こんにちは、みやけです。

今回は沢田研二さんのシングル曲紹介シリーズの第12弾です!この回を含めてあと3回ですね。この時期になりますと私がリアルタイムで聞いた思い入れが少ない曲が多くなります。ですので後日聞いてからの感想が多くなります。何もなくさらっと紹介してしまう曲も多くなるかもしれませんがご了承ください。
◎ サーモスタットな夏
1997年8月27日発売 作詞 沢田研二、作曲 朝本浩文
動画は以前紹介したものです。個人的にはかなり好きな1曲ですね。意外とジュリーの歌は「理屈抜きでノリノリで楽しめる」歌は少ないですから。ただし曲内ではジュリーはずっとノリノリという訳ではなく、急に素に返ったような感じになってみたり、表情に緩急をつけた歌いかたをしています。京都人らしいというか。。。是非是非ライブでもう一度聞きたい曲なのです。
◎ 恋なんて呼ばない
1997年10月26日発売 作詞 覚和歌子、作曲 八島順一
正直なところ、この曲はリアルタイムで聞いておらず、後年、というかつい最近知った曲なのです。前曲からのリリースの期間がえらく短いですね。とりあえず歌詞を文字起こししてみました。
金星とタワーライト、混じる黄昏の時刻。いつものスクランブル、君は気づいた。
サカナの群れを挟んで、眼差しを交差させて、そのままいつもどおりすれちがうはず。
触れず話さずに、触れるこの瞬間を、ポケットに隠すような瞬間がいいのに。
今、君の唇は動いて何かを伝えようとしている。涼やかに瞳は輝いて二つの宇宙が出会いそうさ。
街のノイズ、ふっと途切れ時が止まる。立ち尽くすただ二人。
君は今日も素敵だね、まっすぐ髪をなびかせ。煙るようなジャスミン、匂い立たせている。
使い捨ての街で見つけた永遠さ。終わるのが辛いなら始まりはいらない。
今、君は静かに微笑んで、慎ましく宇宙は満ち足りて。それから二人はすれ違うよ、何もなかったように。
光石をそっとしまう、夕暮れ時。恋なんて呼ばないよ。恋なんて呼ばないよ。

歌詞としては非常に難解ですね~。これをシングルカットに持ってくるかというくらいの。。。比喩法を取り入れてはいますが、実際は何も起こっておらず、ただ旧知の二人がすれ番う瞬間の男性側の思いを情熱的に訴える歌ですね。覚さんの歌詞も、ジュリーの歌唱力も素晴らしいです!
◎ 永遠に
1998年6月24日発売 作詞 岩谷時子、作曲 白井良明 オリコン最高位98位 売上 0.2万枚 オリコン登場週 1週
この歌!出だしのインパクトの強さから元々知っている歌なのであり、知っている歌なのですが、どうしても適した動画が見つからなかった!泣く泣く今回は「メモリーズ」以来の音声のみUPとなります。ライブバージョンのようですので、なんとかお許しを。。。歌詞もUPいたします。
君、どこか遠くへ、ただ二人だけで出かけないか、旅をしよう。
今、愛の渇きを君と癒したい。いつもだけどこのわがまま、笑いながら聞いてよ。
誰も知らない丘の上で寄り添えば蘇る。いつかここまでたどり着いた僕たちの年月。
おいで僕の腕に。おいで僕が飛ぶよ。あの空のように輝いて愛したい。
君、信じてほしい。君、泣いているの?君、僕はいつも君のものさ。二人は変わらない。
◎ 鼓動
1999年8月6日発売 作詞 GRACE、作曲 白井良明
前半は上記2曲と同じように語りかけようなバラードで始まりますが、曲中盤からロックぽっく迫力のある歌い方に変貌していきます。ドラムのGRACEさんが作詞しただけあって、曲が盛り上がっていくときのドラム音が効果的に表現されています。まさに「鼓動」という感じです。
◎ 來タルベキ素敵
2000年8月9日発売 作詞 覚和歌子、作曲 吉田光 オリコン最高位 84位 売上 0.2万枚 オリコン登場週 1週
神秘的かつワイルドであり、これまた私の好きな1曲です。ただし動画のジュリーは何故こんなコスチュームをしているのか?この動画は2004年大宮ソニックシティでのライブでの
動画なのですが、この前の「君のキレイのために」から、いわゆる”トカゲジュリー”と称されるこの奇特なコスチュームを纏って5曲ほど歌ったのです。この曲は2曲目ですが、段々空気で膨らむような仕掛けがしており、最後は膨らんだ衣装に埋まってしまような状況で歌われておりました。。。着替える前の直前では「夢の日常」「ヤマトより愛をこめて」を超熱唱し、ジュリーも目に涙を浮かべていたのですが、この切り替え!さすがジュリーです!
「君の~」や「憎みきれないろくでなし」をこの衣装で歌うのはあまり違和感がなかったのですが、なんとも奥深い歌詞のこの曲をこのコスチュームで歌うのは中々シュールだと思います。歌う直前まで「君の~」舞台を走り回っていたため、この曲を歌いだす前のジュリーの「ゼイゼイ音」も非常に臨場感がありますね。

ほら、見えないだろう。はら、感じるだろう。足音もなく訪れる静かなファンファーレ。時代は生き物さ、つきあうのは恋よりややこしいけど。
あと、もう少し待ちなよ、そう後回しのラッキー。ハヤリモノズキというセンス、時には侮れない。
昨日のことにしたらあのピーク、センチな意味しか持たなくなるよ。
夜に注げよ、星屑のシャワー。輝くものがはじけあうのがキタルベキ未来だろう。
感じすぎちゃうときめきだけで、生きていけると君はそっとささやいた。
。。。。非常に難解な歌詞ですね。「來タルベキ素敵」は私の個人的ベスト3に入るアルバムであり、この曲も何度も何度も聞いた歌ですが。未だに意味が分からない部分もあります。しかしこの回に上げたジュリーの歌は「恋人2人の会話という形を取りながら、実はその裏にジュリーのメッセージが含まれている」というパターンが始まった時期ではないかと思っています。特にこの曲は趣深い歌です。
今日はこんなところです。それでは、また。
#沢田研二