沢田研二 ディスコグラフィー⑭ ~俺たち最高・そっと口づけを(生きてたらシアワセ)~

こんにちは、みやけです。

今回は沢田研二さんのシングル曲紹介シリーズの第14弾です!前回は「次で最後!」と宣言しておりましたが、ここから思い入れの深い曲が多く書きたいことも多い!やむなく?1回引き延ばして次で最後、とさせていただきますwどちらにせよ、。この回と次回は曲紹介というよりは個人的な思い出話のオンパレードですw

俺たち最高

2006年4月21日発売  作詞:三木さつき、作曲・編曲:白井良明

ジュリーはいわゆる”団塊の世代”に属する訳ですが、還暦を目前にし、同世代人そして自身にもエールを送りたかった、それがこの歌ではないかと思うのです。この世代の方々は戦後復興から高度経済成長までの短い期間で劇的に発展した日本を見えてきただけに「その一端を握っていたのは自分達である」という認識の方が割と多い。しかし人々の対人関係にへの考え方が過去とは大きく変わった現代(個人主義)、精神的に行き詰まってしまっているのがまたこの世代ではないかと思うのです。

現役当時は「老後は孫たちに囲まれ悠々自適、、、、」と心に描きつつ仕事一直線で突っ走ってきたのに、役職定年・熟年離婚・世の中のIT化、そして無理が聞かなくなる自身の肉体、自分に自信を失ってしまうのも無理はないかもしれません。ジュリーは彼らに対しその気持ちに寄り添いつつも「ボロボロになりながらも乗り越えてきた若い頃を思い出せ!あんたはやれるはずだろ!」とげきを飛ばしているのではないでしょうか?

歌詞の前半にもありますように、この世代の人は競争相手も多く今の若者と比較すれば性格的にぶっ飛んじゃっている人が多いのも事実。それを踏まえつつ「ついていけない現状を受け入れつつも、プライドだけは失うな!」と訴えたいのだと思います。そもそもがジュリーこそが昔栄光の歴史を積み重ねた人である訳ですからね。自分にも喝を入れ直すような気持の歌だったのかも知れません。

そっと口づけを

2007年6月25日発売 作詞:安珠、作曲:泰輝

私にとっては生涯忘れることのできない曲です。この曲が発売された時期、私はちょっとジュリーから遠ざかり、どんなシングル曲を出しているのか把握していなかったのです。長すぎた独身生活を送っていたのですが、現在の妻と知り合いつきあうことになったのです。妻は鹿児島在住、私は福岡在住であり遠距離恋愛でした。私はデートの為月1~2回マイカーで鹿児島に通うのですが、車中2時間半、眠気を覚ますには音楽を聴くのがもってこいです。しかしもう40歳をを回っていた私は流行りのミュージシャンの曲はなじめず流すとなれば聞きなれたウルフルズ渡辺美里、そしてジュリーのアルバムだったのです。

特にジュリーの歌は大半が歌詞カードを見ずに歌うことが出来ますので、長い車中眠け覚ましの為「あ、あ~あ、あ、君をのせて~」などとアルバム内全曲を1時間くらいぶっ通しで歌うのが往復時の日課になっていました。そのような生活を続けていると「今のジュリーはどんな曲を出しているんだろう」と興味を持つわけです。そして「あの日は雨」を購入以来久しぶりにジュリーのアルバムを買うことになりました。それがシングル「そっと口づけを」アルバム「生きてたらシアワセ」だったのです。

涙せずにはいられない「そっと口づけを」の歌詞。。。

神様お願いあの人を返してよ。輝く夜空に心を込めて詩を歌うからどうぞ叶えてよ。夢だよね放さないで。あの人を抱いて眠りたいまだ腕の中ぬくもりがある。

永遠を信じて僕らがひとつづつ積み重ねた愛、何度でも築づき上げるんだ壊されて崩されても。言葉だけでなく君を守るんだ僕の命だから。

尖った三日月心に刺さっているよ。切ない光が僕の弱さを照らす。目を閉じているからそっと口づけをしてほしいよ。

紫の羽をした蝶に姿を変えても君だとわかる。僕は夜の森に咲く花限りなく君を待つよ。何度でも生まれ変わるんだも一度抱きしめるまで。

夜空を見上げれば丸い月がほら、君の笑顔のよう。

流れ星僕の頬伝う。君の愛したすべては僕の心に生き続ける果てしない時空を超え。言葉だけでなく君を忘れない君は命だから

私はジュリーが「生命」「死別」についてのテーマの曲を出していたことに大変驚きました。時代と共に色々なスタイルに取り組んでいることは認識していましたが、こんな生々しい歌をリリースしていることにいたく感心したものです。しかも残った側の悲しみの感情があまりにストレートに伝わってくる凄い歌だなと思いました。「」という忌み嫌いたいワードが「愛を失った大きな悲しみでかき消してしまう」そんなイメージでした。

そしてこの歌を聞いてから約10年後、私は血液のガンを患い、骨髄移植を受け、命というものにとても敏感になりました。改めてこの曲を聞くと前とは違った感情が湧きでてき、胸が高まるのです。私にとって何の偶然なのかジュリーが歌う「病気」「生命」に関する曲はゾッとするような名曲が多い。「夢の日常」「無事でありますよう」「アルシオネ」、、、

そしてこの「そっと口づけを」のインパクトに衝撃を受け、以前のような、いや、もっとも入れ込んでいた時を上回るようなジュリー熱が高まって来ていたのですが、そんな最中「還暦コンサートを2大ドームで行う」というビッグニュース!私は不義理をして何度もジュリーから距離を置く時期があったのですが(興味を失ったわけではなかったのですが)戻ってくるや否や、たいそうなプレゼントを渡してくれたジュリーにどっぷりハマり今に至る訳です。この曲が「普通の曲」であったら、そこまでこんなにジュリーに入れ込まなかったと思うのですよ。

内容といい、そのタイミングといい、私にとってこの「そっと口づけを」は忘れることのできない曲なのです!

生きてたらシアワセ

さてこの「そっと口づけを」のシングルには「生きてたらシアワセ」とうカップリング曲が収録されていました。同時期発売のアルバムのメイン曲でもあるのですが、作詞はジュリー、作曲は白井良明さんです。これもまたいい曲でした。私としては「中年になってようやくか結婚できたカップルに捧げる曲」という当時の認識でした。このテーマの趣旨とははずれますがあえて紹介させていただきます。



万難排して来たよ君ととうとうこんなところまでDualLife だなんて何が新し生き方。

悠々自適がいいの互い干渉しないでいいの、君も縛られないか僕も自由で済々かな。生きてたらシアワセ。

どんな僕も抱きしめ、どんな僕も受け止め OK 僕が必要だから、どんな僕も許して 

愛の深さだって想う強さも測れない。解っているのにいつも取り乱してしまっている僕。

どうか信じてほしい、悲しい結末はごめんだ「ともに白髪の」ならば、微笑みあえる未来が。生きてたらシアワセ。言っていい。

どんな君も抱きしめ、どんな君も受け止め OK 僕が必要だから、どんな僕も許して。僕が必要なのは君と歩く道のり。君がいてこそだよね。手を広げ待つ明日

空気と水みたいだし、火と油みたいだし。感謝してるよずっと、憎い奴だと思う。生きてたらシアワセ。。。。。

結局、今の妻と遠距離恋愛を1年近く続けた後、ようやく結構に至る訳です。2はとも同級生で41歳での結婚。子供を作る予定は初めからなし。そしてこの「生きてたらシアワセ」の歌詞そのものが私たちの結婚を祝福しているとしか思えないような内容なのですよ!この曲もまた甚く気に入ってしまった私は自身の結婚式のBGMとしてこの曲を流したのです。

式は2人の意向で、親戚のみ集めて簡素に行い、披露宴はなくホテルの1室でシンプルな食事会を開催しました。妻があまり派手なことはしたくなかったのです。披露宴があれば私は誰かレスラーのテーマソングに乗って入場しようかと考えたのですがw、それは即却下!妥協案として彼女が持ち込んだ曲と、私持参の曲を4曲ずつ会場内で流すことにしました。私は1回のみ当時の人気レスラー、テリー・ゴディの初代テーマソング「フリー・バード」を流し、残り3回はこの「生きてたらシアワセ」を流したのです。

私サイドの親戚は、私がジュリーファンであることはそこそこ知られていたので、この曲を流した際「お!沢田研二の曲だ!」というリアクションがあるのではないかと期待していたのですが、残念ながらそれはありませんでしたね。多分、みなわかっていても恥ずかしかったんでしょうね、、、、きっと。ちなみに会の司会を取り仕切った人に渡したCDについた付箋紙はこの記念に今で外さずにいますw

ちなみに同年ジュリーの還暦コンサートが行われましたが、東京ドームの開催は2008年12月3日(水)、そして結婚式は12月6日(土)だったので当時中々のブラック企業に勤めていた私はただでさえ年末商戦を迎えバタバタしている中で平日に有休をとるのはあり得ませんでした。私は11月29日の大阪ドームに参戦したのです

感動的なドーム公演に大満足して帰福した私は、翌週月曜出社した際に職場のメンバーに大阪土産を配ったのですが、結婚式を1週間後に控えた男がなぜ急に単身大阪に1泊旅行に行ったのか?不思議がられました。ジュリーの事は伏せていましたからね。「愛人の清算に行ったのか?」などとからかわれたりもしましたw。

まあ、私はこんな経験をしてきた私ですので「そっと口づけを」と「ロックンロールマーチ」には強い思い入れがるのです。そのため長々思い出話を書かせていただきました。ただし改めて聴き直しても、この「生きてたらシアワセ」は異色、というか実に個性的でジュリーにしか歌えない歌を歌っていると思います。

このような内容の歌を歌唱するのであるば、何か仰々しい前振りをしないと「お膳立て」が作りにくいと思います。でもジュリーはサラッと歌っているのがいいんですよね。休日の午前中、コーヒーでも飲みながら妻に囁くような。。。

さてさて、長く続いたこのシリーズも次回が最後となります。でも「LUCKY/一生懸命」の動画が確保できれば加えていきたいと思っています。

そういえば8月18日は今年のライブの福岡サンパレス公園での抽選結果発表!多分当たっているのではないかと思うのですが(←何の根拠もない!)次回のブログではその喜びを書かせていただきたいと思いますw

それでは、また。

#沢田研二

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