私の森喜朗論 〜擁護論が耳に入るようになったのはSNSのおかげ〜

こんにちは、みやけです。

今回は今時の人になってしまっている森喜朗氏(肩書きは今後変動しそうなので省略します)について書いてみたいと思います。森氏の動向はもうここ最近はワイドショー・ニュース番組で取り上げられないと言っていい日はなく、大半のメディア叩かれている人物。ここで態々取り上げるのも「便乗」と思われるかもしれないのですが、私なりに別視点で思うことがありますので、ちょっと書いて見たいと思います。

まず

・「会議の女性発言」問題だけでなく、それ以前からの森氏の発言はコロナ禍で我慢を重ねている国民の心に寄り添えていないものが多く、反感を買うのも止むなし。

これが一つ。ただし

・「会議の女性発言」は相当に切り取られて拡散されており、過去の幾多の問題発言同様にわざわざ意図的に外国を焚き付けている。「南京虐殺」や「従軍慰安婦」とやり口が同じ。

こっちの方がより訴えたい点。でもよくよく観察すると

・過去の「問題発言」では”正論”を振りかざすマスコミ・文化人に一般大衆の声はかき消されてきたが、SNSの発展により今回は擁護派の声も十分耳に届くようになった!→日本の国民も成熟してきた!

という事を一番感じるのです。

40歳以上の国民なら、森氏の総理時代のイメージがまだ何となく残っているかもしれません。選挙の際「無党派層は家で寝ててくれればいい」とか「日本は神の国」発言等で大きな批判を浴び総理を辞任された人物、というのが大方のイメージですかね。浅田真央さんへの「彼女は必ず転ぶ」発言なんてのもありました。

ただし、プロレスファンの私にとってはマット界の良き理解者というイメージの方がやや強いです。元プロレスラーで引退後は衆議院議員となり文部科学大臣まで登りつめた馳浩氏や5年前に亡くなられた名脇役レスラー永源遙さんとの繋がりが嫁いですし、森氏本人も何度も会場に来られていますし、近年はリングサイドで悪役レスラーと絡んだこともありました。元総理なのに。。。。。

今回森氏を擁護されている方々の意見を集約して見ましたが、おそらくこの方は親分肌であり自分を頼りに集まってきた人については手厚くもてなしてくれる人、そしてその外向性を活かした豊富な人脈があり色々なところに顔が利き決断力が早くリーダーとしての資質に恵まれている人なんだろうなという印象を持ちました。

今回森氏を擁護されているジャーナリストの有本香さん舛添要一元東京都知事お笑いコンビEXITの兼近さん等はそのような趣旨のコメントを発していますし、あまり表に出ておらず本人も語っていない森氏の功績(平和主義・金銭的清廉さ)についても述べられています。この点については私もなるほどと思っていますし、共感している部分もあります。

でもやはりコロナ禍以降の森氏の発言はマズかった!森氏は高齢ですからもう自分のやり方を変えられないのでしょうが、あらゆる日常生活が急に取り上げられ、ほぼ戦時中とも言ってもいいこの状態で、今までのような自分のやり方(思ったことはすぐ言葉にしてしまう)を貫く言動では国民の心も離れるでしょう。

緊急事態宣言も発令され国民が殺気立っている中、「女性差別」というテーマは批判したい側の人間に対して、切り札としてはうってつけの地雷ワードを提供してしまいました。森氏を攻撃したい側にとっては、「絶対に反論されることのない究極の正論(特に日本では)」としてその発言が脅迫に近いものまで発展しやすいのです。”差別”って思考停止に陥るワードですから。

今回のように正論を振りかざして過剰に他人を攻撃する人は、今回の問題と別の自分が持つ怒りを解消するために過剰に絡んでいる人が多いと思うのです。加藤諦三先生の言葉にもありますが。

森氏は過去の問題発言でも上に挙げたように同じように袋叩きにあいましたね。他の方の「南京虐殺」とか「慰安婦」等のいわゆる問題においても同様に「被害者?」側の主張に意見を挟もうものなら特定マスコミを中心に一斉攻撃され、それを擁護するような意見は一切取り上げられなかった印象があるのですが、今回は違いますね。擁護論も耳に入ってきます。

これはSNSの発展によるものだとつくづく感じます。本来そうあるべきだったのですが、一つの問題に対しても当然様々な見解あり、その事を確認できるようになった訳です。今までは権力者や人気者のトラブルにおいて「いくら悪いと言っても、どうしてそこまで追い込む必要がある?」という感じで、悪への成敗は何を言っても許される感が満載でしたが、ようやく日本もまともな国になりつつあるのだと感じましたよ。

そもそもマスコミが拾ってくる「街の声」なんて本人の実際の思いと合致していない場合が多いと思うのです。街を歩いていて急に今世間を騒がせている問題に対してテレビカメラを持っている人から意見を求められた場合、本音を言うと思いますか?会社の上司や配偶者の実家の人もそれを見るかもしれないのだし、それを放映する際にはどう都合よく切り取られるかわかったもんじゃない。規範意識に沿ったコメントしか出る訳ないでしょ!

そもそもがテレビがもう信じられていなくて、市民の本音なんて拾える状況じゃないと思いますよ。

私の住む福岡では、博多華丸・大吉さんが出演して福岡県内の至る所を街ブラする『なんしようと?』と言う番組があるのですが、毎回関東・関西の芸人さんもゲストで呼ぶ訳です。当然彼らが街の人に声をかける訳ですが「福岡ってカメラ向けて質問しても答えてくれるんですね?東京じゃあ大抵拒否されて全然立ち止まってくれないんですよ」と言う発言は人を変えて4、5回聞きましたよ。

それだけ都心に住む方はテレビに顔出しして質問に答えるなんてリスキーだと多くの人が思ってるんですよ。まあ、なぜか福岡は相変わらずのようですが。。。。

私にとっては、森氏の発言は「過去の成功事例と同じ感覚で喋ってしまい下手こいた」と言う感じなのですが、それを大きな騒ぎにしようと目論んだ側もやはり「過去の成功事例と同じように追い込もうとしたが今回は様子が違った」とも思うのです。

この問題に関しては、体育会系組織が抱えている絶対服従の年功序列問題や権力者同士による談合制度等日本の持つ様々な長年の悪習が露呈した感がありますが、私はこの反論がたくさん聞こえてくるようになった事が一番興味深かったですね。

今日はこんなところです。それでは、また。

#森喜朗