こんにちは、CMBOです。
早いもので、一昨年夏骨髄移植を受けてから17ヵ月が経過しました。専門用語でいくとday510とか、そんなところでしょうか?当然ですが、移植直後は数える程しか無かった髪の毛クン達も随分生えそろって来ました。


現在の状況はこんな感じです。後ろ髪はもう通常装備。前髪も頭頂部はなんとか誤魔化せる?レベルまで生えて来ており、必ずしもキャップは必要で無くなった感じです。ただし、風呂上りのお湯に濡れた状況を見ると「もう一踏ん張り!」とは思いますが。。。。
時系列順に画像を追って行きますと、移植直後は当然こんな感じ、

4ヵ月後が

6ヵ月後が

12ヶ月後でここまで回復。

で、今に至るわけです。
以前も書きましたが、男性は頭頂部の髪の毛の伸びが遅いようです。実は12ヵ月目の時点で理髪店には行っておりバランスが悪いのでサイドだけカットしてもらっています。それから2回はカットに行っており、ようやく「ヘアースタイル」と言うものが視界に入って来た感じです。
でも嬉しいですね。移植の際は髪の毛はもう生えないかもしれない、と覚悟はしていましたから。本当にドナーさんには感謝です。
髪の毛以外の身体の現状ですが、味覚障害が中々改善されないのが1番の悩み。確実に「美味しい!」と思えるのは甘いものであり、汁物や複雑な味の食品は直ぐに口の中が苦くなってしまいます。なんか精神的な部分が多いような気もします。
それ以外は深刻なGVHDに悩まされることもなく、それなりに元気に過ごしています。
そして気になるのは「いつまで待てば完治と言えるような状況になるのか?」「再発の危険性がほぼ無くなるのはどの位かかるのか?」という事。当初はその事を随分食い下がって担当医に聞いたものでしたが、先生が答えてくれる事はありませんでした。資料によれば、それは3年というものもあるし、5年というものもあるし、危険性は一生続くと記しているのもあり様々です。
担当医は何か思惑があるのか?それとも本当に答えるべき材料が無いのか?よく分かりませんでしたが、私は途中からその点について聞くのを止めました。私は今の担当医についてはとても信頼しリスペクトしていますが、この事を聞くことに意味はないなと思ったからです。
そして私は、色々と血液の疾患について調べていくうちに、「感染症等にかからないよう清潔を保つこと」と「病気が再発する事は別の事ではないか?」と思うようになりました。この病気は遺伝子レベル、いや、そのもっと深い部分で発生するものであり、自分自身がどうあがいても逆らえないものではないか?と。物騒な世の中ではありますが「いつか通り魔に刺されて死ぬのではないか?」と気に病むようなものです。
私は「もう2度とあんな目に遭いたくない!」という気持ちと「いつ再発してもいいように毎日やりたい事を悔いなくやって精一杯過ごそう」という一見相反する思いを常にバランスよくセットしておこうと心がけています。
尊敬する加藤諦三先生の「変えられる事は変える努力をしましょう。変えられない事は受け入れましょう」という言葉が心に沁みます。
どんな事が起ころうと自然体で受け止めるタフな精神力。もっともっとその力を磨きたいものです。
今日はこんなところです。それではまた。
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