野球少年の夢〜〜左打ちのケジメ(6)

こんにちは、CMBOです。

相当脱線しまくってますが、今回はまた中学時代の野球部の話です。前回はいよいよ私の初打席!という場面で終わりましたが、続きを書く前に私の野球の打者としての“構え”について、自慢、、、いや話をさせてくださいw

私は特注バットで素振りを繰り返すことによりスイングスピードが大幅に早くなったのですが、腕の力が強くなりバットを重く感じなくなる事で自然と構えもドッシリとしたいい構えが培われたようです。いわゆる相手から見て「打ちそうな構え」です。

野球の極意は、ボールを遠くに飛ばそうと思ったら遠心力を利用する為大きな弧を描くようやや脇を広げ、腕は少し伸ばした状態から構えてバットを振ります。しかしその構えだと特に内角(自分の胸元)に速い球が来た場合、やや手を折りたたんでバットを振る必要がある為、振り遅れる事が多くなります。まだバットを自由にコントロールできない中学生はなおさらです。

ちなみにその構えの代表的な選手といえば現ジャイアンツの監督の原辰徳さん。

その前でいくと阪急ブレーブスの黄金期に4番として活躍した長池徳二さんがいらっしゃいます。

おふたりとも「遠くに飛ばしてやろう!」といういいポーズしてますね〜。相手ピッチャーはこんな構えで待たれたら「こいつは打ちそうだ」とかなり警戒するものなのです。

では普通はどう構えるものなのか?飛距離は二の次でまずバットにボールを当てるのを優先するバッターはどう構えるものなのか?プロの選手を例に出すのは失礼?というか誤解を生むのでこの方の写真をあげてみました。

“神スイング”でおなじみのタレントの稲村亜美ちゃんです。この方の構えも球を当てる事最優先の構えとしては素晴らしいんですよ。腕はやや折り曲げており内角の速球にもチキンとバットを振れるよう準備していますし、膝も適度な力加減であまり足が開いておらずどんな球にも対応出来そうです。

持論をまとめますと、原さんや長池さんのフォームが、腕力に自信がある方でボールを遠くに飛ばすことに重きを置いている選手の目指す構え。稲村さんの方が標準的でまずバットにボールを当てる事に重きを置いた構えです。

では、私はどうだったかというと、意識していたわけでは無いのですが、知らずのうちに原さんみたいな構えになっていたのです。兎に角バットの重さに負けない上半身を作りたい、バットを立てて持ってもふらふらしないような安定感を持ちたい、そう思ってなるべく背をピンと伸ばした構えを意識するうちに自然とそうなっていたようです。

ちなみに私の構えは他の人から見ても「オッ!」と思うものであったようで、全く今まで話した事も無かった先生から急に「こないだ君の構え見たけど凄くいい構えやね〜」と何度も言われましたよ。

この文を書いているうちに今も自分の構えが当時をキープしているか?家にあったバットで約10年ぶりに構えを取ってみましたw

構えて見ただけなので力強さは無いですねw。でもまあ、背中をピンと張った感じはそんなに変わってない気がします。

まあ、それは余談。試合の話に戻ります。私は意図的に3回大きな素振りをアピールしてからバッターボックスに入りました。そうするとキャッチャーから何か指示が出たようで、一塁、二塁、遊撃手が数歩後ろに下がってやや右に寄りました。三塁手は逆に少し左に寄りました。外野手が守備位置を変えたかどうかはそこまで見る余裕が無かったのですが、兎に角相手は私の雰囲気に不気味なものを感じたようでした。

さあ、第1球!外角高めにストレート!私は微動だに出来ません。審判のストライクのコールが入ります。やはり活きた投手の球は、バッティングセンターや練習の球とは全然質が違います。ましてや抑えに来ている球ですから、、、。タイミングも外そうとしていますしね。

私は相当に戸惑いましたが、次の球に絞って手を出すことに決めました。追い込まれて変化球でも投げられたら為すすべがないからです。タイミングは合いそうもないですが兎に角バットを振るしか無いのです。そして次の球!私は思い切ってバットを振りました!

今日はこんなところです。それでは、また。

#中学野球部

#原辰徳

#稲村亜美

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