こんにちは、CMBOです。
昨年9月に入ってからの話の続きです。体調もやや上向き出したので私はいろいろな手続きに着手し始めました。まずは傷病手当金。健康保険組合に申請すれば税引前の収入の約6割が健康保険協会より支払われます。(審査あり)。書類は①自身の申請書、②医師の診断書 ③会社の勤務状態報告書 等が必要になります。
私の会社の場合、まず①を作成後毎月15日付での医師の診断書を作成。それが揃って(約5日くらい)①②の書類を会社に送り会社が③の書類を作成し①②の書類をチェックした上で全て同封して健康保険組合に送るという流れをとっておりました。それから組合が10日程度審査して入金という流れになります。だいたい毎月10日頃ですね。
ですので通常勤務の際は15日締めで25日給与支払いなのですが、休職中は15日締めで翌10日支払いという感じですね。ですので、仕事をしている時より2週間程度遅れて入金があるイメージでした。社会保k年金は会社が一旦建て替え支払いを行い、20日過ぎに請求が来ていました。蓄えに余裕があるわけではないのでできるだけ最短で入金が実現されるよう動いていましたが、これが精一杯でしたね。
更には生命保険会社の入院給付金。私は大手生命保険・県民共済・会社の労組の保険の3つに加入していましたので、1日入院が経過するごとに計10000円支払いが成されていました。これは助かりました。高額医療費限度額制度を利用したので。入院・治療費を支払って余りある金額ですが退院後の薬代が毎月6〜7万かかっているので、何とか貯めていたこのこの給付金を切り崩して支払っている状況です。
特にブイフェンドという免疫抑制剤はジェネリック薬品がなく、2週間分で2万近い薬なので何とかそれを飲まなくてなよくなるようにするのがいまの最大の願い。ほとんど違法薬物に近い値段ですよ(苦笑)。あと生命保険会社は某超大手のとこなんですが、病気が発覚する2016年末の3ヶ月前に大幅に内容見直しを行っていたんですね。何か意図があったわけではないんですが。25くらいで入って以来内容がそのままだったから、いまの人生に沿った内容に変更したんです。
ただ、その3ヶ月後に病気が発覚したんで保険会社からは「確信犯としての契約内容大幅変更」ではないかと給付金支払いでの確認時なんかそれを疑っている感じでしたね。・・・・・そこまで悪知恵は働きませんよ。。。
更には障害年金!これは長くなるのでいずれ丸々1回分時間を取って書こうと思っていますが、私は入院直後から担当のケースワーカーさんと打ち合わせをしつつ、障害年金申請書の内容をあれこれ考えながら作成しておりました。受給資格が病気発覚から1年半経った2018年6月に発生しており、診断書等の書類提出が2018年10月末が目処だったからです。流石にその頃には退院しているでしょうから、期限内に提出できるよう入院直後から色々と準備していたのです。
障害年金は、年金事務所が認定するもので、地方自治体が取り仕切る障害者手帳とか障害者認定とは全く別なものです。年金事務所が各種提出書類を判断し、「病気により日常生活に大きく支障が出ている」と判断された場合、年金が支払われます。
障害年金は認知度が低く、私も「手足を失った人や目の片方が見えなくなった人がもらうもの」という認識でしたが、各種がんにも認定基準があり、精神疾患・糖尿病でも認定基準があり需給は可能です。ただし、認定判断のハードルがかなり高く、更には書類の内容が非常に煩雑なので、書類作成に慣れていない人はそれで嫌になってしまうのではないかと思います。
あと「障害年金」という言葉からのマイナスイメージで申請に尻込みしてしまう人もいるでしょう。「そこまでしても。。。」と思う気持ちはよくわかりますよ。
年金の階級としては1級・2級・3級、更に1時金のみ支給というのがあるのですが、私は10月に申請後、12月中旬に2級の認定を受けました。金額で行くと2ヶ月で約28万の支給です。事情を知っている人はこの話を聞いて「えっ!よく通ったね」とかなり驚いてました。
一応2級の定義づけをそのまま記すと「身体の機能の障害または長期に渡る安静を必要とする病状が、日常生活を著しい生活を受けるかまたは日常生活に著しい背源を加えることを必要とするもの。必ずしも他人の助けを借りる必要はないが、日曜生活は極めて困難で労働による収入を得ることができない状態」とあります。
私のブログをご覧になっている方々の中には「休職中とはいえ、しょっちゅう車でほっつき歩いている人間がなぜ上の条件に当てはまるのだ?」と思うかもしれません。もちろん私は提出書類の内容は事実をそのまま綴った内容ですし、誇大表現の書類を作成したわけではありません。年金事務所の審査は3ヶ月程度かけて慎重に行われます。ただ、私の認定期日と提出期限から遡る診断書作成のタイミングが結果的によかったことと、自身で作成する申立書の内容が相当充実していたからだと推測しています。
他の資料では「書類作成を社労書士等のプロに頼む」とか「担当医と念入りに打ち合わせて診断書の内容を充実したものにする」という事がよく記載されていますが、私は2つの方法とも取りませんでした。後日詳しく書こうと思いますが申立書の内容をひたすら充実させたのです。特に抗がん治療を行なっている患者が免疫力が低下ているため如何に不自由な生活を『送らざるを得ないか』という点にポイントを絞って書きました。
まあ、このまま体が順調に回復すれば、おそらく1年少し後の更新時に認定取り消しになるとは思いますが。。。。
ただ、私としては、がん治療のみならず難病で苦しんでいる方は積極的に申請すべきだと思います。治療代・薬代の金額の高さは本当にバカにならないですからね。障害年金に関わらず日本には申請すればお金が戻ってきたり、支払われたりするシステムが意外とあるものなんです。
今日はこんなところです。
いずれまた書きます。それでは、また。