沢田研二 ディスコグラフィー⑮ ROCK ‘N‘ROLL MARCH +渚でシャララ(おまけ) 

こんにちは、みやけです。

今回は沢田研二さんの曲&動画紹介シリーズ、現時点では最終回となります。確保できそうなシングル曲の動画が今回のROCK ‘N‘ROLL MARCH 以降存在しそうにないのがその理由ですが、、、、新曲のLUCKY/一生懸命で久々にUPされるのでは、、、、と期待はしているのですがね。でもまあ、ここまでこの企画もよく続けてきたものだと思います。

ROCK ‘N‘ROLL MARCH

2008年5月25日発売 作詞 GRACE・作曲 編曲 白井良明

私にとっては、このROCK ‘N‘ROLL MARCHも想い出深い曲なのです!いろいろな要因が重なり、ジュリーの世界に戻ってきた私は(決別していた訳ではありませんが)還暦ライブとして東京・大阪ドーム公演というビッグニュースを授かったかと思えば、実に久々、おそらく私にとっては6~7年ぶりにNHK・SONGSにてジュリーの雄姿を見ることになりました。

その頃はまだyou tubeもチェックしておらず、コンサートツアーのDVDも入手していなかったので、その時のジュリーがどんな風貌なのか全く把握していなかったのです。放映の日の時の事はよく覚えています。確か夜10時から放映開始だったと思うのですが、食事もお風呂も済ませもう当日する事はすべて済ましたうえで9時50分にはテレビの前にスタンバイしたものでした。まるでヒーローもののテレビ放映を待ついたいけな子供のように。。。。

最初は引きの姿で映されたジュリー、しかし徐々にカメラが迫り金髪に染めたお顔がだんだん見えるようになりました。衣装はスコットランドのキルトをイメージしたような中性的かつ高貴なイメージのするものでしたね。私の第一印象は「声が変わっていない!」でした。私の印象として2000年ごろ一時テレビ出演を解禁した時代はやや声が出ていないなと感じていたのです。今思えば更年期障害が影響したのかもしれません。否定するファンの方も多いかも知れませんが私はそう思ったのです。

しかしこの時は非常に声が通っていた!分かりし頃とは別の、アダルトかつ天使のようなバランスの取れた歌声でした。特にこの放送で歌った「君をのせて」は最高の出来だったと思います。私が聞いた「君をのせて」史上最高の出来でした。そしてお顔も精悍さがありました。

実は前曲「生きてたらシアワセ」ツアーの時の動画は少し見ていたのですが、その時は、、、、かなり、、、、お太りになられていた、、、、しかしこの時は既にドームに向けての禁酒が開始されていたはずで、体形もそこそこスリムになっていましたし、多くの仲間に囲まれ、緊張しつつも伸び伸び歌っていた印象があります。ジュリー、優しそうな感じでしたね。合唱隊相手に笑いも取っていましたし、昔のジュリーのイメージそのままでした。

私がジュリーの曲で最も好きな「危険なふたり」はバンドの演奏が最高でした。袖がふたつあるジュリーの衣装も正にタケジワールド!最後は地味目な服装でピーの為に「Long Good-by」をうたい上げた最後のジュリーの優しそうな表情!トップ画像がその時のカットです。正に至福の時でした。なんだか今現在まで続く私のジュリー熱がこの優しい笑顔が最大の原因に思うのです。

いろんな思いをため込んでピーに訴えかけるジュリー。一見サラリーマンのような地味目のスーツは、考えてみるとピーを芸能界に戻ってきてもらうための最低限の礼儀だったようにも思うのです。なんとも泣ける瞬間でした。ピーのカムバックもその後実現しましたし。

ジュリーはいい感じで「おじさんともおじいさんとも言える微妙な中年」になっていました。その姿は40代半ばになっていた私の心に火をつけwそれ以降ジュリーへの想いは高いレベルのまま今に至ります。この時のsongsの内容は今ジュリーが何を考えているか?何を訴えたいのか?が非常の良く分るいい番組でした。ジュリーや関係者、番組スタッフの皆さんには本当にありがとうといいたいです。

曲の話をほとんどしていませんが、このROCK ‘N‘ROLL MARCHはロック調行進曲といった感じでジュリーの曲の中ではやや異色かもしれません。でも還暦イベント記念に作成したのではないか?と思われるような力が入った意欲作でもあると思います。サビの「マァ~~~~~~~ッチ」という声はそんじょそこらの歌手に出せる音量ではない!

さてシングルとしては残念ながらこれで終わりな訳ですが、個人的に同時期発売された企画作品でどうしてもしょうかいしたい曲があります。ワイルドワンズとのコラボでリリースした「渚でシャララ」です。

渚でシャララ

2010年発売 作詞 三浦徳子、作曲 加瀬邦彦 

この曲をプロデュースした加瀬邦彦さんが「1等賞を狙う!」と意気込み、ジュリーたちの姿を各テレビ番組で見ることが出来たのがとてもうれしかったですね。「スマスマ」や「徹子の部屋」「SONGS」他。。。特にスマスマではSMAPの5人と一緒にダンスしながら歌ってくれたのが印象的でした。

この「渚でシャララ」にはテレビ向け固定の振り付けというものがあったのですよ!ジュリーのそれって、、、、「サーモスタットの夏」以来では。。。。そして今は無きスマスマでのSMAPのメンバーはどんなミュージシャン、アイドルとコラボする場合でも、収録前の数時間で踊りをマスターしてしまうらしいです。

まあ、この「渚でシャララ」の振り付けは相当シンプルだったと思いますが、(多分10分くらいで把握したのでは?)中居君がとってもリラックスして楽しそうに踊っていたのが印象的でした。あれ以降、、、、もう12年前ですか、、、ジュリーがバラエティ番組に出る機会はなかったですからねえ、、、今後もなさそうですし、この歌の存在は貴重だったと思います。木村拓哉君や中居君を抑えて?最後にジュリーが中心で曲が終わったのはなんだか嬉しかったですね。

この曲にも私は思い入れがあります。ジュリーの大阪ドームでの還暦公演に参加した翌週40を超えようやく結婚に至った私ですが、この「渚でシャララ」が発売された頃に、私は約16年勤めていた会社を退職してしまうのです。まあ、あまりにブラックな会社でしたから。。。2月から7月まで失業期間が続いたのですが、いつもこの歌を聞き自分を慰め、そしてこのアルバム内に収録された「プロフィール」を聞き自分を鼓舞したものです。

40過ぎての宛のない転職はお先真っ暗でしたが、あるきっかけがあり今勤める会社に非常に良い条件で採用が決まったのです。世の中内が起こるか分かりません。でも未だに苦しかったこの時期、ジュリーとワイルドワンズの皆さんが後押ししてくれたなあ~と感謝の気持ちは今でも揺るぎないのです。

もちろん、この曲はジュリーのシングルには含まれないのですが、私自身の思い入れとともに「現存している最後の動画」という理由で入れさせていただいた次第です。

さて、この企画もこれにていったん終了となります。でもでも必ずや新曲の「LUCKY/一生懸命」の動画が公開されると信じております。ライブに行かれた方の話を聞いてもみな感動するらしいですからね、この曲。果たして私はライブのチケットを確保できるのだろうか。。。。

今日はこんなところです。それでは、また。

#沢田研二

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