こんにちは、みやけです。今回は少し久しぶりに沢田研二さんお話です。

このブログを始めたときのひとつの目標であった「ジュリーのシングルの実績を(なるべく当時の)時系列で動画付で紹介していくという企画について「君をのせて」から「六月の風にゆれて~SPLEEN~」までなんとか完成させたので、ホッとしたというか若干虚脱状態?になっておりました。(笑)しかし紹介して皆さんと気持ちを共感したい曲はまだまだたくさんありますので、テーマを立てて今後も続けていきたいと思います。
これから少し「元気なジュリーのコレクション」というテーマで曲を紹介していきたいと思います。もちろんしっとりとしたジュリーも大好きなのですが、何かと滅入ることが多いこのご時世、「壮絶にかっこいいジュリー」ではなく「お茶目でかわいいジュリー」が名曲を歌うシーンを紹介していきたいと思います。
まず、2000年発売のアルバム「来タルベキ素敵」から2曲「海に還るべき・だろう」(作詞・作曲 沢田研二)と「生きてる実感」(作詞GRACE・作曲加藤ひさし)を紹介させていただきます。いずれも2004年「CROQUEMADAME & HOTCAKES 」ライブでのシーンです。まずは「海に還るべき・だろう」
月に行くなんてとてもいけない。すごいなと思うけれどもどうしても怖いんだ。星になるのが欲張り僕らは
この地球でさえ手に余ってる違うなと思っているんだ。そうまでも行かなきゃあならないのか?僕さえ宇宙さ。
神秘への旅は海がいいな。海に還るべきなんじゃない?どうだろう。
海を見ていると懐かしいのは遠すぎる記憶なんだよ。この星に生まれつき棲み続けて分け合おう譲ろう。
山を見ていると落ち着けるのは進化した証なんだよ。いつだって見つめてた答えなんだ。ひとつの本能。
神秘への旅は海がいいじゃん。海に還るべきなんじゃない?そうだろう?
月に行くなんて今でも不思議、君の残し尚更いけない宇宙から見なくても青いんだよ、地球は海だよ。神秘への旅は海がいいじゃん。海に還るべきなんじゃない?そうだろう?
こうして文字に起こしてみるとなんとも色々な意味を含んだメッセージソングなのですが、この動画でのなんともおとぼけた歌い方が好きなんですよね~。ジュリーは終始真面目な顔、かつおどけたアクションで歌っていますし、途中から急にカズさんがジュリーの周りをトコトコ歩き出す。そしていつのまにか下山淳さんもカズさんの後ろについてトコトコ歩き出す。。。3人のオジサン(失礼!)がまじめな顔で小さなアクションを取っているこのシーンは、同じくオジサンの私でも「ジュリーもカズさんも淳さんもキャワイイ!」と叫びそうになります(笑)

衣装もまたなんともパンチが効いてますし、ライブの雰囲気が実によく伝わってくる映像だな~といつも思います。気分が落ち込んだ時によく観る映像なんですよ、これは。
そして次は「生きてる実感」です。動画で行くと「海に還るべき・だろう」からの流れで次に歌われた曲です。
君にどうしようもない嘘をついては今日に追われたり。言い訳ばかりが先回りをしてヤケに黙り込む。
馬鹿ですね人間は毎日が反省だ。そう妬み嫉み疎ましいこともきっと生きてる実感なんだ。
いつもの坂道駆け抜けていけば汗が風になる。色めいた季節始まる匂いにしばし休んだり。
賢いね歳月は瞬間の連続だ。でも揺れる笑ういとおしいことも実に生きてる実感なんだ。
倦怠は迷い偽善は偶然だ。あああ、、、生きてゆく気づく度に。
でも揺れる笑ういとおしいことも実に生きてる実感なんだ。
実に素晴らしい詩です!ふさぎ込んだ気持ちであっても何かこう頑張ろうというやる気がみなぎって来るような勇気づけられる歌ですよね!私も入院中はこの歌を聴いて自分を鼓舞したものでした。すべての事を包み込み、それを開放させ、希望をもって天を仰ぐ気持ちにさせるような実に母性溢れる歌です!流石GRACEさん!
しかし、別の意味で元気が出るのがこの動画。ジュリーとカズさんが出だしからピョンピョン飛び回ります。しかも両足をLの字に曲げるという昭和のアイドル飛び!(笑)最後は下山淳さんも参加!この「海に還るべき・だろう」からの「生きてる実感」の流れは本当に元気が出るシーンです。なお、他のライブの動画を見てもこの「海に~」の歌い方はこんな感じのようですが。。。。
そしてもうひとつ、ライブでのエンディングの動画です。これはジュリーに限ったことではないでしょうが、盛り上がったライブでのエンディングは観客のテンションも上がっており、見ている側も非常にエキサイティングですね!ジュリーのライブのエンディングもノリノリの素晴らしい流れの動画ばかりでひとつには絞り辛いのですが、今回紹介するのは1999年「いい風よ吹け」のツアーでの千秋楽、東京厚生年金会館でのエンディングです。「気になるお前」から「許されない愛」を挟んで「危険なふたり」で終わるわけですが、ジュリーのテンションの高さが伝わってきて見ているこちらも心地いい!まずは「気になるお前」です。
汗まみれで衣装も少し崩れているのが、これがライブ終盤であることを容易に感じさせます。お客さんも盛り上がっていますし、バンドメンバーも事前に距離を近づけていきます。「気になるお前」は非常にファンの人気が高い曲、エンディング近くの曲としてはうってつけと思うのですが、なんとなく「もう終わが近づいているんだなあ」という哀愁がなんだか伝わってくるような気がするのです。
でもこういう女性に真正面から言い寄ろうとする歌って現代はないですね。今の若者、特に男性はそういう人は少なそうだし。。。そしてエンディングは「危険なふたり」私の大好きな曲ですが、ライブ動画の中でも1,2位を争う素晴らしい内容!これが最後であるなら思い残すことはない!そう思うくらいかっこいいです!
腰をグラインドするジュリー、ジャンプして手をたたくジュリー、曲終盤では柴山和彦さん、下山淳さん、依知川伸一さん達3人が横一直線に並んでタイミングを合わせつつ左右に振り替えるアクション、最後の最後はジュリーの筋肉&おなか引っ込めパフォーマンス!こんなエンディングなら本当に大満足で会場を後にできると思いますし、旗から見ていても「楽しそうでよかったな~」と思います。
こういうのを見ているとライブには行かなきゃな~とつくづく感じますね。これから何回かこんな動画を紹介していきたいと思います。
それから、今秋公開予定のジュリー主演「土を喰らう十二か月」は既にかなりの反響のようですね。これもまた楽しみです。
今日はこんなところです。それでは、また。
#沢田研二