リモート診察からの定期検診

こんにちは、みやけです。

そう言えばこのブログも最近は企画ものばかりになってしまっている感もありますね。別に自身が癌サバイバーという事を忘れている訳ではないのですが、症状は比較的安定していることと、外出して人に会うことが以前にも増してめっぽう減った為新しい情報が入り辛く昔の話ばかりになってしまうのですよ。

本来今年は色々な所に出かけて行って、がん治療関係にせよ、メンタル関連にせよ、趣味のことにせよアグレッシブな1年にするつもりだったのですが、コロナ禍のせいでほとんど実現できていないのでござんすね。

と言っても沢田研二さんや昭和プロレスの話は別にやむなく書いている訳ではなく、元々昔から妄想していた事を改めて文字起こししているだけなのでネタはまだまだ無限にあるのです。これからもどんどん書いていくつもりですw

さて今日は1ヶ月ぶりの定期検診。血液問題に関する自覚刻症状は特になかったのですが、twitterでもあげましたように先週木曜、仕事中に過失で自身の頭頂部を会社のシャッターに強く打ち付けていたのです。

ただしかし、シャッターが急に倒れてきたとかそういう訳ではなく、半開きになったシャッター(ちょうど顎の位置くらいまで降りていた)を潜ろうと少し屈んで通り抜けようとしたのですが、作業が続いて疲れていたためか頭をあげるタイミングが早すぎシャッターを頭突きのように突き上げる形で押し上げてしまったのです。。。

若い頃ならばこんな愚かなミスもしなかったのですが、すっかり運動神経が鈍ってしまったものだと情けない気持ちでした。外傷的には大したことはなく下の写真のように頭頂部にタンコブが出来て少し腫れている程度。

痛みも日に日に和らいできて降り「耐えきれない」というほどでもないのですが、それなりにズキズキして降り、場所が場所なだけにやはり気になります。念のため定期検診前日の月曜に担当医に電話して状況を説明し、脳神経外科等専門医のところに行ってレントゲン等撮ってもらった方がいいか聞いてみました。

それに対して担当医の回答は『ん〜〜、、、声聞く限り元気そうだから大丈夫じゃないですか?!まあ、明日診て見ますよ!」とまさかのリモート診断。。。そうお気楽に言われちゃあレントゲンとかCTとか言い出しにくいのですが。。。

そしていよいよ受信当日。私は常に火曜日に受信して降り、他に待たれている患者の方々も、声を交わすことはないのですが、「いつも見る顔」の方が多くなっていました。その中に大柄でTシャツ短パンのラフな格好の30歳くらいの初見の男性の姿が。。。何だか落ち着きなく携帯を見つつも急に立ち上がってどこかへ行ったり、すぐ戻ってきたり落ち着きがありません。

恐らく、最初の段階の受信なのでは?そんな気がしました。不安でしょうねえ、、、血液内科の受診って。。。私は「骨髄異形成症候群の疑い」と診断されてショックを受けるどころか「はあ?」という感じで全くピンと来なかったのを思い出します。

さて、肝心の自身の血液検査の結果はこんな感じです。

血液の数値は相変わらず順調。常に血小板の数値だけが落ち込むのですが、今回は12.6万まで回復しており基準値まであと少しの所に近ずいてきました。この一年基準値の3倍以上の数値まで悪化した肝機能数値もようやく基準値内に近いところまで治ってきましたので、全体的に見れば移植後最高の数値といってもいいのではないかと思います。

しかしまだまだ免疫抑制剤服用は継続(毎日計0.4mg服用)。免疫力が健常者より大きく劣るがんサバイバーには変わりはないのです。これまでと変わらず我慢の生活は続きます。

精算を終え、駐車場に停めていた車に乗り込み病院の敷地内から出ようとすると、駐車場の入り口のちょっと土がこんもりした小山のような場所に駆け上り、スマホを手に誰かと喋っている先ほど血液内科で見た大柄な若者の姿が。。。。

そもそもが入ってはいけない場所ですし、その顔はこわばっているようにも見えます。「予想外の診察結果が出たのだろうか・・・?」とどうしても思ってしまいますね。

そしてその男性の視線の先を見ると、病院に向かって歩いてくる20台半ばくらいの女性の姿が。。。。まだ1歳くらいの赤ちゃんを抱っこしています。大柄男性の方に向かい歩いており手を降っていました。多分ご夫婦なんでしょう。

恐らく病院のすぐ近くにお住まいだったのかもしれません。あくまで私の勝手な思い込みですが、旦那が想定外の診断受け動揺しているようなので、赤ちゃんをしょって病院まで駆けつけたのではないでしょうか。。。。

まだまだこれからという年齢で血液内科のお世話になるというのは本当に辛いことだと思います。がん患者の会等で聞くAYA世代の言葉は本当に痛いほど胸に刺さりますし、私自身が入院中も若い世代の姿を見ると、自分も切羽詰まった入院患者なのに「いい将来があればいいな」と思わずにはいられませんでした。

彼らが実際はどんな状況なのかは知る由もないですが、なんとか乗り越えてもらいたいですね。

このブログを書いている最中、タレントの岸部四郎さんの訃報を聞きました。病に倒れられたのはもうかなり前ですが、随分頑張られたんだなという思いがあります。武道館でのザ・タイガース復活コンサートで皆に囲まれて1曲歌ったのが最後の晴れ姿になりましたね。

紹介される際「1曲と言わず2曲」とヨロヨロしながらもボケて見せたのがシローさんのキャラクターそのままでした。「ジュリーのおかげてこんな舞台に立たせてもらえた」という言葉が改めて胸に沁みます。

岸部四郎さんのご冥福をお祈りします。

今日はこんな所です。それでは、また。

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