私のコミュ力不足(2)隠された憎しみ

こんにちは、CMBOです。

早速前回の続きです。社会に出て以来自己主張ができない自分に気づいた私は、
対策として常に高圧的な雰囲気を出し、人に舐められないようなキャラクター
になる事を選択しました。そして理不尽なことがあると感情をむき出しに
してしまい激怒するのです。相手に先に攻撃を仕掛け不意打の先制パンチで
逃げ切ってしまおうという作戦です。

ただこの手法、心理学的に見れば「コンプレックスが高い人間が行うよくある手法」
であり、私としても中々の黒歴史です。
そして許せないことがあると極端に「キレて」しまっていたのですが、
これも「自信の隠された憎しみ」を処理できていない為にキレることで
それを代替処理していたのです。一言で言えば八つ当たりです。

私に取ってその対象は間違いなく母でした。

でもその当時はそれを認めることをできませんでした。
いや、気がつきませんでした。
母は主婦としての仕事は完璧にこなしていましたし、中高時代野球に
明け暮れ夜遅く帰宅しユニフォームの選択、弁当の準備等相当に
大変だったと思います。

更には私は大学受験には現役では受からず、1浪した上12学部もの
試験を受けた上で滑り止めの滑り止めだった大学にようやく合格、
かと思えばその大学で1年留年してしまいました。
せっかく就職したものの2年で会社を辞めてしまい両親には精神的にも
金銭的にも大きな迷惑をかけてたのです。

ですので、感謝・引け目と相反する気持ちがある一方、相変わらず
人の心を解さない発言を連発する母への怒りは日に日に積もっていきました。

以下の話は頻繁に発生してた話なのですが。。。。
母は私に「顔が真っ黒だから、きちんと顔を洗え!」と再三繰り返していうのです。
一応私は毎日洗顔フォームで顔を洗っているのですが。。。

実は母の実家は離島で漁業関係の仕事をしており、海沿いで日光を受けやすい
為か色黒の親戚が多いのです。ただ私は母についてはそれほど色黒とは思わず、
むしろ色白な方だと思っているのですが、おそらく祖母からやっかみで
色々言われていたようで顔が黒い事には異常な恐怖心があるのです。

色黒と汚れで顔が黒い事は全く別の話だと思うのですが、
母には分別できないようなのです。私は2度目の職場では倉庫内勤務でしたので、
倉庫内の煤で汚れ顔が真っ黒、、、とまでは行かなくてもかなり汚れて
帰ってくる事はしょっちゅうありました。
これは仕事をした証だと思うのですが、母はそれを非難するのです。

後年、だいぶ経ってからの話ですがこんなことがありました。
年の瀬、婚約したばかりの私の妻と義母が私の実家を訪れてくれてたのです。
私は時期柄出荷作業でドロドロになり、それでもなんとか早めに仕事を
切り上げ実家に帰ったのですが、家のドアを開けて母の第一声は、、
「ま〜〜、そんな黒い顔して帰ってきてよく恥ずかしくないね!」でした。

母は素直に感情を話しただけでしょう。でもこちらは仕事で埃まみれになって
急いで帰ってきたのです。夜の11時近くに。一生懸命仕事をした証です。
これには怒りが心の底から湧き上がり、「それが仕事で疲れて帰ってきた
家族に言う言葉か!」と母を罵倒し大声をあげ、妻と義母が止めに入り。
後で見かねた妻が「お義母さん、あの言い方はないですよ」と詰め寄ると
言うことがありました。あの時は正直な話母に手を挙げかけましたね。

話は大きく逸れましたが、私もまた心の憎しみを解消できずに不安定な
コミュケーションを行い、不安定な毎日を送っていました。
高圧的な態度は何十人ものパートさんを管理する仕事は少しいい方向に
出た部分はあったかもしれません。どこかで情が移って親しくなってしまう
人がいると他のパートさんのジェラシーが発動し大揉め事になりますからね。

そうしているうちに、私は自動車免許を再取得し、営業に復帰する事になりました。
しかし、また試練が訪れる事になります。

 

今日はこんなところです。

それでは、また。

 

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