(11 追加) 栄養士さんの涙 その1

こんにちは、CMBO です。本日は二本立てです(笑)。

骨髄移植の闘病記については移植も終わり、現在容態も安定していますので
更新がゆっくり目になっています。ただし、ダイエットの件については
私にとって重要な事を書き漏らしていたようなので今回加筆させていただきます。

ドナーさん確保のため、昨年2月よりダイエットを敢行!最初は92キロあった
体重が昨年9月の退院時には64キロまで体重を落とし、現在も同じ体重を
キープしています。

私の行ったダイエット方法は主に食事制限。ただし、なんらかの栄養素を
全く摂取しないというわけではなく、栄養素のバランスを考え全体的に
カロリーを落として毎日のカロリー摂取量を1500キロカロリー以内に
抑えるというものでした。

ご存知の方も多いかと思いますが、人間の体というものは仮に一日中ベッドの
上に寝たままであっても自動的に1500キロカロリーは消費するのです。
内臓器官の働き等で。という事は逆に考えると、1500キロカロリー以上の
食事を摂らなければ体重は自然に減るはずなのです。

こういう状況なので、私の妻が作る食事の内容によって結果が大きく
左右されるのですが、妻は特に栄養学を勉強したわけでもなく、
いまから勉強をおこなうにしても時間がないのです。

私はかかりつけの糖尿病医院の先生に相談したのですが、その病院専属の
栄養士の先生を紹介してもらい、妻がその先生の指示に従って食事を作る
ことになりました。

先生はもう70を超えられたと見える落ち着いた感じの女性でした。
偶然にも苗字が私と同じ名前であり、出身は長崎県の某離島でした。
実は私の母もしの離島のすぐ近くにある離島の出身であり、
それだけでもなにか親近感を持ちました。

そして、更に偶然にも先生の旦那さんは数年前に私と同じ骨髄異形成症候群を
発症し、高齢のため移植もままならず、あっと言う間に亡くなられてしまった
そうです。
先生は私との対面初日で「あの時は本当に辛く悔しかった。あなたは若いし
夫の分まで頑張って生き抜いて欲しい。私も精一杯協力しますので」
と涙ながらに訴えられました。

移植がままならず、愛する人を見送らなければならなかった悲しみ。
私はこの事実を初めて目の当たりにし、心を揺さぶられました。
既に「絶対にダイエットを成功させ、移植に持っていき、生き抜く!」
という気持ちは固まっていましたが、それの気持ちが更に強固なものになりました。

具体的にはどんな方法を取ったのか?妻は最初の面談である程度のカロリー計算、
食事内容の例を教えてもらい、3食作った食事の献立の内容を記録。
2週間おきに妻が栄養士さんを行い、内容の指導を受けるというものでした。

ご飯は茶碗1/3に抑え(80キロカロリー程度)、タンパク質はささみ等脂身の
少ないもの中心、野菜はいくらとってもいいがドレッシングに注意、
という基本的なものでしたが、毎日記録をつけ、後でカロリー計算を先生と
一緒に行うという作業は妻も非常に勉強になったようです。
先生は栄養学の図鑑を2冊無償で妻に差し上げてくれ本当に親身になって
私達のことをかんがえてくれました。

前にも書きましたが、ダイエットは非常に順調に行きました。体重は2ヶ月で
一気に20キロ落ちました。自分一人でチャレンジしていたら挫折していたかも
知れません。誰かが自分のために心をより添えてくれるのを実感できた、、、
正直勤め人時代はそんなことがあるとは気がつきませんでした。
本当にお恥ずかしい話です。

 

今回はここまで、残りは次回に。

今日はこんなところです。それであ、また。

 

#ダイエット

 

 

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