(2) 症状悪化につき抗がん治療開始

病名の告知を受けたのが2016年の12月。とりあえず様子見ということで翌年3月に定期検診を受けました。血液検査の結果は各数値少しずつ低下していました。私はかなり嫌な予感がしたのですが、当時の担当の先生は「誤差の範囲内とも言える」という見解であり、とりあえず6月に次の予約を取りました。

はじめに書き損ねてしまったのですが、私自身は昨年の社内健康診断の段階から何の自覚症状もなかったのです。貧血の方につきものの、目まい・ふらつきや階段を上るとゼイゼイするという症状は全くありませんでした。その為この3月の通院の段階まで何かモヤモヤとした気持ちだけを抱え生活していました。

私は地方都市の某小売店の本部で勤務しております。12月の診断結果は当然上司に報告しましたが、担当医もそのまま勤務可能だとしていましたのでそのまま業務を続けていました。ちなみにその時の私はもう20年近く糖尿病を患っていました。一時はHlA1bが12近くまで悪化したこともあったのですが、この頃は6.0程度とそれなりに安定していました。また、身長は約170cmでしたが、体重はこの時95キロくらいありました。中学・高校と野球をやっており、やめてから一気に太り始め一時は110キロ近くまで増えたこともありました。この太り具合が後々問題となり30キロ近いダイエットをせざるを得なくなります。

しかし、6月の検診を前に私の体調が大幅に変化・悪化してきました。非常に疲れ易くなり休日の日は外出しても15時頃には帰宅して昼寝をしなければ持ちませんでした。仕事は比較的暇な時期ではあったのですが、毎日ヘトヘトになって帰宅していました。

違和感を感じた私は6月末に予定されていた定期検診を2週間前倒し通院、血液検査の結果、白血球2.77L(標準値3.3~8.6) 赤血球2.87(同4.35~5.55) ヘモグロビン9.8(同1.7~16.8) 血小板322(同158~348)と大きく悪化しておりました。そして即骨髄検査を行うことになりました。

骨髄検査とはマルクとも呼ばれ、手術台にうつ伏せになり、大きな注射を腰のあたりにある骨に何度も刺し、その骨の中にある骨髄を採集するものです。ちなみにこの注射色々なブログを見ていると「とても痛く恐怖だった」と書いている人がかなりいます。しかし、私の場合「イテッ」という程度でそれほどの痛みは感じませんでした。私個人の感覚としては動物の本能みたいな感じで、身体の表の部分の注射は苦手なのですが、裏(背中)の注射は特に気にならないのです。ホラ、猫ちゃんとかも親しくなった人にしかお腹は見せないじゃないですか(笑)

しかし2週間後の骨髄検査結果は更に症状が進行していると告げられました。これが普通のガンだったら第何ステージとかの階級があり少しはわかりやすいのですが、私の病気は数値の指標がイマイチ曖昧でそう言われてもピンときませんでした。しかし、先生からは「今後は骨髄移植を見据えた抗がん治療が必要になる」と言われました。最初の診断では進行が早ければ数年後にそうなるかも?と説明を受けていた事がいきなり現実となってしまったのです。そして診断結果表の中に書かれていた「中央生存値」という欄にしっかり数字が刻まれているのに唖然としました。。。。

#骨髄移植

#骨髄異形成症候群


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