こんにちは、みやけです。
今回は定期的に書いている、私個人がお勧めする沢田研二さんの楽曲の企画シリーズです。
しかし、その前にですね、ジュリーファンにとっては昨年末ショックなニュースを見る事になってしまいました。ファンクラブの澤会が年内で解散するというニュースです。元々こじんまりと運営していたこの会ですが、コロナ禍でライブのもままならない状況ゆえ経済的な限界が来たのでしょうか?
澤会の告知にも詳しいことは書かれておりませんし、私自身も関係者等への横の繋がりがある訳でもありませんので、1番気になる「今後コンサートは開催されないのか?」という点についてはなんともコメントしようがありません。
ファンの皆さんも「そろそろ映画館で久々にジュリーの勇姿を見る事が出来る!」と期待していた矢先の辛いニュースだったと思います。しかし年明け直ぐに以下の内容の告知がupされました。

文面からして、おそらくジュリーの心情をそのまま綴った様に思えます。ウイットが効いていますし。おそらくですが、年齢的な理由でジュリーがこれを機にライブを止める気はないと思います。まだまだやる気満々だったのはファンの皆さんもご存知だと思います。
なんらかの形で再開させようと思ってはいるものの、先の見えないこの状況では確定的なことは言えないのが実情なのではないでしょうか?無責任な事は言えません。この文章はジュリーが考えて、考えて、考え抜いて綴った文章だと思います。
ジュリーも辛いと思います。ファンとしてはその気持ちを汲み取って我慢するしかないと思います。どの様な状況であれ、二つの文面を見ればギブアップしたとはとても思えないので、待つしかない。私はそう考えるのです。

さて、本題に入ります。今回はなるべくシンプルな言葉で進めたいと思います。“とにかくカッコいい”曲を2曲紹介します!
今回紹介するのはまず、“ジェラシーが濡れてゆく”とい曲です。この曲は1990年にリリースされたアルバム「単純な永遠」に収録された曲で、作詞はサエキけんぞうさん、作曲は鮎川誠さん!です。当時のコンサート告知CMではこの歌を歌うジュリーの姿が流されており、自信のある曲だったのだろうなぁと思ったものでした。
グレイウインド 中途半端な温度で視線からそらす仕草は思い過ごしではない。
Not So Serious バツの悪い変化さ。いつもより感じるなんて愛のせいじゃないから。
これ以上追えば雨になってしまう。これ以上追えば霧に消えてしまう。
ジェラシーが濡れてゆく スリットから覗く嘘に。ジェラシーが濡れている 乾いた喉潤す様に。
いくつあっても夜が足りない! いくつあっても朝が足りない!
Blue Air 居心地のいいゲームが、この街に似合っていると言ったのは俺さ。
Not So Curious 少し手遅れ見たいさ。引き寄せる瞳の陰に驚いているなんて。
これ以上噛めば糸が切れてしまう。これ以上行けば闇に触れてしまう。
ジェラシーが濡れてゆく アリバイから逃げた夢に。ジェラシーが濡れている キスの中に蜜が満ちてく。
いくつあっても夜が足りない!いくつあっても朝が足りない!
詞を文字起こししてみましたが、とにかくまあカッコいい!まず歌詞はこの時代特有の「自身を第三者的目線で眺め、周囲の光景を擬人化して次々語る」という手法が連発されています。この曲がまた独特の世界観なんですね。
そして曲がまた素晴らしい!終盤に向かうにつれ、何か追い詰められる様に怒涛の追い込みをかけ、最後は突然スッと終わる。。。。悲しさ、虚しさ、切なさを内包しながらも、曲が終わると何故か開放感に満ち溢れる。。。。そしてカッコいいという秀逸な曲なのです、
そしてもう1曲。“KI・MA・GU・RE”です。1989年にリリースされたアルバム「彼は眠れない」に収録されている曲で、作詞・作曲は忌野清志郎さん、小原礼さんです。

私は清志郎のファンでもあるのですが、彼がジュリーを大変リスペクトしているのはご存知ですよね?“タイマーズ”なるバンドを結成し、夜のヒットスタジオでは生放送中に歌詞を差し替えて放送禁止用語を連呼したのは強烈な思い出です。
名曲・サントワマミーでは曲のエンディングにコーラスの女性が「ジュテーム」を連呼しますし、当時としては異色だったメイクや派手なステージ衣装等ジュリーモードが頻繁に出てきます。アルバムではこの曲は二人のコーラスが収録されていますが、これが唯一の音源。下の映像はジュリーマニアにおいてのソロコーラスでの映像。ノリノリなんでこっちも楽しくなります。
惜しくも2009年に癌性リンパ管症の為58才という若さで亡くなられました。咽頭癌の治療を行なっていましたが、抗がん治療により前の様に声が出なくなることを嫌い、途中で治療を打ち切るという決断の結果でした。
ジュリーは清志郎の葬儀には顔を出していません。加瀬さんの時もそうでした。しかし清志郎逝去はその年の全国ツアーの直前という事もあり、アンコール曲にこのkimagure を組み込み熱唱してくれました。
(本項投稿後、読者の方からジュリーは清志郎の葬儀に参列されていた、とのご指摘を頂きました。)

加瀬邦彦さんの逝去の際はツアーのリストをほぼ加瀬さん作曲の歌に切り替えてくれました。それがジュリーの追悼の表現方法なんだなと思いました。福岡でのコンサートの際は、曲を歌う前、言葉を選びながら「自分より若い人が命を落とすのは精神的にキツい」という様な事を短めにおっしゃられていたと思います。ジュリーの優しさが垣間見えました。
まあ、とにかくこの曲も私が大好きなカッコいい曲なんです!また聞く事ができる日は来るのでしょうか。。。この清志郎逝去以来歌っていないと思うんですよね。。。
そしておまけです!
1999年のツアー、「いい風よ吹け」での最終日でのトークです。長い時もあれば短い時もあるジュリーのトークですが、この時は20分を超えるロングトークとなっています。ジュリーは翌年から過去映像を解禁し、テレビのバラエティにも積極的に出演して行くことになるわけですが、その主旨を事前にファンに説明しておく必要があると考えたのではないでしょうか。。。
しかし話はそれだけに留まらず、自身の体型のことから、今後の生き方のこと、さらにはダウンタウンの松っちゃん、浜ちゃんの話から21世紀問題(懐かしい!)まで色々と語ってくれています。今のジュリーの状況と比較してみても非常に興味深いトークです。
※精一杯圧縮しましたが、これが限界です!粗くてすいません!
今日はこんなところです。
コロナ禍においては全世界の人が「いい風よ吹け」と心境なのではないでしょうか。。。

今はちょっとひどい状況ですが、昨年の今頃は「年末に第三波が来て感染者が爆発する」とはよく言われていました。その通りになったんだなという気もします。それに加えて、その後はもっとふえるという意見は少なかった様に思えます。
勿論私は専門家ではないですが、ワクチンも出来たし、これから夏にかけて段々と収まるのでは?と思っています。ただし業界によっては淘汰されるところと生き残るところがある、それは避けられないでしょう。
我慢して考え抜いて生き抜くしかないですよ。
それでは、また。
#沢田研二
#忌野清志郎
素敵な記事ですが、ジュリーは清志郎の葬儀、行ってますよ。
コメントありがとうございます。
そうなんですね!確認します。
文を考え直した上で修正したいと思います。
ご指摘ありがとうございます。