こんにちは、CMBOです。
今回は4回目の沢田研二さん作詞曲の名作セレクションを書きます。紹介するのは1987年7月にリリースされたシングル曲、STEPPIN’STONES です。作曲も沢田研二さんです。この2〜3年でレコードの売上が下がりつつあったジュリーですが、この曲は遂にオリコン100位内にもランクイン出来ませんでした。デビュー以来初の現象です。私もこの曲がテレビで歌われるシーンは当時は確認出来ず終わりました。

早速歌詞を紹介しますと。。。。
目指す道にかすか見える光虹色。夜の奥で拳かざす髪を清めて。祈る言葉も響かない静かな日々に別れ告げ。
サイは投げた鳥は去った、朝は青褪め。愛を込めて鬼になれば花は乱れる。息を弾ませ舞い降りる自由という名の妖かしが。
さあ!襟を外して!さあ!肉を踊らせ!さあ!遥か見つけるハレルヤ。
keep on !keep on running steppin’stone(rf)
追いかけたら掴めそうな人の血の色。汚れのない胸に刺さる声を遮る。涙の糸を手繰り寄せ、悩みの棘を解き放つ。
さあ!我を忘れて!さあ!肌を立たせて!さあ遥か見つけるハレルヤ。
keep on !keep on running steppin’stone(rf)
曲のテンポは良いんですよ。激しすぎず軽快で。ただ歌詞は。。。正直ですね、私の頭では歌詞の細かい意味が分からんのです。。。。当時も今も。(苦笑)大人になったら分かるかなあ、と思っていたのですが、結局無理でした。ヒットしたのであれば、雑誌やラジオ等で曲の背景等を解説してくれるのですが、そうではなかったですからねえ。。。。
タイトルは洋楽のステッピンストーン(モンキーズ)から引っ張ってきているのでは?と何となく思うのです。ジュリーの歌は曲の内容に関係なく洋画のタイトルから引っ張ってくる事も多いですから。
歌詞の大意としては「飛び石をステップで飛んで行くように、澄んだ心でしなやかに生きていこうぜ!」と言うような事だと理解しているのですが、細かい部分になると、、、、どう捉えて良いか分からないんですよね。
意味が(私にとっては)謎のまま終わるか?と思っていたこの曲ですが、この4年後の1991年。ジュリーのデビュー25周年を記念して日本武道館で行われたコンサート「ジュリーマニア」でこの曲が歌われました。下がその動画です。
……ジュリー……もう「歌詞が飛ぶ」というレベルではなく、ヤケクソのアドリブで歌っているのでは。。。。(苦笑)でも、曲自体を知らない方にとってはそれ程不自然に見えないのが不思議です。嫌味でもなんでもなくよくまとめあげたものです。
ジュリーが歌詞を飛ばしてしまうのはそれ程珍しい事では無いんですよ。というか日常茶飯事。。。。ただ気になるのがこれが自身の作詞作曲の歌であること。当然曲への思い入れもあるでしょうし、歌詞を忘れるのは他人から提供された曲だけではないか?と当時の私は思っていました。
でも当時のジュリーは離婚問題によりマスコミから過剰に叩かれ、ファンも減少。見た目も激ヤセと激太りを繰り返しており、精神状態もかなり不安定だったのではないかと思うのです。意味不明な歌詞もその辺りから来るのかなあ、、、と。
ジュリーマニアの頃は騒動も収まっていましたし、心身ともに健全な頃。いざと歌ってみるとそのワードの不条理さに「俺、こんな歌詞書いたっけ?」と動転してしまった。。。。と邪推してみたりします。
この曲の意味についてお詳しいジュリーファンの方がいらっしゃいましたらどうぞ私にご一報を!
さてこれだけだと、この曲を晒し者にして終わりみたいなイメージになってしまいます。それは本意ではないのでもう1曲紹介します。2002年に発売されたシングル「忘却の天才」のB面の曲「つづくシアワセ」という曲です。作曲は幾見雅博さんです。
つづく幸せ平和な時を許し合えるなら最高だね。どんな時でも野に咲く花のやわらかな気持ちでいられたらいいね。
恋愛 結婚 勿論勿論さ。愛しても愛しても愛したりなくて夜が短い震えたよ若い日。
想い出一杯、刻み込まれた日々。優しさは優しさで優しく寄り添う朝の温もりみたい。
緑の空歩いてゆく2人が見える。
つづく幸せ。叶えられるよ。慎ましく暮らせば近づける。穏やかがいい贅沢だけどずっと2人一緒に暮らすよ、いいね。
一連託生極楽極楽さ。夢を見て夢を見て夢にうなされて大人の今もいつも謎だらけ。
馬鹿な真面目は傍目にも悲しい。楽しみは楽しみで楽しく遊ぼうガキに戻ればいいさ。
夕焼け空を見上げている2人が歌う。
つづく幸せ。平和な時を許しあえるなら最高だね。どんな時でも野に咲く花のやわらかな気持ちでいられたら。
つづく幸せ。平和な時を許しあえるなら最高だね。野に咲く花のやわらかな気持ちでいられたらいいね。
素朴で良い歌詞ですね。。。末長い結婚生活が如何に幸せなことかという。。。。若い世代のカップルの結婚式で歌ってあげたいこの曲です(需要がない!)
今日はこんなところです。それでは、また。
#沢田研二