骨髄移植day730突破記念ブログ

こんにちは、みやけです。

前々回のブログでも書きましたように、私は2年前の8月7日に骨髄移植を行いました。なんとかかんとか無事移植後3年目に突入した訳です。どの辺りで安心していいのか皆目不明な戦いはまだまだ続くようですが、まずは一安心。更には支えていただいた周囲の方々には改めて感謝させていただきます。

妻への慰労も込めて少しはお祝い的なこともしたかったのですが、このような情勢下ですので中々遠距離旅行とかそう言う訳にはいきません。色々考えた結果、GOTOキャンペーンを利用して車で30分くらいの所にあるシーホーク・ヒルトンホテルに1泊だけ利用する事に決めました。夜もホテル内で取りどこにも外出しないという引きこもりプランです。

宿泊客は翌日も休みという事を考えればかなり少なかったですね、夕食は外に食べに行くことも考えましたが、福岡は再度コロナ感染者が多くなっておりリスクも多いのでホテル内で取る事にしました。希望は中華だったのですが、予約で結構埋まっており遅い時間にしか取れなかったので、バーラウンジを18時に予約しました。最上階の35階にある眺めのいい場所です。

オーダーしたのは上の糸島豚のサンド風ローストビーフツマイモのポテトフライ、イチジクのリゾット、アスパラガスの炒め物を単品でオーダーして2人でシェアしました。ホテル側は相当ソーシャルディスタンスには気を使っていたので安心して食事できました。

部屋はハイクラスの朝食付きツインで計2万円(駐車料金なし・GOTOキャンペーン割引使用)プラス食事代で7000円程かかりました。そういえば部屋の空きが無い?という事で更に上のクラスのトリプル部屋を案内され贅沢に過ごすことができましたね。ささやかな?ものですが大いにくつろげました。

肝数値の悪化や皮膚の異常等細かいトラブルはありましたが、なぜこの2年間それなりに平穏無事に過ごす事が出来たか?過去も色々考えたのですが、最近よく思うのが、胃腸が丈夫だったというのが大きいのでは?という事です。

私は慢性的な便秘体質である反面、お腹を壊す事は滅多に無いし、食べたものを戻すことも滅多に無いのです。下痢になったりお腹を壊すというのはMDS診断の3年半前からずっと無いですし、もどすというのはもうここ10年くらい記憶にありません。

移植入院時、当時の担当医からは「猛烈な下痢に襲われるはず。酷い時はGVHDの深刻度を調べるために用をたす都度便をそのままトイレ内に溜めおいてもらい後から看護士が回収するケースも想定している」と言われ「ヤダなあ。。。」と憂鬱だったのですが、下痢になる事は一度もなくその話は立ち消えになりました。

私の父も母も胃腸が強く、遺伝の要素が大きいのでしょうか?でもという事は服用した薬を吐き出すこともなく、プラス口内炎に悩まされながらも必死に取った食事を中途半端に排出する事も無かったので、栄養素摂取を中心とする健康状態が想定通りにキープされた、この事は結構大きかった気がするのです。

どの闘病記を見ても「もどす」「下痢」というのは必ず付いて回っている気がするのです。これは大きなポイントだったと最近は確信しています。もどすことと下痢についてはメンタル的にも不安定な要素になりやすいですからね。このような強い胃腸・肉体で生まれて来たことに感謝せねば、と改めて思いました。

そして今日は定期検診だったのです。血液検査の結果は以下の通りです。ようやく肝機能数値が正常の範囲に収まりつつあります。

この結果を踏まえて病状が悪化〜骨髄移植、そして現在までの数字を並べて見ました。

確かに順調です。しかし毎回定期健診の度に「妙に悪化した数値があればそれが再発の始まりなのだ」と覚悟して病院に向かう日々に変わりはありません。健常者には中々理解してもらうのが難しい静かな戦いですが、継続して行く他はないのです。

看護師さんとのヒアリングもあったのですが「〇〇さん(私)の状態が順調であるのは、看護する側にとってもやりがいの一つとなるのですよ。」と労ってくれました。

努力すると言っても何を努力するのか?ひたすら我慢し、ひたすら安全策を取るという側から見れば退屈で単調な努力だと思います。そして中々伝わりません。私がこのブログを始めた理由の一つに「がん患者の様々な苦労が少しでも一般の健常人にも伝われば」という想いもあるのですが、その逆自分の気持ちを文書化するだけでも虚無感を癒す効果があるからなのです。

これからも長生きしてどんどん自分の気持ちを発信して行きたいですね。

今日はこんな所です。それでは、また。

#骨髄異形成症候群

#骨髄移植

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