さてメイン開始。
藤波選手は還暦越えとは思えぬ張りのある肉体。若干腰が痛そうでしたが、バリバリの現役時代を彷彿とさせる溌剌としたファイトを見せてくれました。左はKING選手。
谷津選手は身体がちょっと小さくなり体調が心配されましたが、それを感じさせないファイト!往年のフィニッシュホールドのパワースラムを繰り出すと場内大歓声です。写真は撮れなかったのですが、ヒロ斉藤選手も太々しいヒールファイトは健在でした。
しかし、このイベントの主役はサガン虎選手。超大物3人の中で自分を目立たせることはかなりのプレッシャーだったと思いますが、正確な空中殺法・基本に忠実な動きをしかり見せてくれ鍛えられた選手だな=と感心しました。やもすれば大物ゲストに囲まれて印象が一番薄くなってしまいがちですが、自己主張のある堂々としたファイトでした。
試合は藤波選手の必殺技ドラゴンスクリューで次々に襲いかかってくる相手3人を吹っ飛ばし管内の興奮は最高潮1しかし藤波選手は相手を十分痛めつけた後最後の締めはサガン虎選手に託し、見事に林田選手から勝利を奪いました。この辺りのムーブはメジャーそのものの完成度の高いムーブです。段々とお客さんが盛り上がり、初見の人でも飽きずに見続けてくれる理想的な3試合の流れでした。
2部では前田日明さん登場。試合を終えた藤波選手との60分トークショーです。司会はプロレス史研究家の権威である流智美さん。何十人いや何百人の有名レスラーにインタビューを行なっている方です。
内容は、、、あまり詳しくは書けないのですが、80年代のプロレスの裏事件の詳細が満載の内容。特にプロレスファンには有名な「新日本プロレス熊本旅館破壊事件」の詳細も語られました。しかしアキラ兄さん「アメリカに試合しに行って試合場の控え室入ったら、奥の仕切りの裏でゴソゴソ音がするから覗いたら、レスラーが男同士で⚫️上位で絡んどった」なんて話をバンバンするからヒヤヒヤものでした。お子さんの来場者も結構いたのに。。。
とにかく大満足の2時間でした。以前のプロレスのインディー団体は、プロレスのスキルは低いけど低いもの同士で馴れ合ってポロレスの真似事やってみよう、みたいな感覚でグダグダな興行をやっているイメージが正直ありました。しかしこの興行に出場した選手は技を確実に決めようと思うと同時に、どうやったらあまり知識のないお客さんが楽しんでもらえるだろうか?という事を念頭に置いてファイトしているのがよく分かりました。
私自身舐めた観戦態度から入ってしまい本当に申し訳なかったです。今回は下で紹介するプロレステーマ曲研究家の日本最高権威のコブラさんのお誘いで観戦しましたが、今後も単独で参戦したいと思います。また、日本国内には九州プロレスとか地域密着型のプロレス団体が無数にあり地元のローカルニュースで頻繁に紹介されています。それにも行きたいです。
終了後、流智美さんと2ショット撮影!氏の本は何度読み返したか分かりません!ポーズまで取っていただき感激のショットです。サインまで頂きありがとうございました。
最後にコブラ氏とツーショット撮影。わざわざプロレス的表情まで作っていただきました。(私もそれ以上に表情作っているのですが、今回はこの程度の公開に。。。)メールでは何度もお話しさせていただきましたが、実は今日が初対面。色々とお気遣いいただき本当にありがとうございました。あ、サインねだり忘れた!(笑)
最後にサガン虎園主にも少しご挨拶させていただきました。とても誠実な太k路の深い人物だなという印象を受けました。これからも佐賀プロレスの発展を期待しております。
頑張れ!佐賀プロレス!