認知症と資産売却と成年後見人

こんにちは、みやけです。今回は久しぶりに身の回りのことを書いてみたいと思います。まあ、本来はそういう趣旨のブログな訳で。。。。

私の家族は妻が一人、子供はいません。妻は私の居住県とは異なる某地方都市出身なのですが、その妻の母、私の義母の認知症の症状が悪くなりつつあり、施設へ入ることが具体化してきたのですが、それに関する資産売却についてが今回のテーマです。

義母は80代前半。今は独身の義理の妹と2人暮らしなのですが、彼女も自身の都合で年明けには県外に転居しなければならなくなり、要介護1の義母の一人暮らしは無理そうなのでやむを得ず地元の施設に入ることを検討し始めたのです。しかし法律を絡めた金銭的な問題にぶつかったのです。

義母の今の住まいは自身名義のマンションなのですが、当然入居の費用にはマンションを売却してそれに充てようと想定する訳です。義母のマンションは築20年前後の建物ですが、地方都市とはいえ県庁所在地であり、県最大の繁華街のすぐ近くの場所なのでそれなりに値はつくはずなのです。実際直近で退去した人の話を聞くと買い手はあるようです。売却→入金と施設入りのタイミングをうまく調整できれば事は問題なく進む。。。。そう勘定していました。

しかし、よくよく具体的行動を調べていくと、「認知症の診断をされた患者は自身の不動産の売却はできない」のですね。これは法律で決まっており、相続もしかりとのことです。これは認知症患者の人権を守る(周囲の者から勝手に財産を使われたりしないよう)為の設定だと思うのですが、この事を知り、妻・義母・義理の妹が計画を大幅に修正をせざるを得なくなりました。義母も話が全く通じないという訳でなく、3人で協議し、納得して出した計画だったようなのですが。。。。

正直なところ、義母の現金資産はそれほどある訳ではないので、施設への初期費用及び毎月の支払に関してはほぼ全てを年金でカバーしなければならない状態になりました。マンション売却が出来ていれば不足分についてそれを切り崩していこうとしていた訳ですね。ですので、入居後マンション売却が実現すれば施設の転居もできるでしょうけど、当初は条件の良くない施設を選ばなければならない状況になってしまったのです。

では、どうすれば売却が可能になるのか?家庭裁判所に「成年後見人」の選任を申し立て、状況を精査した裁判所が判断した「成年後見人」が財産の管理が可能になり、不動産売却もできるわけです。もちろん、申し立ては患者の家族でも可能ですが、最終的な裁判所の判断では裁判所が指定した弁護士に決まることが多いようです。もちろんそうなった場合、その弁護士がきちんと誠実に仕事をしているかどうかは逐一家庭裁判所がチェックするとのことです。

私と妻はラジオ「テレホン人生相談」のヘビーユーザーなので、この「成年後見人」制度については頻繁に耳にするワードであり、どのような意味を持つものなのかはそれなりに認識していたのですが、まさか自分達の身にもかかわることになるとは思っていなかったですね。でも少しでも知識があったのは良かったと思います。では、これから具体的にはどのような行動を取ればいいのか?私は妻と一緒にスケジュールを考えました。

施設に入所したとしても、色々と面会はすることになります。義理の母の住まいと私達夫婦の住まいの距離は車で2時間半ほど、しかし義理の妹の転居先はもっと遠いところになります。面会の対応は必然的に私の妻がメインに行うことになるのですがマンションを最終的に売却する以上、今の義母のエリアで施設を選ぶことはあまり意味がなくなります。むしろ一時的(形式的)にでも義母の住民票を私たちの住むマンションに移し、私たちが住む県で施設を探したほうがいいのでは?という結論になりました。

施設を探していると条件として「その市町村に住民票がある方」という縛りが多いのですね。義母については施設の見直しはあったとしても、また一人暮らしや家族と一緒に生活する事はないのでそのような結論に達した訳です。後は成年後見人申請についてどこで行うかの兼ね合いも出てきますが、そこはまたこれから勉強ですね。義母の状態がそれほど極端に割るわけではないのでひっ迫はしていないのですが、でもこういう事って急に事が展開したりするのでやはり早く手を付けるに越したことはありません。

しかし、このようなケースについていろいろと一般の人の声を検索してみたのですが、私たちのように、いざ両親が認知症になり施設に入ることを検討する事になって資産売却不可問題が立ちふさがって困る、という声はすごく多いですね。それは良く分りますよ。そりゃあ、親、もしくは子供の側に現金資産が何千万も常備していればいいのでしょうけど、自宅が最大の資産、という人はかなり多いと思うのですね。庶民の多くは。

でもそれを人生でもかなり大きな選択の一つになる施設入居のチョイスという点で自由にできないのは理不尽だなと思います。まだ我々ならいいのですが、急に「成年後見人」などと言われてイメージが持てない人もたくさんいると思うのですよね。「青年」と聞き間違えて「女性はだめなのか」と思い込んでしまうような笑うに笑えない話もあるようですし。。。認知症患者の保護、という観点も分からなくはないですが、もう少しスムーズに事が進められないものかと。。。

とりあえず、申請の準備・勉強をしつつも私の地元での施設探しが日課になりそうです。コロナ禍もようやく収まりつつあり、見学もかなり解禁されてくるでしょうしね。

私自身の側ですが、父は5年前に既に他界。母はまだ元気ですが、足が悪いのに高台の2階建て8部屋ある自宅での一人暮らしに固執し、生活のコンパクト化を図ろうとしません。一番しんどいのは自分自身だと思うのですが、趣味もなく自分にしか興味のない彼女は「市内の高台の一軒家」というステータスにこだわり今の生活を変えようとはしないのです。誰も母を羨ましく思う人はいないと思うのですが。。。

私とは大きな確執がある母ですが、まだこちらが手を差し伸べなければならない状況ではないのはありがたいことだなとも思います。

今日はこんなところです。それでは、また。

#認知症

#成年後見人

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