タレントに罪はない? まだ断言できる段階ではないでしょ!

こんにちは、みやけです。

今回は「ジャニー喜多川性加害問題」について私の意見を書きたいと思います。私のブログでは(データが全て飛んでしまいましたが)ではこの問題が大ごとになる前から、ジャニーズ事務所の汚さ、そしてそこにおもねるマスコミのあくどさについて何度も書いてきました。

私がジャニーズについて興味を持つようになったのは、妻がSMAPファンであったというのがきっかけですが、SMAPについては知れば知るほど好意的に見るようになりながらも(特に中居君)、ジャニーズ事務所については「なんだこの会社は?!」とあきれる事が頻繁にありました。特にチケット販売方法の横暴さについては「この会社、まともな企業ではないな」とつくづく思ったものです。

そしてSMAPへの追放劇。あの行為にマスコミは何一つ正面から批判的な声を上げることなくつい1,2年前までは「ジャニーズ帝国」などと過剰に持ち上げていましたね。しかし嵐の活動休止から、各グループのメンバーの大量脱退。超ワンマンのトップが逝去した後は隆盛を誇った組織でさえもあっという間に崩壊していく様はプロレス界、空手界、反社の世界等色々な業界で何度となく繰り返されてきました。

私は「おそらくジャニーズもそうなるだろうな」と想像してはいましたが、それにしても春のイギリスBBC放送の告発から半年も経たないうちにジャニーズ事務所は「悪の象徴」として日本の誰もがし知る大手企業からのCMをバンバン切られることになろうとは思いもしませんでしたね。

そしてジュリー藤島氏退任・東山氏社長就任発表の記者会見にしても、お粗末極まりなかった!あれってもう2人の地の性格をそのまま露出してしまっていましたが、第三者から内容を校正してもらうようなこともしなかったんだろうな、とつくづく思いました。大企業のトップからすれば「こんな幼稚な集団だったのか!」とあきれ果てたと思います。

『もっと良識ある社会人かと思ったが子供みたいな感覚しかない。もうバカ負けしました』

というプロレス界、日本プロレス崩壊直前時での某マスコミの名セリフが思い出されます。

新社長となった東山紀之氏。ミュージシャン・俳優としての実績は凄いと思いますが、今回社長に就任するにあたっては最も向かない人物だと思います。経営手腕の能力については横に置いておくにしても、「性加害被害者の気持ちの寄り添う」という事について性格的にもっとも縁遠い人でしょう!他者の気持ちに共感する能力がある人とは思えないのですよ!

人間には色々な性格がありますので、「他人の気持ちを理解する」事が出来ない人は一定数います。こちらがいくら「相手の立場になって物事を考えてみたら分かると思いますが」といくら言ってもそれが何のことか分からないのです。そういう人は心に他人がおらず、何か発言する時も常に舞台の上に立ってスポットライトを浴びながらしゃべっている感じです。でも自己肯定感が低い人にとってはそういう人が頼もしく見えたりするのです。

私は東山氏についてはなんとなく「そのタイプの人なんだろうな」と思ってはいましたが、今回それを確信する発言がありました。社長に就任する自身の決意として

「法を超えた救済…夢を奪われた彼らと、夢を諦めた僕が向き合っていきたい」

と、語ったのです。この発言、普通の人であるなら「性加害の被害者と自分の役者としての夢を同列に考えるのか!」と激怒するところであり、絶対に言ってはならないセリフだと思います。でも東山氏にしても藤島社長にしてもそれが理解出来んのでしょう。「どうして?夢がかなわなくなった者同志じゃないですか?」皮肉でも何でもなく心底そう思っているのだと思います。

https://news.yahoo.co.jp/articles/4a6022bb1fa46683e64eaf47443a39e551463df6

そして、今回最も私が訴えたい点「タレントには罪がない」と一部の人が絶対の事実であるかのように力説していることについてです。なぜそう言い切れるのか?喜多川氏の具体的行動についてはまだまだ一部しか解明されていないのですが、、、、なぜそう断言できるのか?一部では「噂レベルでは知っていた」と何人かの主要メンバーが語っていますが、知りながら傍観していたことも罪に問われるのではないか?という声があります。その事の立証は中々難しいとは思いますが、私も心情的にそう思います。

しかしですね、その前にこの性加害が「1から10までジャニー喜多川氏ひとりの犯行である」と確定させようとするのでしょう?この問題は割と最近10年ほど前まで50年以上に渡って実行されてきた児童虐待という犯罪です。ターゲットの確保、口説き、事後処理まで全て社長の喜多川氏が行った?イヤイヤ!考えにくいでしょう!”残党”はいるはずだと思うのです!これは推理でも何でもなく普通の感覚ならそう考えると思うのです。

実際レポートでは社員に呼び出され社長の泊まるホテルまで連れていかれた、という証言もあるようですし、これだけ長期間にわたって繰り返されてきて、メリー副社長も黙認してきたというなら、社内にそのような”裏組織”のようなものがあったと想定するのは飛躍のし過ぎでしょうか?そしてその構成員たちが「これは児童虐待である」と認識していたなら(そこまで具体的でなくても自分がレイプされる被害者の確保役であるとわかっていたなら)その人物達は誰であったのか真っ先に調査するべきだし、違法行為として処罰されるべきだと思います。

非常に悪意的な言い方ですが、超ワンマンな反社の組長が病気で急死したとしても「死んじゃったからもう仕方ない」として、その人が行った違法行為については手を付けずに終わるべきというのでしょうか?そしてその行為にタレントが関わっていない、と何故言い切れるのか?

ジャニーズという組織はタレント同士について、先輩であろうが後輩であろうが常に「くん」づけで呼ばせ、一見フレンドリーな雰囲気に見せていますが、客観的に見れば非常に昭和的な「先輩には絶対服従」の悪しき体育会系の人間関係がガッツリ残っている組織です。「実力で先輩を越えることが出来る」組織にはとても見えません。

私はこの流れにタレントが関わっていた可能性も否定できないと思いますが、それは想像にしかすぎません。しかしこれだけの大事件であるなら「是か非か」調査すべき案件だと思います。そしてこの事について被害者側やファンから「タレントには非はない」という声が上がってくるのは分からなくもないのですが、真っ先にジャニーズ側、そしてマスコミ側から強くこの理屈を連呼してきたのは非常に違和感がありました。

そういう事にしたいのだな?

そう思いました。ジャニーズもマスコミも、筋書き・台本を作り、世間を強引にその流れに従わせようとするのが非常に好きな組織です。今回もまたその手を使おうとしているのだな?そう感じて仕方がありません。あくまで想像ですが、その裏に知られたくないものがあるので「ここからは入ってくるなよ」という事を刷り込みたいがために「タレントに罪はない」を連呼しているように思えます。

この犯罪について、「ジャニーズ」という会社がどこまで関わって来たのか?今までの説明では不十分です。そして本来そのおかしな点について真っ先に追及するのはマスコミであるべきはずですが、何故か「タレントに罪はない」説を絶対的真理として枕詞に使っているのでしょうか?

「罪はない」かどうか判断するのは第三者です。

本当に人をコントロールするのが好きな人たちですね。。。。

今日はこんなところです。

それでは、また。

#ジャニーズ性加害問題

#ジャニー喜多川

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