ミキの暴走で福キタル

こんにちは、みやけです。年内最後の作品となりました。色々ありましたが私のブログを読んでくださって本当にありがとうございます。最後は楽しい話題で今年を終わりたいと思います。

今週火曜、福岡よしもとが主催している「福岡よしもとお笑いライブ」を観戦してきました。前日から東京在住の姪っ子が早めの冬休みを取って1週間遊びに来たので、私も休暇を取って遅めのクリスマスプレゼント的に妻と3人で 楽しもうという算段でした。

このライブはpaypayドーム横にある「福岡ダイワファンドラップ劇場」という会場で定期的に開催されているライブで、半分は福岡よしもと、半分は大阪のよしもとの芸人のネタを見ることが出来るというイベントで、平日を含め週3~4日、しかも1日3公演を行うという濃いイベントなのです。

ちなみに今年の9月に初めて見に行った時は土曜日だったので会場はおそらく1000人を軽く超える超満員、出演メンバーもダイアンパンクブーブーレインボーダイノジといった有名どころが揃い、ネタも見事なものだったので「これは何度も行きたいイベントだな」と思っていたのです。そして観客の中に津田さんの熱狂的ファンらしき男性がいて、自身で描いた?津田のイラストを背中に張り付けたGジャンを着たファンを見た際には「津田にも熱狂的ファンがいるんだ。。。」とつくづく感心したものです。

今回流石に連休明けの平日昼間という事で、観客はかなり少なめ、、、おそらく1列30席くらいだったと思うのですが、5列以降はほとんど座っている人がおらず、合計しても120~150人くらいではないかと、、、ちょっと芸人さんのモチベーションが心配でした。これが東京大阪ならいくら平日昼間とはいってもここまで入場者は少なくないでしょう。我々3人は3列目のど真ん中という、完全に演者と目が合ってしまう特等席でした。

ちなみに参加された芸人さんは、笑い飯ミキレイザーラモン天才ピアニストZAZYフースーヤカーネギー気になるあの娘サラマンダーガールスポットライトパスタとパスタ、という前回を上回る豪華メンバーでした。ちなみに前説は喜々かいばしらという男女コンビだったのですが。。。

このコンビの女性のぶんぶんという方が「私は絵が得意なので前説中2分くらい時間を貰えれば、なんでも描いて見せます」と言い出し、描いてほしいもののリクエストを観客から募ろうとしたのですが、なんと彼女は私の姪っ子を指名!ダウンタウン大好きな姪っ子は「松本人志!松ちゃん!」と言うと彼女は下の絵をスラスラと描いて見せたのです。

これだけでも十分面白い話なのですが、ライブを終わり携帯でXを確認すると、松ちゃんの例のニュースが。。。もしかするとこのニュースが出るであろうことはこの時点では主演の芸人さん、喜々かいばしらのお二人にも伝わっていたかも知れず、姪っ子の松ちゃんの指名には「私を試す気?!」と思ったかもしれません(笑)※ちなみに前説についてのみ写真撮影OKとのことでした。

若手から順にネタを披露していきましたが、皆一定のレベルはクリアしている感があって十分お金を払って聞く価値がある面白いネタばかりでした。特に天才ピアニストのネタの完成度は突出していました。聞いたことにある殺人事件の犯人と傍観者のコントでしたが、あの2人の”間”はそれだけでおかしくなるものがありました。W-1を取った2人が中盤のゲームコーナーに福岡芸人と一緒に参加させられているのは気の毒ではありましたが、2人とも身体を張って?全力で取り組んでおられました。

それからフースーヤに関しては、何となく名前は聞いたことがあった気はしていたのですが、もうそれなりに確固たる地位を築いている若手なのですね。ネタも面白かったのですが、声の張りが素晴らしく他の若手とは全く別物の感がありました。これが松ちゃん言うところの「バラエティの声量」というものなんでしょうか。。。調べてみるとこの2人、「ナカイの窓」に出演歴があり、中居君とも絡んでいるのですね。ほぼほぼ見ていた番組なのに記憶がない。。。

そしてゲームコーナー後、登場したミキであります。2人とも黒の地味目のスーツをまとい現れました。人気者コンビの登場で館内も更にテンションは上がります。

ネタは「両親へのプレゼント」というもので、昴生が親父に誕生日に温泉の素をプレゼントしたと言うと、亜生が俺は温泉旅行をプレゼントした、と言い出し、昴生が「カニしゃぶとカニカマくらい差がある!俺はどう見てもカニカマ!」と拗ねるネタで、テレビでも何度か聞いたと事のあるものでした。はじめっから観客は大爆笑の連続で館内はもう爆発寸前だったのですが、、、

カニとカニカマのやり取りの中で、どうやら昴生が言ってはいけない真逆のセリフを返してしまったようなのです。そして悪いことに亜生がその返しに乗っかってしまい、話が少し進んでしまい元に戻るのはどう見ても不可能な状況に陥ってしまったミキ。。。苦笑いで「どうすんねん。。。」と呟く2人。しかし館内は平日の昼間に集まってきている、いわば笑いに来ている人々ですから、その状態でも大爆笑が起こるのでした。

昴生は腹をくくったのか?「ええねん、このくらいの人数だったらこんなんも許してくれるはずや」と宣い、「そもそも福岡ってね、東京・大阪と比べたらカニカマみたいなもんやないですか」と語り始めたのです。もちろん亜生は止めようとするのですが、「お客さんたちも自分がカニカマやと内心思ってはるでしょ?」と客をいじり始めます。

そして更には「●大さんもあれでしょ?よしもとのカニカマみたいなもんでしょ?あさイチでもみんなから支えられてどうにかなってるのにカニしゃぶみたいに偉そうにしてる。あんなんカニの爪で両サイドからつっかいしてるから倒れへんだけですよ」と暴走。さらには「●内孝●さんもしょっちゅうケン●●ショー出てますけど、ただの白髪のオッサンでしょ?あの人俳優?俳優界のカニカマでしょ?」とあのでかい声で言いたい放題!

更に1~2分ほど福岡の名所や文化等をdisりまくるのですが、館内は当惑したり嫌な雰囲気になることは無く、みな手を叩いて悶絶!笑いの渦でした。妻も姪っ子も涙を流して笑っていました。昴生のしゃべりは逆ギレという訳でもなく、投げやりという訳でもなく、ちょうどいい塩梅でのdisり方だったのが良かったのだと思います。

私の席は2列目でしたから良く分ったのですが、間違えが発覚し暴走トークが始まる直前、少しだけニヤッと笑った気がしました。そして「今から普段と違うこと言うから、みんな受け入れて~や」というような表情を作ったように見えました。もちろん、この言い間違えからの暴走自体が台本通りという可能性も無くはないですが、私はこれはやはりハプニングだと思いますね。

この日の会場の埋まりは3割程度で後ろの方はガラガラ、でもみなお笑いを楽しもうとしている人たちばかりに見えたので館内の「出来上がり」はかなり高いレベルであり、「何を言ってもウケる」状態であったと思います。昴生はそれを察知し、客が不快にならないようにいい塩梅で切れ、いい塩梅の実名での暴走トークに切り替えたのだと私は思いました。このあたりさすがはプロだなあ~と涙を拭きながら感心せずにはいられませんでした。動揺することなくアシストした亜生も素晴らしかったと思います。

そしてある段階で急に、そして上手い事プレゼントの話に戻り、何食わぬ顔で締め、帰っていきました。結局失敗が長丁場になった訳でもなく、時間内で暴走してきっちりまとめ上げた2人のトーク力は流石だなと感心せずにはいられませんでした。ここ最近はネガティブな話題が多かった2人ですが、このシーンを目の当たりにすると「プロの力というのは凄いものだな」と感心せずにはいられませんでした。

そして後半戦、ZAZYのネタでちょと館内のテンションは下がってしまいましたが、レイザーラモン身体を張ったプロレスネタで上手い事盛り返しました。彼らのネタを見るのは久々でしたがプロレスと格闘技の差について素人にも受けるようにいい感じでネタにしていました。ただしRGのお肌、顔の表面がボロボロなのが気になりましたが。。。そして笑い飯です。私も妻も大の笑い飯ファン!特に西田の大ファンですので、この瞬間はとても楽しみにしていました。

ネタは「給食センター(給食センター内にて変なメニューを提案しては却下される)」と「小学生登校の家から出る際の親の一言声掛け」を合体したものでした。部分的に既出のものはありましたが初めて聞く内容ばかり。詳しい内容を記載するのは差し控えますが、西田も哲夫も「頭いかれとんのか?」と言いたくなるくらいの異様な例えで例によってダブルでボケまくり、ミキの時と同様館内大爆発でした。

この日はミキ以外にも観客の少なさについて口に出した演者はいたのですが、笑い飯はそんなことはおくびにも出さずにスッと入ってきて、あのテレビと見るのと同じ感じでボケまくっていました。本当にこのコンビ、哲夫もですが西田のなんとも言えぬ異様な佇まいと、ブッ飛んだ感性のボケは唯一無二ですね。期待していたコンビがそれ以上のお笑いを提供してくれ、とても幸せでした。

大大大満足で会場を後にしました。私自身は本当に苦しい1年でした。前半は母の死、実家売却。夏は帯状疱疹からの顔面麻痺で2週間の入院、、、でも秋から段々運が向いてきた気がします。来援はきっといい年になるでしょう!その前振りとしてよしもとの芸人さんからお腹いっぱいの笑いを貰ったのはうれしい限りです。

本年はこれまで!リニューアルしたCMBO相談室にお付き合いいただきありがとうございました!

来年もよろしくお願いします。

ビートたけし!理系と文系の二刀流で天下を取った男

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