(企画)沢田研二ディスコグラフィー 特別編 その1

こんにちは、みやけです。

今回は何度か書いている沢田研二さんのディスコグラフティー企画の続編を
書いてみたいと思います。

これまで4回書きましたが、順番としては私が初めてリアルタイムで聞いた「勝手にしやがれ」
から初め、あとは時系列でリリース順に紹介してきました。
しかし、もちろんその前にも大ヒット曲は沢山ありますし、私自身も後から聞いたとは言え
思い入れの深い曲も数多くありますので独自にチョイスして紹介して行きたいと思います。

◎ 君をのせて
1971年11月1日発売。作詞 岩谷時子、作曲 宮川泰。
オリコン最高順位23位。レコード売り上げ枚数計10.3万枚。オリコン100位以内登場週17週。

沢田研二さんのソロでのデビュー曲です。
惜しくも大ヒットにはなりませんでしたが、澄んで美しいオーケストラの音色に乗せて、
ワリと雲に飛び乗るようなジュリーの甘い歌声はとても印象的です。
ザ・タイガースの路線をそのまま継承しているようにも思えます。

過去のコンサートのMCでも何度か語っていますが、最初ジュリーは「少し難しい曲」
としてこの曲は余り気に入っていなかったようです。
しかし近年のコンサートでは歌唱される頻度が非常に高い曲であり
アンコール後の再アンコールでサプライズ的に歌われる事もあり、
最近では明らかに「好きな曲」なのではないかと思います。

特に最後のサビの「ああ〜」の部分では「この音は素人には出せない」と
自画自賛しつつもヒットする曲に限って「ああ〜」が入る部分が多く、
2003年のコンサートでのMCでは
「いつしかアアアのジュリーと呼ばれるようになりました」
と自虐的に語っています。可愛いですね。

今回映像で紹介するのは私自身ジュリーの番組での「神回」と思っている
2008年NHKのSONGSでの歌唱。
私の個人的感想ですが、2000年頃のジュリーは一次的に声量が範囲が
狭くなっているように感じているのですが
この時期は復活、というよりは年齢的にうまく脱皮したいい声になっており、
「君を乗せて」の出来としてはリリース時を含めてベストではないかと思う
仕上がりです。60ちょうどのジュリーの透き通った甘い声は最高です!

◎ あなたへの愛
1973年1月1日発売。作詞 安井かずみ、作曲 加瀬邦彦
オリコン最高位6位。レコード売り上げ枚数計22.5万枚。オリコン100位以内登場週19週。

存在はやや地味な曲ですが、何かこう、非常に心を打たれる歌詞なんですね。安井かずみさん作詞ですから。。。。。
還暦記念コンサート「ジュリー祭り」ではジュリーが涙ぐんでしまうシーンが何度かありましたが、
この曲を歌う最中でも途中から感涙されておりました。
とても思い入れがあるんだなあ、と思ったものです。

この曲もコンサートで歌われる頻度が多い曲です。
そしてこの曲もまたジュリーの高音が堪能できる曲なので、私の好きな曲の一つなのです。

◎ 危険なふたり
1973年4月21日発売。作詞 安井かずみ、作曲 加瀬邦彦
オリコン最高位1位。レコード売り上げ枚数計63.1万枚。オリコン100位以内登場週31週。

ジュリーが初めてオリコンで1位獲得した記念の曲でもあります。
そして私自身が「沢田研二さんの曲で一番好きな曲は何ですか?」と聞かれた場合、
即答で「この曲」と答えるくらいお気に入りの曲なのです。
これもまたコンサートで歌う頻度も高いですし、最終曲で歌われる事も多くジュリーの好きな曲
の一つである事は間違いないと思います。

ジュリーの最大のヒット曲ということになると「勝手にしやがれ」ということになるのでしょうけど
コンサートでのファンのリアクションを聞いていると、この曲の方が明らかに歓声が高いのです。
何故なのか?

「勝手にしやがれ」はまるでドラマのワンシーンを容易に思い起こさせる
ような阿久悠さんの素晴らしい歌詞、
そして歌詞に負けないよう畳み掛ける様な大野克夫さんの完璧な作曲、
そしてジュリーの歌唱力と完璧な仕上がりの歌だと思うのですが、
唯一かけているものがあるとすれば、
ファンの母性本能をくすぐるジュリーの可愛らしさ、
茶目っ気なのではないかと思います。
勝手にしやがれはカッコ良すぎで完成されすぎなのです。

かといって「危険なふたり」が歌として『勝手にしやがれ」
より劣っているとなどと思っている訳ではないのですが、
「危険なふたり」でのジュリーはとてもリラックスして歌っている様に見えますし、
女性に甘える様な声の伸ばし方、仕草、アクションが実にスムーズに
出ていると思うのです。
歌詞自体が年上の人にすがって行く様な内容ですから、
正に年上のファンにはたまらないのでしょう。

またこの曲の歌い方アクションも年月の経過とともに変わってきましたし、  
もっと言えば歌うたびに違ってきます。
ちょっとおどけた感じで声を裏返して歌ってみたり、
ロッカーぽさを出してみたり。。。
私がこの曲が一番好きなのも、ジュリーが伸び伸び歌っているのも原因の
一つではないかと思います。

この曲の映像で最もベストなのは上にあげたSONGSでのリバーシブル?
衣装で歌った映像ですが、どうも今は見つかりません。
止むを得ず?翌々年ワイルドワンズとのコラボで出演した際に
歌った映像も中々いいので今回はそれをUPしたいと思います。

 

◎ 巴里(パリ)にひとり
1975年1月20日発売。作詞G.Sinoue 訳詞 山上路夫、作曲 G.Costa
オリコン最高位5位。レコード売り上げ枚数計20.3万枚。オリコン100位以内登場週14週。

フランス語で歌うバージョンが「MON AMOUR JE VIENS DU BOUT DU MONDE」というタイトルでフランスでも発売され、現地のRTLというラジオランキング
では最高4位を獲得。
その実績が認められ、スイス・カナダ・オーストリア・ギリシャ・
ノルウエー・ベルギー・オランダなどでもリリースされました。

「スキヤキソング」を別格とすれば、当時、日本の歌手が海外でリリース
した曲がそこそこヒットするなんて相当な快挙だと思うのですが、
以外と国内では大ヒットにはならなかったですし、知名度も低い気がします。

フランス語バージョンはジュリーも発音に相当苦労した様ですね。
なので思い入れも深いと思われます。
これもコンサートで歌われる頻度は高い曲なのですが、
基本フランス語バージョンで歌われます。

日本語詞の内容としては「付き合っている彼女を置いてパリにやってきた。
しかし美しい街並みを見れば見るほど君のことを思い出してしまう」
という様な内容です。しかしフランス語バージョンの題名の意味は
「世界の果てから君は来た(沢田研二・談)ということらしいのです。
そうなってくると設定が少し違いそうだな?
という気がするのです。

いつかフランス語の勉強をして、正確な訳をしてみたいな、
という気持ちもあります。
あ、山上路夫さんの訳詞も素晴らしいですよ!
この曲もまたジュリーの高音の魅力が堪能できる曲ですね。

 

◎ 時の過ぎゆくままに
1975年8月21日発売。作詞 阿久悠・作曲 大野克夫
オリコン最高位1位(5週連続)。レコード売り上げ枚数計91.6万枚。オリコン100位以内登場週26週。

ご存知ジュリー最大のヒット曲です。
阿久悠さんの詩も素晴らしいですが、詞が完成すると大野克夫さん、
井上堯之さん、井上大輔さん、加瀬邦彦さん、荒木一郎さん、都倉俊一さん
の超大物6人に作曲を競わせ、最終的には久世光彦さん
(この曲の挿入歌であるドラマ「悪魔のようなあいつ」のTBSの演出家)
が大野さんの曲をチョイスしたというのですから贅沢極まりないですね。

カバーしたミュージシャンも20人を超えますし、
日本の歌謡曲史上に残る名作だと思います。
また、オイルショックからくる不景気や世紀末思想の始まり等
当時の虚無的な時代背景がよく現れている曲ですし、
さらにはジュリーの持つ魅力の「アンニュイな退廃さ」
(これが私は好きなのです!)がよくマッチしていると
思うのです。

ですので、この曲の場合、沢田研二特集、なんて番組があった場合、
「TOKIO」や「勝手にしやがれ」みたいな
派手な曲に混じって急に俯いて歌い出すよりは、
CM明けに静かな雰囲気で歌い出す。そんなシチュエーションが
わたしは好きなのです。

今回はこんなところですね。
だいぶまとめて書きましたので「追憶」「コバルトの季節の中で」「許されない愛」あたりが抜けちゃってますね。
本編の続きも含めて機会があればまた書いてみたいと思います。
それでは、また。

#沢田研二

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