こんにちは、みやけです。今回は元SMAPのリーダー、中居正広さんの事に絡めて「自分さえ我慢すれば」と考えがちの人についてメンタルについて書いてみたいと思います。

中居君はテレビ朝日「NEWSな会」にてMCを務めていますが、10月1日と10月8日の放送を2週連続で休んでおり、その理由は「体調不良」とだけ発表されており、詳しいことは分かっていません。自身のファンクラブのHPでも詳細は報告されていません。本日10月15日の放送で復帰されましたが「ビンビンのボーボーです」とか言っちゃってギャグにしてしまっているし、詳しい病名も述べないし、、、まあ述べなきゃならない必要はないのですが、「これまでの手法で乗り切るんだな~」と気にせずにはいられないんですよね。
なぜ急にこのブログで中居君の事を書こうとするのか?彼の事を話題に出したのは過去3~4回くらいだと思います。でも私はかれこれ15年くらいず~っと中居君について好感を持ちながら見守り続けてきたのです。何故か、単純に言えば私の妻がSMAPファンであり、中居君のファンだったからです。もちろんそのずっと前から中居君がSMAPのリーダーであることは認識していましたし、私もかつてはジャイアンツファンだったという事もあり好意的な印象を持っていました。
でもその当時の印象としては「無駄に明るいヤンキー崩れのプロ野球オタク」といった当時の世間が描いている中居正広像そのままでした。しかし妻の口から中居君の生い立ちやSMAP結成後の彼の行動を聞いていると非常に別の興味を持ち、なんて闇を抱えた人物なんだ!と思うようになりました。

中居君の子供の頃の”極貧生活”については笑うに笑えないレベルの話で、当人も番組でたまにネタっぽく語っています。その事は彼の人格形成に大きく影響を及ぼしたと思うのですが、かなり引っかかるのが「母親がどうしても女の子が欲しかったため、幼稚園に入るまでは”女の子”として育てられ女子用の服を着せられていた」という点です。
中居君の実母はまだ彼が幼い頃に中居君の父と離婚し、まだご健在なはずでここで話に出すのは申し訳ないのですが、このやり方が後年成長していくうえで悪い影響を及ぼさないわけがない!このような行為をする親はたまに見かけます。それほどまでに女の子が欲しかったのでしょうが、結果が出てもそれを無理やり捻じ曲げようとするなんて。。。子供は絶対に「自分は望まれていない、価値がない人間だ」と思うようになり、自己卑下の道をまっしぐらですよ!

子供は6歳までの人格形成機に「自分は愛されている」と体感するからこそ伸び伸びと育つのです。でも心理的・肉体的虐待、そして無関心の親の対応は一見普通に育っていても根っこの部分で「私なんかどうせ、、、」と常日頃から信じ込み心から笑う事の出来ない子供、そして大人へとなってしまうものなのです。
中居君をある程度客観的に10年以上見続けてきた私からしてみれば、彼は正にそのタイプの人であり、多数の人との間でトラブルが起こった場合、「自分が我慢すれば」「自分がしょい込めば」と発想して問題をおさめようとするタイプだなあとつくづく思うのです。 SMAP解散の時も他の4人は流石に言葉では表現できなかったものの、行動で自分の意思を表明しましたが、中居君は「誰も傷つけたくない」と思うあまり、「自分はこういう考えなんだ!」という事を表明出来なかった、、、独立されたのはずいぶん月日が経ってからです。
仕事の上でも、番組スタッフや共演者に対しての豪華な差し入れ、コロナウイルスに感染して自宅療養を行う知人たちへの差し入れ等、周囲への気配りのエピソードは数知れないのですが、その逆自身のプライベートはネタ的に語ることはあっても、実際に交流するかどうかは徹底的にガードしている感があります。

あくまで私の推測なのですが、中居君は末っ子として生まれたのだから、本来誰かに甘えたいのが本質なのではないかと思います。幼少期、承認欲求が満たされなかったのならなおさらの事。でもSMAPにリーダーに任命され、周囲が彼を頼って寄ってくると、無碍に扱うことは出来なかった。「自分に価値がない」的思想の人は窮地に陥っても周囲の目線を意識してしまいがち。実際は周りの人はそれほど気にしていないのに。。。
芸能人として先輩である松本人志さんやヒロミさんらと飲みにいったりゴルフをする際は実に生き生きとして「下っ端」の役割を引き受けているという話です。中居君が自分自身自覚があるかどうかはわからないのですが、本来リーダー的立場に祭り上げられることは負担をより以上に背負ってしまっているのではないかと思います。年上の人と絡んでいるときの中居君はうれしそうですもん。円広志さんとか、、、、w

今は亡きドリフターズのリーダー、いかりや長介さんが書いた自伝「だめだこりゃ」には以下のような下りがあります。普段はリーダーとして全責任を背負って仕事に取り組んでいるが、年に一回特番で植木等さんと一緒に仕事をすると、責任を植木さんが自ら背負ってくれるので、その時だけは心が躍り楽に仕事ができた、というものです。
『植木等さんは四つ年上だ、実生活でも仕事面でも兄貴分を持たず、いつもリーダー的役割をさせられてきた私にとって、植木さんは初めて出会った頼れる兄貴分であった。別に同性愛者ではないが、植木さんと会える日はこころがウキウキした。』
『正月のテレビのかくし芸大会で一緒にタンゴ・バンドかなにかをやることになった。植木さんがリーダーシップを取ってくれて「こりゃ難しいぞ。プロが10年かけて覚えるものをこんあ10日やそこらでは無理だ。まして人を感動させるなって500年くらいかかるぜ。よし、ちょっと言ってくる」で、交渉してきてくれて。「ずいぶん楽な楽譜になったから。悪いけど俺は一番簡単なパートをやる。そのかわり、俺が全体のムードを受け持つからさ。俺が笑いながらやってるから、長さん達は楽器に専念してくれ。」ああ、この人に寄りかかっておけば大丈夫という安心感があった。植木さんからいれば、自分がリーダーシップなんか取らずに済むんだ、という甘えた気持ちになった。

私も若干はリーダー・責任者的立場は経験してきたことはありますが、長さんのこの言葉は実に心に刺さりますね。リーダーって孤独なんですよ。長男のいかりやさんでさえそうなんですから本来承認欲求が解消されていない(と思われる)中居君にとっては相当負担なものではなかったかと思うのです。
中居君は深夜のラジオ番組のDJもされています。地上波のテレビ番組は仮面をかぶった中居君の姿であり、このラジオは唯一中居君が本音に近い心境を語っている番組です。SMAP解散の際、番組の最後に中居君が4人のメンバーの名前を絶叫し「バイバイーーー!」叫んだのは印象的でした。そんな番組でも彼が2015年に喉の腫瘍を摘出する手術を行ったことは長らく話しませんでした。それ以降も体調が悪そうだなあ、という雰囲気は随所に感じられます。
SMAP時代は慎吾ちゃんを「大食いキャラ」のレッテルを貼りイジっていましたが、中居君自身のほうが更なる大食いであることはファンの間ではばれちゃっています。更に自宅での飲酒、、、、彼は「薬で散らして、、、」なんていう表演をして、極力最短で仕事に戻ってこようとばかりしますが、もう年齢も50を過ぎましたし、無理が聞く年齢でもないんです。いや、そうとう疲労が築盛していると思わざるを得ない。

しかしもう中居君はリーダーではない。個人事務所の社長なので、その負担は大変かも知れませんが、自分に優しくしてあげられる人は自分以外にいないのは事実!「人に迷惑を掛けたくない」が信条の中居君ですが、他人への「迷惑」よりも、近しい人間への「心配」を優先すべきですよ!
何も発表されていないのに勝手に中居君を重病人に仕立て上げてブログを書いちゃいましたが、今回のお休みの原因が全く見当違いであったとしても、私の見解には変わりはないです。「自分さえ我慢すれば」的思考か脱却してほしいものです。他にもこの思考の方も多いですから。。。
今日はこんなところです。それでは、また。
#中居正広
