私のファミリーヒストリー (3)

こんにちは。今回は私のファミリーヒストリーについての3回目です。

ひいおじいちゃんについて戸籍から簡単にまとめると

①明治初期に広島県三原市近郊の農村で出生
②明治後半に広島から福岡県門司市に移住。
③明治後半に福岡県大牟田市近郊で結婚。
④昭和5年11月30日死去。(死因不明)

となります。

前章で書きましたように、戸籍から死因を辿るのはいきずまってしまったのですが、
福岡県に移住してどのような流れで住まいを変えていたのか調べることにしました。
どうも門司と大牟田の間を行ったり来たりしていたようですが、詳細は
よくわかりません。亡くなられた時に住まいが何処だったのかも不明なのです。
おそらく、門司に家を構えつつも職業柄福岡を転々としていた印象なのです。

ただし、門司の家が何処にあったかは確認することができました。
昔の住所が分かれば、今の住所はおそらくこの辺りになる、というのは
役所で調べてくれるのです。
私は一計を案じてその近辺のお寺にひいおじいちゃんが関わっていないか
直接調査することにしました。お寺はそうそう移転しませんし、当時地域の
事をよく把握されていたのはお寺の住職さんだと思ったからです。

そしてその周辺にお寺がどのくらいあるかgoogle で検索してみたのですが、
10件以上もありました。だいたい徒歩30分以内の範囲に絞っても。
更には私の実家の宗教は浄土真宗。浄土真宗系のお寺で絞り込むと6件に
なりました。

私はどのような接触の仕方をすれば良いか大いに迷いましたが、一旦事前に連絡
を入れ、指定の時代に「●●●●」という人の痕跡が残っていないか調べて欲しい、
と電話依頼する事にしました。理由は家系図作成の為です。
しかし、電話するのは本当に緊張しましたね。事前にメールか手紙をお送りした方が
いいのか?いきなり直接訪れた方がいいのか???

NHKの腕章つけて「ファミリーヒストリーという番組の調査でお聞きしたい
事があるんですが。。。」と言えば話も通じやすいと思うのですが、
いきなり見ず知らずの男がやってきて、「昔の人のプライバシーを教えて欲しい」
と言い出したって普通怖がられ門前払いされてもしょうがないなと思っていました。

まず3件電話したのですが、いずれも住職さんは不在だったのですが、全てその日の
うちに折り返しの電話を頂きました。1件はその時代にはまだこのお寺は出来て
いなかったとの事。もう2件は当時から寺は存在するが、過去帳を探して調べて
見たがそのような人は見当たらなかった。との回答でした。
皆さん、突然のお願いに実に親切に対応して頂き本当に有り難かったです。

浄土真宗のお寺はもう3件あるのですが、ここには今現在まだ連絡出来ていません。
何か残っていればいいのですが。。。。

ちょっと門司への調査は限界が見えてきたので、矛先をひいおじいちゃんの
出生地、広島に変更することになりました。
実は戸籍は必要書類さえ準備すれば、郵送でも依頼することができます。
この戸籍がどの位前まで残っているかは地域によってかなり違うのです。
東京辺りは空襲でかなりの戸籍現本が焼失してしまっているようです。
また自治体の方針で100年以上前の戸籍をも保存しているところもあるようです。

しかも私がめざす場所は広島。被爆地なのでまだ昭和5年以前の戸籍が残って
いるかは望み薄だったのですが、2週間くらいで返信の封書が届き、ひい
おじいちゃん、及びその2代前の戸籍を取ることが出来ました。
これは嬉しかったですね!この先祖2人の名前はひょっとして父や親戚も
知らないのかも知れません。

ここまで来ると「これは広島に現地調査にいくしかないな」という気持ちに
なってきました。門司で行ってきた方法を取れば場所まで特定出来そうだからです。
更に私は子供の頃、母からきになる話を聞いていました。
ある日祖父宛に広島から電話がかかってきたそうです。相手は役所っぽい
人だったようなのですが、祖父に変わりその方と話し始めるとまもなく
「そんなものは知らん!」「要らん!」というような言葉を発して直ぐに電話を
切ってしまったそうなのです。

後から考えると、広島に私のひいおじいちゃん、もしくはその前の祖先名義の
土地が残っており、役所がその確認の電話をかけてきたので?という気がします。
しかし、ひいおじいちゃんとは折り合いが悪かった?祖父にとっては
その名前を聞くだけでも嫌な思いになり電話を切ってしまったのではないか?
そんな気がします。

というわけで、4年前の夏、私は有給を利用して広島に現地調査に行くことにしました。
熱かったな〜。

今日はこんなところです。
それではまた。

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