こんにちは。みやけです。
今日はいつもとは視点を変え、歌について書いてみたいと思います。いろいろと版権の問題も発生し兼ねませんが、くれぐれもJASRACには内密に。。。。。
といっても私は最近の曲は全く詳しくありません。ここ数年の曲で歌っている人の顔と歌の内容が一致するのは「USA」と「恋するフォーチューンクッキー」、くらいですねえ。50過ぎのおっさんの平均像というところでしょうか。w
で、どんな歌を聴いているかというと、1970年代後半から80年代の歌謡曲ですね。野口五郎さん、西城秀樹さん、原田真二さん、ちょっと下って忌野清志郎、ウルフルズ、SMAPとかですね。
女性だと渡辺真知子さん、太田裕美さん、渡辺美里さん、大黒摩季さんのファンです。
男性の歌だと「人生の応援歌」的な歌を歌っている人が好きで、女性はお腹から声を出すパワフルな歌唱力を持つ人が好きですね。
特にお腹から声を出すというのは非常に大事。
今の人はバックサウンドの上でボーカルがつぶやいてるようなアーティストが多いのでなんかとても印象が薄いですね。
渡辺真知子さんや美里さんの高くかつパワフルな歌声はいつ聴いても涙が出てきます(笑)
ただ、一番好きなのは沢田研二さんですね。ダントツです。
小学校の時「勝手にしやがれ」を聞いて以来ファンになり、40年近く聴き続けています。アルバムを全て揃えている訳ではありませんが、リリースされた楽曲の80%くらいは知っています。
ジュリーのリリースした曲って2000曲は軽く超えるでしょうね。

何故ジュリーが好きなのか?正直よくわかりませんが、多分あの独特の色気のある声なんですね。ただし歌詞の内容は「モテてモテてしょうがない
(※井上陽水さん談)」というパターンが多いのですが、大した恋愛経験のない私にとってはいまいちぴんとこない歌詞が多いのです。
理想として想像は出来ても中々共感はしずらい。。。。
あとジュリー自身も相当な自己愛のナルシストで自分に自信を持っている方のようですので、同類の私もそこに触発されるのかも知れません(笑)

そんな私ですが、数少ない共感出来る曲があります。2010年にワイルドワンズさんとのコラボで出した「Julie With The wild ones」というアルバム
の中にある「プロフィール」という曲です。作詞はsunset oilさん、作曲は上田健司さんです。歌詞を抜粋しますと、
①人気のない寂れたバッティングセンター。がむしゃらに打ち返していた。
気持ちはもう特大のホームラン。メジャーリーガーなんて目じゃないさ。
あいつらどうしてるかな。地元はあいかわらずかな。
傍若無人に酔う大器晩成を希望。思った通りにはいかなかった。
明日のことなどどうでもよかった頃本当は明日を皆待ちわびてた。
あの日の空とあの日見た夢あの日の僕はここにいる。
みんなの顔とあなたの声が今でも僕の中にある。
②海岸線いつもの渋滞の中波待ち人を羨みながら、
折り目を取れたスーツを着て俺は今だってビッグウェーブを狙っている。
忘れてしまったのかな地図のない道に立っているのかな?
未来は予測不能千変万化の今日を行こう思ったようにしかやれないさ。
靴底減らして迷い込んだあの頃大人になっても皆迷ってる。
子供の頃と変わらぬ物が今僕に語りかける。
まだ見ぬ場所が次のページが歩みを止めるなと言う。
心の底の方消えずに残る炎。まだやれるはずだろう?
消せるはずないだろう?
あの日の空とあの日見た夢あの日の僕がここにいる。
みんなの顔とあなたの声が今でも僕の中にある。
と言うものです。内容的には目標を失った中年男性への応援歌と行ったところでしょうか。奇しくもこの時期私は失業中だったものでこの曲で始めて「共感出来る歌だな〜」と感じハローワークに向かう車の中で常にこの曲をかけ自分を奮い立たせていました。
余談ですが、名古屋在住のパーソナリティで中村浩一さんという方がいらっしゃいます。その方も筋金入りのジュリーファンなのですが、2017年に東海ラジオのJーLEGENDという15分番組の中で、毎回自分の好きなジュリーの曲を2曲づつかける、という企画を行ったのです。(計15週)
そして最終日を飾ったのがこの歌!中村氏も「この歌が一番心に響く」と言ってくれました。嬉しかったですね〜。中村氏も私と同世代なので、ラストの「まだやれるはずだろ?」と言う歌詞にはグッとくるものがあった。。。。そう確信しています。
そして私自身、癌にかかり骨髄移植による入院。内容は異なるものの、サビの部分を聞くときには泣かずにおれませんでした。
歌って素晴らしいですね。文字と楽譜だけで人の心を穏やかにさせてくれるんですから。。。。。
この「プロフィール」。残念ながらYouTube 等にはup されておりません。
でもとってもいい曲なのでもっともっと世に広まらないかな?と思います。とにかく中年男性の聴く歌が少なすぎますから。
もうひとつ、2000年に発売された「来タルベキ素敵」のアルバムの中に「無事でありますよう」というジュリー作詞の歌があります。
これはYouTube でもupされています。これは(おそらく)病に伏せる身内についてへのエールの歌であり
「無事でいてほしい」を連呼するジュリーの姿を見てまたもや病院で涙したものでした(笑)

作詞 沢田研二、作曲は大山泰輝さんです。歌詞は
当たり前じゃない事が当たり前に思え、当たり前に過ぎる時間を短いと感じる。
もう冬の色の日差しが黄金色に変わり着膨れした君が見つめる赤とんぼ達。
誰かに何かに夕焼けにありがとう告げて夕陽に祈ろうどうぞ無事無事でありますよう。
当たり前である事が当たり前ではなく、当たり前じゃ見えぬ一瞬長いと感じてる。
落葉焚の温もりが白い煙を上げて、猫も散歩君が笑った。時が弾んだ。
大地に大空に夕焼けに軽くキス投げて、昨日に明日に夕焼けに幸せ祈る。
誰かに何かに夕焼けにありがとう告げて夕陽に祈るよどうぞ無事、無事でありますよう。
誰かに何かに夕焼けにありがとう告げて夕陽に祈ろうどうか無事、無事でいてほしい。
実は近年のジュリーの歌は諸事情により、病気の身内の回復を願う歌が多いのです。他にも「夢の日常」とか「そっとくちずけを」とか。。。。
ジュリーの歌を聞き出して長いのですが、まさかこの系統の歌に感涙するとは思いませんでした。
よかったら一度何処かで聞かれてみませんか?
今日はこんなところです。それでは、また。
#沢田研二