こんにちは、みやけです。
このブログも最近は沢田研二さんの企画や昭和プロレスの妄想話等やや浮かれた内容になっていますが、今回は久々に私の病気に絡む話を書いてみたいと思います。元々そういうブログですし。。。。
今週火曜は定期通院だったのですが、その前の土曜に4年ぶりに釣りに行って参りました。福岡県北九州市の小倉北区にある日明(ひあかり)公園という場所を訪れました。メイン釣り場にも転落防止の高めの柵があり安全な釣り場なのです。

元々釣りは妻から教えてもらったのですが、腕前としては素人レベル。サビキでアジを狙ってノンビリ釣り糸を垂らすタイプです。別に釣果が無くてもいいんですよ!広大な海を見ているだけでも非日常を味わい、気分転換できますから。。。。。と言いながら、全然釣果が無いと意地になって食事も取らず3時間も4時間も粘るタイプでもあるのですが。。。。w
何故4年ぶりかと言うと、4年前に骨髄異形成症候群というガンの診断を受け、其の後骨髄手術。以降も免疫抑制剤を飲み続けており免疫力が低い状態が続いていたからです。
釣りというのは釣った魚を針から外す際だけで無く、餌や針の付け替えの際に衛生面で気をつけなければならない場合が多く、行きたい気持ちはヤマヤマながらも自粛してきたのです。
しかし骨髄移植から2年3ヶ月が経過し、血液検査の数値も安定してきたので、完全防備を前提に久々にチャレンジしてみることにしました。妻がそろそろ釣りに行きたそうだったのでなんとか想いを叶えてやりたい、というのもありましね。
完全防備というのは、餌をつけるのも、釣った魚を外すのも、サビキのセットも妻にやってもらい、私はフィッシングチェアに座って釣り糸を垂らすだけという王様待遇。ヤ●ザの親分の様で快適、、、いやいや、妻に感謝です。
お陰様で?動画のバリをまず妻がget!その後私がフグ2匹とオニカサゴを釣り上げました。いずれも小物だったので海に返してあげました。でもあのブルブルッという魚クンがかかった感触を味わえただけでも十分満足でした。天気も良かったし。
そして本題の定期通院の結果です。数値はこんな感じでした。

前回と大方横ばい、肝機能数値は少しだけ悪くなっていますね。でもまあ、一時はGTP400以上とか、ALT、ASTが基準値の4倍以上とか恐ろしい数値を出していましたからずいぶん回復したものです。
担当医の見解も「問題なし!」との事でした。細かい点を言えば、血小板数値はまだまだですし、その他問題がないわけでは無いと思います。でも移植後ここまで肝機能数値の急上昇を除けばとくに症状の悪化もなくここまでたどり着き釣りができるまでになったのですから順調と言う以外にないと思います。担当医はじめ病院の方々、そして妻をはじめ周囲の皆さんに改めて感謝です。
ただしかし、未だ毎日0.3mg服用している免疫抑制剤(プログラフ)については「同じ量を継続」との事。肝機能数値がもっと酷ければ再増量の可能性もあったとの事です。ああ、、、飲まなくて良くなるのはいつの日か。。。。

もちろん免疫抑制剤を飲まなくなる事が最終目標でないのは十分わかっているのです。しかしこれを服用している限りは常に生活していく上で油断がならんのです。特に仕事面で。
もう復職して1年半経ちましたし、体重もある程度回復、急に休んだりした事も無いですからやはり周囲は「治った」という印象で見ているんですよ。 普段はそれでいいのですが、緊急時、例えば豪雨のエリアとか台風直後のエリアに行くような指令が出た場合(小売店の本部勤務なもので)衛生面を考えて断らねばならんのです。
そうなった場合、どうしても「何を今更!」みたいな雰囲気になるんですよ。健常者から見れば。免疫抑制剤の服用が終わったとしても直ぐに免疫力が回復する訳もないですし、私ももう53歳、無理をせずのらりくらりやっていくしか無いですね。
ちょうど去年の今頃は東京旅行に行って楽しい想い出を作ったものでした。
今年は更に色々なところに出て行き、見聞を広めようと思っていたのですが、コロナ問題により我慢の1年となってしまいました。
まあ、なんにせよですね、これからも1〜2ヶ月に1回の定期検診は続く訳です。そしていつ「再発」的な兆候について検査結果で判明するとも限らないのです。私の病気はいつまでなにもおこならければ『完治』という判断になるのか?担当医は明言してくれません。3年という資料もあれば、5年というものもあります。
はじめはその時期まで頑張ることを目指していましたが、徐々に考えが変わってきました。前向きな気持ちで『人間はいつか死ぬのだ』と考える様になりました。病気に関する感染症でなくなる可能性を気にしている訳ですが、勿論他の病気・要因で亡くなることもありますし、事故とかそんな事に巻き込まれるかもしれません。病気の中央生存値は医者が判断できても、そこまでくると誰もわからない訳です。
なので「いつ再発するのか?」を気にして怯えて暮らすよりも、「生きている限りはできる限りコンディションを整え、なるだけ制限のない生活を送れる様にしよう!」と思う様になりました。大事なのは“生きている実感”如何にハッピーな気持ちでいられるかと言う事です。病気は中々コントロールできませんが、自分の気持ちはコツを掴めばコントロール出来ると気づいたからです。

所持金や容姿、そして過去は自分では変えることはできませんが、自分の気持ちだけは自分の努力で変えることができます。そう思って周囲を見回してみると、「辛い」「不幸」だといつもこぼしていながら、それが自分の思いよう一つで容易に解決出来るのにそうしない人が何て多いことか!
「死が怖くなくなった」とか、そういうたいしたものではないのです。ハッピーな気持ちでいられる様努力する事が幸せな人生への道筋だと私は信じています。あくまで個人の見解ですが、マイナス思考は実際に人間の各種臓器の不調・異常を呼び込むものですよ。
今はコロナ禍で全世界の人達が鬱々とした毎日を送っているかと思います。自殺者も増えています。でもこれはどうすることもできない部分があります。お金をかけず取り掛かれることは自分の気持ちを良い方向に向ける事!“鍛える”とか堅苦しい話ではないんですよ。楽になろうと努力する事なんです。
「いつか釣りに行けるようになろう!」と目標を立て、条件付きながらもそれを楽しめたのもそれに基づく行動なんです。
今日はこんなところです。
さあ、次回は昭和プロレス企画!
正体未解明な外国人レスラーの正体を妄想するという、、、、題して
『お前!あいつだろ!』

懲りない奴だこと。。。。それでは、また。
#骨髄移植
#骨髄異形成症候群