余韻が残ったままで、少し照れ隠しでボケながらもそのままヤマトへ歌う流れとなり、非常に心に訴えるシーンです。そしてこの時のバンドはピアノ無の編成だったため、出だしの独特のピアノの入りは、柴山和彦さんと下山淳さんのギターにて音が出されておりこれがまた良い! このヤマトも好きなのですよ!
そして、もう1曲なんとか歌ってくれないかな~と念じている曲があるのです。
単純(シンプル)な永遠
1990年6月20日リリース。アルバム収録曲。作詞 サエキけんぞう・作曲 吉田健
ジュリーはこの曲をかなり気に入られているようであり、シングルでリリースする希望もあったとの事。でも「この歌は若い人には分かりませんよ」とスタッフから反対されたとか。。。(←wikiより)確かにジュリーマニアでもアンコール前の曲として歌われましたし、ジュリー祭りでも披露されました。ジュリーの歌い方を見てもとても丁寧に歌っているという印象があります。
私の印象としても聴くと非常に心地よい気分になります。肩の力を抜きリックスして自分のペースで日常を送ればそれでいい、メロディはそんな印象なのです。しかしですね、歌詞が難解!いや、何となく雰囲気は分かるのですよ!今書いたようなザックリとした捉え方なら。。。でも改めて歌詞を見返すとこの曲は深い部分で何を訴えようとしているのか?そしてジュリーはどこの部分が気に入っているのか?私の読解力ではなかなか紐解けんのです!
このブログを書きだしてから、ジュリーの曲で真意を汲み取るのが難解な曲について改めて検証する事に取り組んできましたが、この曲は真意が中々分からない!「心地よさ」だけではなくかなり深い部分でのメッセージがあると思うのですが。。
夜が去った2人の空。青い色に飾りなんかない。夢が消えて朝が残る。日差しからは無言のエネルギーだけ。
信じる事は崩れてしまうけど。ゼロの空気は透明。何故かまぶしい。
君にALL WANT ITS YOU 素敵なヒントさ。単なる永遠、信じておくれよ。ALL WANT ITS YOU それでOK。
星が消えて風が騒ぐ。物語はもう誰も覚えていないさ。嘘が白くかすんでゆく。失う事慣れすぎてる瞳に。
欲張ることで傷つけすぎたね。今渡せるのは小さなプレゼントだけど。
それはALL WANT ITS YOU 素敵な相槌。確かな情熱受け止めておくれ。ALL WANT ITS YOU そしたらOK。
予測してなかった、宝石の時間。シンプルだけどまんざらじゃないメロディー。
それはALL WANT ITS YOU 素敵な相槌。確かな情熱受け止めておくれ。ALL WANT ITS YOU そしたらOK。
自分なりに考えに考えた挙句出した結論は今の通りです。
設定としては男女間にしてますが、実はジュリー自身がファンに対するメッセージを投げかけたもの。リアルな心情なので、そこはストレートな表現にならない様あえて男女間の設定にした(←灰とダイヤモンドと同じ手法)その真意としては「これまでは”1等賞”を目指して歌ってきた。しかしそうしていくうちに自分が本当にやりたいことが分かってきた。今までとはかなりイメージが変わってきてしまうけど、理解してくれないか?そしてついてきてくれないか?」あくまで私の一方的見解ですがそのように思ったのです。

離婚問題、独立問題を経るうちにヒットチャートの実績が奮わなくなりました。ジュリー自身試行錯誤を繰り返してきましたが中々”結果”が出ませんでした。前作のアルバム「彼は眠れない」は起死回生を願って万全の態勢で発表したものでしたが、関係者の評価は高かったものの、世間的な評価は得られませんでした。ただこれでジュリーは投げやりになってしまった、という訳ではなく「自分自身の気持ちに区切りをつける事ができた」と私は考えるのです。
このアルバムには、現状を自虐的に?嘆いた感がある「この僕が消える時」も収録されています。またこの時期あたりから、シングル曲をリリースする際ずっと続けてきた「その曲専用の衣装」もややあいまいになってきた感があります。テレビに出演する頻度が減ったのですから当然と言えば当然なのでしょうが。。。このアルバムには「a・b・c…..i love you」「PLANET」「プライド」「ジェラシーが濡れてゆく」といった名曲が多く含まれています。このアルバムの全体的イメージとしては意識が「外」から「内」に向けられるようになった、そんな気がするのですよ。
私自身は「80年代のジュリー」より「90年代ジュリー」の方が素晴らしい曲の頻度が多い気がします。その分岐点となったのがこのアルバムであり、その象徴ともいえる曲の「単純な永遠」そう思っています!、、、と断言したいのですが、「単純な永遠」も「この僕が消える時」もジュリー自身の作詞ではないのですね、、、これが悩ましいところですw
とまあ、これが私が感じたことなのです。もしかするとどこかで真実はとっくの昔に語られているのかも分からんのですが、少なくとも私はこれ以上の情報は知らないですね。とにかくこの事に思いあたった後、この曲をライブで聞いていないので、もう一度じっくり耳にしながら考えたい!そう思う訳ですよw
今日はこんなところです。それではまた。
#沢田研二
#ヤマトより愛をこめて