こんばんは、みやけです。今回は松本人志さんに関する話です。
私が見ているテレビ番組のひとつに、フジテレビで毎週日曜夜9時から放送されている「だれかTo なかい」があります。中居正広さんMCのトーク番組です。先週(12月1日)の放送は小栗旬さんと山田孝之さんがゲストだったのですが、2人のアグレッシブな生き様が凄く感じられてとても楽しいひと時でした。
といっても、なにかこう物凄い業界裏話が出たとという訳ではなく、今回が最後の出演となったMCのムロツヨシさんと3人仲良し具合が、まるで「箸が転がってもおかしい年ごろの女子中高生」のごとくたわいもない話でワイワイ騒ぎながら心の底から笑っているのになんだか感銘を受けたのです。
特にゲストの2人は、私自身の過去で置き換えると学生時代一定数いたクラスのイケメン中心人物集団の世間話を聞いているようでした。とにかくネガティブな話題が無く、どんな些細なことでもなぜか話が面白い方向に行ってしまうという。。。。
こんな事を書いた理由はですね、やはり私自身が現状若い人と触れ合う機会が少なく、職場では周囲はおっさんばかり、私生活でも子供がいないので、何かイベントに参加する場合でも静かなものが多いので、活き活きした雰囲気の中に身を置くことが少なくとても新鮮に思えたのですよ。
若いったって、小栗さん山田さんは41歳、ムロさんに至っては48歳な訳ですよね。あの年齢で何か何まで前向きな話を自然にできるという事はとっても素晴らしいことだな、と思った次第です。アグレッシブな生き方は自然と運をつかむ気がしますね。
小栗さんは東京生まれの都会人であり常に周囲に理解力がある人が沢山いて、承認欲求が満たされ続けてきたのではないかと思います。勝手な推測ですが。ただし、山田さんは鹿児島の薩摩川内市の生まれ、、、私の妻が鹿児島出身なのでここはよく知った土地なのですが、まあ、かなり気合の入った田舎ですよ!(現地の方には申し訳ないですが)
あそこの生まれで東京に出たなら何かと委縮してしまいがちな人になるのではないかと思うのですが、山田さんはつらい目に逢っても、気にせず常に前を向き続けようという姿勢が感じられて2人とも非常に好感を持っています。ムロさんの後任はお二人のどちらかでも面白いと思います。キスマイファンの姪っ子は藤ヶ谷大輔を予想しつづけていますがねw)とにかくムロさん、お疲れ様でした!
さて、この番組を語る上でどうしても頭に浮かぶのが前任のMC松本人志さんの存在ですね。先日吉本興業より、「テレビ復帰に向け動いている」というニュースが流れましたが、世間の猛反発を買っており、明らかにその話は暗礁に乗り上げている感があります。
まあ、普通に考えればご当人が何も事情説明を行わずに元の位置にしれっと戻る、というのはあまりに浅はかだと思います。吉本興業は万博の絡みがありますから強引に事を推し進めるかもしれませんがね。
私は以前ここでも書きましたが松っちゃんのファンです。ただしすべての番組をくまなくチェックしているようなヘビーなファンではありません。最も好きな芸人の一人ではありますが、すべらない話でもIPPONグランプリでも見ていない回の方が多い、その程度です。ワイドナショーは毎回見ていましたが。
そして今回の性加害疑惑の報道がなされた際、私は「正義感を振りかざして報道する文春に嫌悪感を持ち」ながらも「急に松っちゃんの反対側に立とうとは思わないが、未だにあんな飲み方をしているのは呆れる。自身を見つめなおすべき」と意見を述べました。
しかしこの1年の間、松本さんが発信したSNS,そして”取らなかった行動”を見るにつけ
ここまで幼稚な人だったのか!
と思わずにはいられませんでした。あらゆることが還暦を過ぎた人の言動とは思えないのです。正直30年以上、快楽しか求めてこなかったのか?そう思いました。特に自身が発信したであろうXでのコメントは、第三者が勝手に投稿したのでなければ、あまりに無防備な内容でした。
宣戦布告となった昨年末の「事実無根なので戦いま~す」の時点で「ん?」とは思いました。自身の名誉を回復しなければならない重要な場面であまりに軽い言葉のチョイス。独特の言い回しで言葉を発することでファンの心をつかんできた人なのにあまりに軽い内容の投稿。
春には「自分の主張はかき消され受け入れられない不条理に困惑、悔しい」「世間に真実が伝わり一日も早くお笑いがしたい」と投稿。。。。いや、そもそも自分の意思で「裁判に注力する」と言って休んだのだし、「主張」って具体的なことは何も語っていないのに、被害者意識が強すぎる。
そして夏には「訳あって暇なもんで、なにかおすすめの映画やドラマありますかね?」と投稿。こんなしょーもない投稿自体見たくなかったですが、そうすると”「大日本人」や「しんぼる」(松ちゃん自身が監督したが評判を得られず自身の黒歴史となっている作品)がお勧めです!”と一斉に突っ込みが入るも、それには無反応。正直「わざとやっているのか?」と思いたくなるような、情けなさでした。
松っちゃんの擁護派は「性加害があったか?なかったか?」一本にこの話を集約しようといしますが、実のところ世間はその件は最重要課題ではないんですよ。多分。被害者の方は気の毒だと思いますが。多くの人が文春報道の後、そして更に訴訟取り下げ後の松ちゃんの動きに呆れていると思います。少なくとも私は!
そして飲み会の内容そのものについては訴訟を取り下げた後、未だ持って何も語っていません。なぜ何も語らないのか!今の社会において沈黙は認めたことと同じであると思っていないのか?慰安婦問題で韓国に強く抗議しなったがために日本がいつの間にかそのことを事実と認定されていったことを知らないのでしょうか?少なくとも何も語っていないのだから、後輩に女性を調達させる飲み会が未だ持って続いていないという保証はないのです!
だって、その事も何も話していないのだから!件の訴えは6~7年前の話ですよね。いつの間にか「それ以降はやっていないはず」となっていますが、それも事実はわからんのですよ。ご本人は「反省しています」とも何も言っていないですから。私なら耐えられないですね。仮に何もなかったとしてそんな濡れ衣着せられているとしたら。。。
ここまで残念な感覚の人とは思いませんでした。お笑い番組だけでなくテレビの色々なジャンルの番組に進出しておきながら、一般常識がなさすぎる!
強い言葉を言わせていただくと、松本さんは
年齢の割に教養がなさずぎ。
30年近く教養を高める努力を怠っていた。
と思うのです。「教養」というのは頭がいいとか悪いとかだけではなく、自分の思考の枠を越え、知覚できる世界を広げていく能力(橋爪大三郎さんの言葉より)です。なるほど松ちゃんはお笑いのワードセンスにおいては極めて卓越したものがあるのは間違いないと思いますが、身の回りの全ての事象について力ずくで”お笑い”というフィールドに取り込んで自身がマウントを取り易くしたためこのような状態になったのではないかと思います。
テレビ局への謝罪行脚をよしもとの経営層にやらせちゃいかんですよ!自分の言葉で語らないと!そういう発想さえも浮かばないのでしょうか?それともそんなことする必要はないと?
なぜ、私がこんなことを書いているか?別に松ちゃんがこのブログを読んで改心するのでは?というようなアホなことを目論んでいるわけではありません。自身への区切り、戒めです。「ああ、私が期待していた人はこんなひとだったのか」という。。。。
誰かさんの言葉ではありませんが、「もう少し常識のある社会人かと思っていたが、子供みたいな感覚しかない。バカ負けしたよ。」といった所です。
沈黙を続け、仮にどこかで大衆の前に姿を見せたとしても、これまでのように賞賛しか求めないような立ち振る舞いであれば、その状況も長くは続かないでしょう。でもしかし、松ちゃんだっていいエピソードはあるじゃないですか!
盟友と言ってもいい上島竜平さんが急死されたとき、ワイドショーでコメントをしている最中、涙が溢れてきてしまい話せなくなりましたよね。更には親友の中居正広さんが病気で休業したとき、どれだけ彼を励ましてくれたか。。。
擁護派の中にはそのような”優しい松ちゃん”を忘れていないからこそ、複雑な思いをしながらも静かに応援している人もいるんです。その人たちにも何にもメッセージは無いんでしょうか?
ここまで酷い松っちゃんの姿を見せられながらそのことがあるからギリギリ踏みとどまっている人もいるのです。
ようやく姿を現し、たとえ火だるまになろうが、最低限その人たちにはメッセージを届けるべきではないかと思うのですが。
松ちゃんはこれからどこに向かおうとしているんですかね?
昨今snsでは、全ての事について御膳立てしてもらっている松っちゃんについて「61歳児」と揶揄されています。いい大人であるなら、こんな嘲笑に対して笑いには変えずひとりの成人男性として反論すべきではないかと思います。
こんなところです。それでは、また。
#松本人志
#中居正広