こんにちは、みやけです。遅ればせながらあけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。
年末年始皆さまはどうお過ごしでしたでしょうか?私は特に大きなイベントがあった訳ではなかったですが、実に久しぶりにの~んびりした時間を過ごし大変に幸せな毎日でした。仕事の方は12月30日まで出勤してそれから6連休。東京で一人暮らししている姪っ子が10日ほど遊びに来ていたので、吉本のライブを観に行ったり3人でおでんやお好み焼きを作ったり、、、
思えば落ち着いた気持ちでそんな時間を過ごせるのは人生で初めてだったのかも知れません。一昨年は母の自宅処分&引っ越しを前にバタバタの日々でしたし、昨年は自身の引っ越しと母の3周忌直前。その前はコロナ過であり、その前はまだ骨髄移植直後で外出を手控えていた頃。。。
その前になると毎年自身の仕事が結構忙しかったので休みながらも連休明けの業務についつい頭が行っていたりしたものですが、今現在は私も57歳となり職場では役職定年扱いであり絶賛閑職中!会社携帯はほぼ放置で仕事を家に持ちかえることもなく過ごせるのは実に有意義でした。
ただしかし、唯一皆心が穏やかでなかったのが、中居正広君のスキャンダルが飛び出し、連日ネットニュースを賑わしていた事でした。そのニュースの中身の是非についてはここでは触れませんが、妻はもう数十年の中居くん、SMAPのファン。姪っ子もそうなのです。
連日のように行を変えて上がってくるネットニュース(しかも内容は似たり寄ったり)にウンザリしていましたし、中居君の芸能活動が終焉する可能性もある事に辛い思いをしていました。SMAPの解散騒動で心をズタズタに引き裂かれたのに。。。
2人の趣味ですが、私は沢田研二さんの大ファンなのですが、妻はジュリーには興味がある訳ではありません。しかしSMAP解散後2度ほど一緒にジュリーのライブに行きました。その感想として「お客さんみんながジュリーと一緒に時を歩み、何十年もかけてお互いラストシーンに向かおうとしているのは本当に素晴らしいと思った。もうおばあちゃんになる人から”ジュリー”と叫ばれているのは本当に素敵。SMAPファンの多くもそうなることを望んでいたのに、、、」と語っていました。
ジュリーのライブのMCではやや自虐的に自身もファンの大半も後期高齢者であることを笑いながら語っていますが、それって本当に幸せな事なんだと思います。表現活動をしている人の私生活のトラブルは表裏一体ですからね。
それを考えれば、今年もジュリーがライブを開催し、私も2月の福岡公演のチケットをGET出来で観に行けるのは大変ありがたいことです。毎回「これが最後になる可能性もある」と心して臨んでいますが、ジュリーはまだまだそんな心配を裏切ってくれそうです。
さて、1977年の「勝手にしやがれ」を歌う姿を見てジュリーファンになった私目ですが、いくらかの”中抜け期間”、ジュリーの新譜を購入していなかった期間があります。興味を失くした訳ではなかったのですが、追い切れなかったという。。。
最初は1995年あたりから1999年あたりまで、それまで何とかかんとかCDは購入していましたが、当時はネット社会ははるか遠い話、ジュリーがテレビに背を向けてしまったため、情報を手に入れるのに難儀し始めて「気が付いたら購入していなかった」事が繰り返され始めました。
しかし1999年にジュリーがテレビに一気に再登場しはじめ、情報が入ってくるようになるとCD購入を再開、やや恰幅が良くなったジュリーの体形が気になりながらも(笑)変わらぬ歌唱力を楽しんでおりました。
その後しばらくCDは毎回購入していましたが2003年頃からやはり情報の減少と自分自身の私生活、仕事共に余裕がなくなりまた空白期間が生まれる羽目になった訳です。そんな中私は2007年頃結婚相談所に登録し長すぎる独身生活に終止符を打とうと目論み、今の妻と出会う事になったのです。
私は福岡在住、妻は鹿児島在住でしたので遠距離恋愛となりました。月に1回程度私が週末に鹿児島に泊りで出向く生活を送りました。マイカーで往復しますが片道3時間程度かかってしまいます。運転中気を紛らわし眠気を覚ます為す為に、ジュリーの「ロイヤルストレートフラッシュ」のベスト盤3巻、および20周年記念ライブの「ジュリーマニア」を聞きながら自身も熱唱したものでした。(笑)シングルのほとんどはアカペラで歌えますからね!
そういう生活を送るうち、再度ジュリーへの興味が燃え上がり「そういえば最近はどんな歌をだしているのだろう」と思い、発売中であった「生きてたらシアワセ」のシングル・アルバムを購入するに至ったのです。それからまもなくして「沢田研二さんが還暦記念に東京・大阪ドームでの連続コンサートを開催」とのニュースが入ってきました。
そして地上波ではおそらく6,7年ぶりにNHKのSONGSに出演、かつてのヒット曲を熱唱しました。流石にこの放送はリアルタイムで鑑賞。「君をのせて」の澄み切った美しい歌声は未だ忘れる事は出来ません。ジュリーへの想いも再燃する運びとなりました。妻と付き合うまでは過酷な職場でのパワハラ上司に振り回されボロボロの精神状態でしたが、なぜか妻を介してジュリーと再会し、ジュリーから「荒んでいるのなら、そろそろこっちに戻ってこい」と引っ張られたような気がしてなりませんでした。
そして妻とはトントン拍子に交際が進み、2008年12月7日の日曜に結婚式を挙げるにいたりました。ジュリーファンならピンとくると思いますが、その4日前に還暦ライブの東京ドーム公演を開催!まさか結婚式の4日前の平日に有休を取ってライブに参戦する訳にはいきませんので、やむなくその前の週の11月29日土曜日の大阪ドームでのライブに参戦しました。
それはそれで十分満足して帰福したのですが、会社の同僚に大阪土産を買って渡すと一様に皆いぶかしげな顔をしました。そりゃあそうですよね、結婚式の1週間前に大阪へ単身旅行をしてきたのですから。「関西在住の愛人の清算に行ったのか?」と言われたりもしました。
まあ、それはそうと、「生きてたらシアワセ」は結婚に導いてくれた思い出深い歌ですし、内容的にも合致しているので結婚式のBGMとして使用しました。ただ「沢田研二の歌が流れている」と気が付いた出席者はいなかったようですが。。。。
式後、結婚生活は順調でしたが仕事では更にハードな局面にぶつかったので、私は転職を決意しました。その時はもう40歳を超えていたので再就職活動は非常に困難を極めました。ちょうどその時期ジュリーは旧知の加瀬邦彦さん率いるワイルドワンズと「Julie with the Wildones」というユニットを組みアルバムを出していましたが、その中に収録されいる「プロフィール」という曲が見事に私の当時の心境を合致し、落ち込んでいた時にはこの曲を繰り返し聞いたものでした。
基本的にジュリーの曲は私自身の生活とは無縁の現実離れした恋愛の歌が多いので、「曲の内容に共感した」という事はあまりなかったのですが、この曲には本当に自分を鼓舞するのにふさわしい曲でした。その甲斐あってか、粘り強く再就職活動を続け半年後条件のいい会社に再就職する事が出来ました。これは「見知らぬ土地に転居しての勤務もやむを得ない」と苦し紛れに考え出した時の吉報でした。妥協していたらどうなったことか。。。
私にとってはジュリーから結婚に導かれ、ジュリーから転職する後押しをしてもらった、そう思えてならないのです。以降ジュリーを”中抜け”することなく追い続け今に至っています。むしろ深いところまで掘り下げて応援している部分はジュリー全盛時より上回っているかもしれません。
そしてどうやら最後の最後までジュリーを看取れそうな気がします。そしてそうできたことは本当に幸せなことだと思います。たまに私が姿を消してフラっと戻ってきてもジュリーは平常運転で高いレベルのパフォーマンスを見せてくれる、、、昔と変わらぬキーで歌い、トークの昔のまま、ジュリーがキープしなかったは体形だけなのですよ!
下記に「生きてたらシアワセ」の歌詞を文字起こししてみました。後期のジュリーらしいやや難解な歌詞ですね。でもある程度年を召した人の結婚・恋愛とはどうあるべきか?非常に考えさせられ、身に染みる歌詞だと思います。そしてあれから18年もたったのが信じられない思いです。ジュリーは時代に合わせた歌を歌ってきたのではなくて、年齢とともに自分に見合った歌を作り歌ってきたのだな、と思いました。
生きてたらシアワセ
万難排して来たよ、君ととうとうこんなところまで。Dual Lifeだなんて何が新しい生き方。
悠々自適がいいの互い干渉しないでいいの。君も縛られないか僕も自由で清々かな。
生きてたらシアワセ
どんな僕も抱きしめ、どんな僕も受け止め OK。僕が必要だから。どんな僕も許して oh year
愛の深さだって、想う強さも計れない。解っているのにいつも取り乱してしまっている僕。
どうか信じてほしい、悲しい結末はごめんだ。「ともに白髪の」ならば微笑みあえる未来が。
生きてたらシアワセ
言っていい。どんな君も抱きしめ、どんな君も受け止め OK
僕が必要なのは、君と歩く道のり oh year
君がいてこそだよね、手を広げ待つ明日 Ok
空気と水みたいだし、人と油みたいだし oh year
感謝しているよずっと、憎い奴だと思う。
生きてたらシアワセ
どんな君も抱きしめ、どんな君も受け止め
先日ウルフルズのト-タス松本さんが某スタジオでジュリーと偶然遭遇し大感動した、という話をラジオでしていたようですね。ほのぼのしたエピソードですが、ジュリーがスタジオにいたのは単に練習の為なのか?それとも久しぶりのシングル収録の為なのか?そんな期待をいまだ持たせてくれることはこれまたありがたい限りですね。
今日はこんなところです。それでは、また。