抗がん治療と遺産分割協議(1)

こんにちは。CMBOです。
今回は私の病気が確認され移植に至るまでに起こった実父の相続問題に
ついて書いてみたいと思います。
少し生々しい話ですが、私の心の中で少しもやもやと残っており書く事で
少しは区切りをつけられるのでは?と思ったからです。

 

私の父は4年前の秋に亡くなりました。享年78歳。
2年程認知症を患っておりましたが、比較的元気で、自分のことは自分で
できていたのですが、誤嚥性肺炎で急に亡くなってしまったのです。
葬儀等は親戚の方々の協力を受け、つつがなく済ます事が出来ました。

 

そして相続の問題です。父には妻(私の母)、そして私の弟と2人の息子が
おりました。弟は東京で家族を持ち、家も購入して20年以上暮らしています。
私は実家から車で30分くらいのところで妻と2人で暮らしています。
普通に行けば遺産分割は母2/4、私1/4、弟1/4となるわけですね。
父の遺産はサザエさんのお家のイメージの大きさの1軒屋、
あとはウン百万円程度の預貯金です。

 

3人で家族協議を行った結果、母は「仏壇もあるし私はこのままこの家に
住み続けたい」と意見を述べました。そうなると預貯金はともかくとして、
不動産については、売却した場合の見積もりである程度の金額が出ていたので、
母名義として切り替える場合、母は私と弟に1000万弱の資産を分与
しなければいけなくなります。

 

母としてもそれを行うのは金銭的に厳しい話ですし、私と弟も特に裕福な暮らし
をしているわけではありませんが、然りとて困窮した生活を送っているわけでは
ありませんので、「とりあえず母が今の実家で一人暮らし出来る限りは相続手続は
行なわず、父名義のまま母が住み、母が病気になる等大きな分岐点となったら
再度協議を行う。母の健康状態は近くにいる私が随時チェックする。」
という結論になりました。

 

余談ですが、テレホン人生相談を聞いていても、この状況に関する相談は
多いようですね。父親の方が先に亡くなり、名義は父。
そして一番大きな資産は不動産。そしてそれは先祖代々の土地なので中々
売却という発想に至らず、行おうとしても誰かが異議を唱えると言う。。。。

 

しかしですね、実は私はNHKのファミリーヒストリーに触発されて、
5年くらい前から祖父母、曽祖父のルーツを辿って、色々な役場に行って
戸籍を見ましたが、明治〜昭和初期にかけて家存続のために養子を取ると
いうのはかなり普通に行なわれていたようですね。

先祖代々の家というのも明治の前後から住み始めた例が多いような気もします。
我々の祖父更にその上の方々は堅物の人が多かったので、
「祖先の教えを守らねば」という考えにこだわりすぎて自分たちが便利な
生活が出来ていないような気がします。

 

話しがそれましたが、私の家の相続に関しては、一旦それで保留のつもりでした。
しかしその年の年末に私が骨髄異形成症候群の診断を受けてしまったのです。
その時は低リスクだったのでとりあえず静観という事でしたが、
あれよあれよという間に数値が低下し、翌年夏には中〜高リスクへの移行が
確認され抗がん治療を行い、骨髄移植の準備を始めることになってしまったのです。

 

この時は、私の勉強不足で移植を行ったとしてもどの位費用がかかるのか
分かっていなかったのですが、抗がん治療の為2週間ひど入院するうちに
段々と見込がついてきました。移植がスムーズに行けば、100万程事前
準備しておけば、取り敢えずなんとかなるのでは。と判断しました。
保険の返りも期待できますし、初めは自分で全て賄おうと考えていたのです。

 

その間、私の周りの親戚の方々からはとても暖かい心遣いを頂きました。
妻の妹はその話を聞いた瞬間翌日に自分が骨髄提供出来ないか献血ルーム
に相談に行ってくれたようで、本当に驚くとともにありがたく思いました。
そして当時高校を卒業したばかりで東京で一人暮らしで働き出していた
妻の妹の娘も「私でよかったらいつでも献血するよ!」と言ってくれました。
まあ、彼女は詳しいことは何も調べないで安請け合いしていたと思うのですが(笑)

 

また、私の側の親戚筋からも「手伝える事があれば何でも言ってきてね」
という温かい言葉を幾人からも頂きました。それぞれの言葉は本当に身に染み
勇気づけられた。流石に大半の方が骨髄提供とはどんなものかは
分かられてはいなかったのですが、それでも大きな勇気をもらいました。
反面、私の一番近いところでは不快な思いの連続でした。

 

まず、弟には血液の型が合致していれば移植提供を依頼したのですが、
血液検査そのものを断られました。原因は「持病がある」というもので、
それはデータを自分で収集し、自分で結論づけたものでした。
担当医に確認しましたが、確かに骨髄バンクドナーさんからの人選においては
この持病はNGになる可能性はあるのだが、身内からの提供となると、
判断が異なってくる、との事でした。

 

審査が「緩い」可能性があるのです。
しかし、全て医者に相談せず、データだけ集めて自分で結論を出してしまった
弟にかなりショックを感じました。更には母、この話は次回にしますが、
分かってはいるものの、母のあまりに人の心に寄り添えない行動.言動に
私は絶望感を感じてきました。

 

本来一番心を寄り添うはずの血が繋がった家族が一番冷たいではないかと。。。。。

 

今日はこんなところです。

それでは、また。

 

 

 

 

 

 

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