こんばんは、みやけです。
今回は人気?企画!プロレス妄想シリーズの第3弾。
題して
『全日本プロレス 1983年12月某日ファン感謝デー』!
これで妄想マッチメイクを行ってみたいと思います。贔屓の全日本プロレスなので力が入ります(笑
まず昭和の全日本プロレスファンの皆さんにお聞きしたいのですが、所属選手が一番充実していたのは一体どの頃だとお感じでしょうか?
秋山選手あたりが入ってきた平成以降を除外すると、
昭和63年あたりが妥当かも知れません。決起軍や輪島・テンタもいますし人数的には
かなりの充実ぶりです。
しかし馬場をはじめ、木村・大熊・永源・寺西・百田と言った全盛時をかなり経過したレスラーの比率が多すぎる気がするのです。
充実という言葉を使うのにはちょっと躊躇してしまいます。
私が思うのは1984年の新春ジャイアントシリーズが始まる直前。
この時期が最高!と思っています。
ちなみに当時の所属選手を列記しますと。。。
ジャイアント馬場・ジャンボ鶴田・天龍源一郎・ザグレートカブキ・阿修羅原
マイティ井上・石川敬士・佐藤昭雄・グレート小鹿・大熊元司・渕正信
ロッキー羽田・ウルトラセブン・越中詩郎・三沢光晴・百田光雄・百田義浩
菅原伸義・ターザン後藤・冬木弘道・川田利明の21人が固定メンバー。
更に欠場中の大仁田厚・海外遠征中のプリンストンガ・桜田一男・伊藤正男。そして
最強タッグ中に帰国したマジックドラゴンを加えると26人となります。
80年頃は12〜3人で回していたのですから国際勢の吸収が有ったとはいえ
随分増えたものです。ちなみに83年最強タッグ中の怪我による長期欠場者は
いませんでした。
それで、ようやく本題に入るわけですが、これだけ充実したメンバーなのだから
超世代軍時代に頻繁に行っていた「ファン感謝デー」的な興行を行なった場合の
マッチメイクを妄想してみようという訳です。
そして、やるとしたら上記の時期。
83年最強タッグ蔵前最終戦が終わった直後がベスト!と思う訳です。
もちろん70年代にもそのような企画はありましたが、基本的にマスカラス兄弟を
中心とした花相撲的な興行でした。
むしろこの時期に平成期のファン感謝デーのように、秋山のデビュー
となった小橋戦のような思い切ったマッチメイクができないかというものです。
この時期のマッチメイカーは佐藤昭雄であり、
海外遠征前の越中・三沢組がアジアタッグに挑戦したり、
唐突に天龍・石川対原・井上組のノンタイトル戦
というかなり思い切ったマッチメイクで評判を呼びましたが、当時は希だった
日本人のみの興行を行い、夢のマッチメイクを行ってみようというものです。
参加メンバーは上記固定の21人に加え、ドラゴン、次期シリーズから継続参戦する
マッハ隼人、最強タッグと新春Gシリーズに連続参戦する上田馬之助と鶴見五郎も
当然日本に滞在しているはずですから?参加して貰いましょう!
更には会津大会限定参戦レスラーの米村天心。忘年会シーズンで忙しいかとは
思いますが、ジャイアントシリーズのプロモートを行いPWF戦とNWA戦の同時開催
で荒稼ぎ?したはずですので、その見返りに参戦して貰いましょう!
さあ!それでは進めて参りましょう!
第一試合
百田光雄・川田利明組 対 百田義浩・ターザン後藤組
実の所、この企画のマッチメイクの中で最も“あり得ない”
組み合わせという気もします。
百田コンビの兄弟対決は結局実現せずに終わりました。
全日本の掟としてパートナー同士は戦わない、という決まりが
あるようですし、この兄弟は同年のルーテーズ杯争奪戦にエントリー
されながらも対戦をキャンセルしています。
その代表格である極道コンビも全く対戦しなかった訳でも無いのですが、
やはり馬場の考えとして「選手がやりにくさを感じる組み合わせは極力避けたい」
という思いが強いのかな?と思います。
しかしここは“滅多に見れないカードを提供する”という強い思いで
マッチメーカーの佐藤氏に馬場を説得してもらいましょう。
正直、この兄弟対決で何か新しい抗争が発生する可能性は無いと思うのですが、
レスラー転向したものの全く大舞台がないままフェイドアウトしてしまった
今は亡き義浩氏には何かこう燃える舞台を提供してあげたいなと思うのです。
やはりそれは兄弟対決では無いかと。
後藤と川田はややテーマ無き戦いになってしまうのですが、ここは成長著しい川田の奮闘に期待します。
この時期は先輩の三沢と変わらぬくらい身体が大きくなっていましたから。。。
結果は義浩氏決死のプランチャーが炸裂しリングアウト勝ちか?
第二試合
鶴見五郎・マッハ隼人・米村天心組 対 ウルトラセブン・菅原伸義・冬木弘道
無理やり実現した国際OBの6人タッグ!
よくよく考えればセブンはこの時点では国籍不明の宇宙人なのですが、
細かい事はいいでしょうw
この他にも原と井上が控えている訳ですから、如何にこの時期国際の選手が全日本に集結していたか?という事になりますね。
一応ベビーフェイス軍対ヒール軍の戦いという事で設定しました。
「マッハがヒール」と思われるかもしれませんが、この選手は海外ではヒールでの経験も豊富ですので無難にこなす筈です。
このメンバーでは鶴見が実力的に頭ひとつ抜けていると思いますが、
この試合が全日本初登場となるマッハの奮闘に期待!
この頃から「フギャー」と叫びながらスピンキックを披露する等若干動きに好きが出来始めた?理不尽大王を丸め込んで欲しいものです。
第三試合
ロッキー羽田 対 上田馬之助
「態々特別興行に呼んでおいて相手がロッキーかよ!」
と毒突く馬之助の表情が目に浮かびますが、ここは
彼の真価を発揮して欲しいものです。
正直全日本時代の馬之助は精彩を欠いていたと思います。
新日本時代は山本小鉄や木戸といったトップクラスの相手にはキッチリピンフォールで勝っていた馬之助ですが、
全日本移籍後は石川・井上・小鹿といった中堅相手にも両リン・反則負けを繰り返しまったくピンフォール勝ちがないのです。
それは完全に凋落傾向にあった羽田にも同様。反則負けを繰り返しており、「勝ちもしないが負けもしない」という安易な状態を繰り返していました。
これは2度もインタータッグのベルトを巻いたレスラーとしてはイカンですね。
キッチリパイルドライバーからのピンフォール勝ちで余裕の勝利を見せて貰いたいものです。
方や羽田ですが、この頃は頻繁に内臓疾患での欠場を繰り返し、この一年はテレビへの登場もありませんでした。
この時点ではまだ30代半ばで若いのですから、新鮮味は無いカードとは言え
奮起して欲しいものです。彼の試合運びは決して悪くないですから。。。
くれぐれもスナック「チャンピオン」でグデングデンになって
朝を迎えぬよう監視しておく必要がありますな。
第四試合
マイテイ井上 対 佐藤昭雄
組み合わせの根拠は後述します。
中々興味深いテクニシャン対決ですが、私の印象としては佐藤は日プロ出身らしい荒っぽい攻撃も様になっておりテクニックだけの選手では無いと思っています。
方や井上選手は“テクニシャン”というひと言では片付け難い日本レスラー史上屈指の引き出しの多い選手。
対戦経験の多い2人が最大限プロレスの面白さを表現してもらいたいと思います。
最後は井上のオースイスープレックスが炸裂するか?!
第五試合
凱旋試合 マジックドラゴン 対 渕正信
翌年新春ジャイアントシリーズで凱旋試合を行う薗田選手ですが、相手が海外遠征前の越中選手であったのは少しかわいそうでした。
やはりそれなりに実績のある選手と当てて
あげるべくだったと思います。
この興行は日本人選手興行の為、ここにピッタリハマる外国人選手がいない訳ですが、戦う必然性がある相手と言ったら同期の渕選手でしょう!
この夏凱旋しチャボと対等の戦いを見せましたが
その後はライバルに恵まれないこともありやや低迷、マスコミの評価も下落気味だったと記憶しています。
帰国後は意外と絡むことがなかった2人ですが、剛のドラゴンと
柔の渕とならいい試合になるのは必須だと思います。
実力拮抗の2人なだけにドラゴンのリングアウト勝ちという
ところでしょうか。。。。
第六試合
ジャイアント馬場 ザ・グレート・カブキ組 対 グレート小鹿 大熊元司
雑なマッチメークに思えるかも知れませんが、いやいや、
私的にはかなり興味深いマッチメイクなのです。
全日本の助さん格さん的な存在と見られていた極道コンビですが、
近年のプロレス本を見ると小鹿だけでなく、大熊も
馬場に対してはひと言では言いあらわせない複雑な感情を持っていた模様です。
そして日テレの意向により?この半年近くはテレビ登場も無し。
コンデション的にはまだまだそれ程衰えが進行していたわけでは無い2人にとってはこの時期かなり鬱憤が溜まっていたのでは無いかと思います。
そして意外に極道と馬場の絡みは少ないのです。
もちろんシングルでの絡みは年1回のチャンカンであるものの、
極道としてタッグで激突したのは後にも先にも81年最強タッグの
1回だけのはずなのです。
この辺り力を持て余し気味の極道が馬場にどこまで牙を向くのか?
そしてこの年大ブレイクしたものの、心情的には極道寄りのカブキがどのような動きを見せるのか?
そしてもっと言えば、自身もまた松根体制により肩身が狭くなり
つつあった馬場がどんな反撃を見せるのか?
意外と見どころが大いに一線では無いかと思うのです。
でもまあ、馬場組の勝利は間違いないでしょうね。
下半期は若干連発傾向でしたが、後楽園では久々となるランニングネックブリーカーを炸裂させて貰いたいものです。
メインエベント 第七試合
ジャンボ鶴田 石川敬士 三沢光晴組 対 天龍源一郎 阿修羅・原 越中詩郎
正に禁断のマッチメイク!
超世代軍時代はこのような大抜擢マッチメイクは頻繁に行われていたと思いますが、この時期は完全にNGだと思います。
海外遠征前の越中三沢をメインに抜擢するなんぞ。。。
正直な話、最初に考えたマッチメイクは
鶴田・石川・佐藤組 対 天龍・原・井上
というものでした。
この組み合わせだと相当にレベルの高い試合が展開されるのは間違いないと思います。正調の全日本スタイルに程よく国際スタイルがミックス
された名勝負になり得るはず!
これだと馬場もNGを出さないでしょう。私も見たい!
三沢選手の試合は翌年新春ジャイアントシリーズの映像を数試合見ることができます。それを見ると技のキレ・正確さはプロレス入2年半とは思えんし天才的なものを感じるのですが、同時に猪木が持つような感情の出した試合運びという点では
まだまだメインに出るレベルでは無いなと感じます。
しかし、今更言うまでも無いですが、後年大ブレイクする三沢だからこそ、このとき龍源砲と絡む事によりとてつもないプロレス開眼をするのでは?と思ってしまうのです。
逆に越中については、この時点ではメインに出場するレベルにまで十分達していると思います。遂に絡む事はなかったジャンボへの対戦は非常に興味があります。
そして鶴竜対決もこの後3年半封印される訳で、この時点での
双方の成長具合も是非見てみたいところですね!
この実現は馬場社長の判断次第ですが、
やってくれるでしょう!
と、妄想はこんなところです。
如何でしたでしょうか?
85年以降は日本人対決は頻繁に行われるようになりましたので
ちょっとプレミア感が下がります。
やはりタイミングとしてはここですね!
私の妄想にまたまたお付き合い頂きありがとうございました。
それでは、また。
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