(6)ドナーさん候補は約15人?

こんばんは。
アイキャッチ画像は病院に入院した最初の昼食です。
最近の病院食事情はどこも結構レベルアップしてて、以前よりかなり美味しくなっていることが多いようです。
やはり「食べるだけが楽しみ」ということになりがちですからね。
私の病院もその他、キーマカレー・ちらし寿司・海鮮ちゃんぽん等バラエティに富んでおり結構美味しかったです。

そして退院直前だったと思うのですが、担当医より私の白血球の型が判明し、同時に骨髄バンクに登録しているドナーさんの数も伝えられました。
結果は白血球の型が完全一致のドナーさんは約15名!ただし、体重の軽い女性が数名いるものの体重差を考慮しこの人数の中には入っていないそうです。

私はすでに移植に同意していたので、これから手続きに入るとのこと。
患者1人に付き5人のドナーさんを「確保」出来るとのことですのでまずは担当医が判断して最適と思われる5人をリストアップし、それからそれぞれの意思確認に入るとの事でした。

このようなドナーさんの情報開示については、結構細かいところまで教えてくれる医師もいれば、合計人数さえも教えてくれない医師もいらしゃるらしいです。私の担当医は結構情報開示してくれました。
この結果に対し、正直妻の方がかなりホッとしていたようでした。
この時点で他の患者さんのブログ等をかなり読み込んでおり、「合致するドナーさんが全くいない!」という例をかなり確認したからのようです。

私は正直なところ「あ、よかったな。」という程度で呑気に捉えていました。
先生によればこの人数は「多くもなく少なくもなく、平均的人数かな?」というリアクションでした。

私は皮算用を行いました。
「仕事や家庭、健康上の都合でキャンセルする人もいるだろう。もしかしたら最悪半分の8人くらいキャンセルが出るかもしれない。
それでも残り7人もいるんだからドナーさんがいなくなる、なんてことは回避されたも同然」そんな安易な計算でした。

職場復帰し、月1回のビダーザ治療を行い、10月・11月と時が流れるなか、先生からは「5人のうち最も最適と思われる2名が骨髄提供の意思確認が取れ、血液検査も合格した。後は家族同席での契約と最終健康診断のみ。」という情報を都度都度耳にしました。
私は「順調、順調。これだと手術は年明けすぐかな?」と呑気に考え職場の上司にもそう報告していました。

しかし、この時点で残りの3人については意思確認の段階でキャンセル。
更に追加で確保された3人もやはり同様にキャンセルになっていたのです。
もともと最初の2名の方はリストアップの段階から「体格的にも最適の2人」という話が出ていたので、その人が進行しているなら安心だと思い、残りの3名の状況がどうなっているかなんて気にもとめていなかったのです。

その間、私は自覚症状もなく、毎日を普通に過ごしていました。
そして2人のうち、検査が先行していた1名の方が契約も終了し、後は最終健康診断の結果のみという状態になりました。
そこまで来たので、いよいよ入院の準備に入りました。
予定では翌1月4日より入院し、1月18日に手術との事です。

私は上司に報告し、引き継ぎ作業を済ませました。
入院中の生活用品も揃え終わり、12月25日のクリスマスが入院前の最終定期検診だったのですが、部屋に入ると担当医とその上司のチーフの先生(今は私の担当医です)が座っていました。

チーフの先生とはそれまでにも何度も会話はしていたのですが、2人の暗い表情からその後どんな言葉が発せられるか何と無く想像がつきました。

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