ジュリーが博多で語ったコト (後編)2024

こんにちは、みやけです。今回はジュリーの5月10日福岡ライブの観戦記の続きです。

今回は曲ごとの感想を書こうと思っています。その前にですね、前回はトークの内容をそのまま文字起こししたのですが、これが大変多くの人に読んでいただけたようです。

ジュリーが博多で語ったコト (前編)2024

モモコさんという方が運営するamebaブログでもご紹介いただいたようで、UPした日には1000人近い方のアクセスがありました。私のブログは普段平日のアクセス人数は20人とかそのくらいですから本当にうれしい限りです。まあ、ジュリーのパワーだと言えばその通りな訳ですが。。。(笑)

今回は当日のジュリーの雰囲気や曲ごとの感想を書こうと思っているのですが、曲については結局は私の思い出話を交えたものになりそうです。我慢して?読んでいただければwと思います。

当日の雰囲気についてはもう色々な方が書かれていますのでご存じの方も多いとは思いますが、まず立見が出る超満員!私は後ろから3番目という神席ならぬ天国に一番近い席でしたので、全体の様子は良く分りましたが、本当に空席は全く確認できない超超満員だったと思います。

そして、入場する時いつも思うのですが、杖を突きながら必死に歩いて入場する女性歩くのもやっとだが娘に手を引かれてゆっくりゆっくり会場に向かう女性。。。そういう方の比率は年々高まっている印象です。

皆、勝負服を身にまとっているのですが、足元は動きやすい運動靴。これはジュリーもそうなのですが、老人は転倒したら致命傷になりかねないですからね。それでも年に1回ジュリーに会う事だけを希望に毎日を送っている光景が目に浮かびグッときてしまいます。

エンディングで1分以上深々と頭を下げ動かなかったジュリー、自身を支えてくれるのはこのような人たちであると十分認識していて、感謝せずにいられないのでしょう。あの人達には少しでもこのハッピーな時間が長く続くよう祈りたいものです。

最初はなぜかクロケットのコスチュームで登場したジュリー。もちろん声量・歌唱力は一部で噂されていた不安説を一蹴するかのように絶好調でした。しかし私にはジュリーが非常にリラックスしてご機嫌だったのが非常に印象的でした。

以前はジュリーのMCについてはややボソボソしゃべる印象がありました。言葉に抑揚はつけるので、聞き取りにくいことは無いのですけどね。昨年の福岡ライブでは声出し解禁発目ということで、ウキウキしまくっていたジュリーですが、今回は「気を許せるところでリラックスしている」雰囲気がとても感じられました。

「福岡遠いヨ」とか「東京に来なさい」等の発言は文字にすると悪態ついているように見えますが、慣れ親しんだファン相手に甘えているように感じました。いつも以上に語り掛ける親近感が強く感じられました。

東京・大阪ではやはりどんな知人が見に来ているか分からないでしょうし、やはり緊張はあると思います。でもそう可能性がかなり低い、且つそこそこ大都会に負けないくらい盛り上がる福岡というのはリラックスするのは持ってこいなのかなあと思います。

そしてまず、以下の曲達を披露してくれました。

ス・ト・リ・ッ・パ・ー

TOKIO

あなたに今夜はワインをふりかけ

おまえにチェックイン

カサブランカ・ダンディ

何か考えがあるのか、ここ最近のライブはセトリはヒット曲中心の内容であるのはうれしい限りです。そして今回は80年代前半の曲が多い!私はその頃中~高校生であり、少ない小遣いをはたいて極力毎週オリコン誌を購入し、なおかつザ・ベストテン、地元で流れていたRKBベスト歌謡50を毎週チェックしジュリーの順位をチェックしていたものです。

特にストリッパーは中々順位が上がってこなくてやきもきした覚えがあります。リリース以降11~20位の間を停滞しており「このまま静かに下降するのでは?ということは今年のジュリーの代表曲は渚のラブレター?」とイライラしたものでした。

この曲のリリースは1981年9月21日、しかし11月を越えたあたりからは再上昇の気配を見せ、オリコンではTOKIOを上回る最高6位、ザ・ベストテンでも最高2位まで上昇し、年をまたぐヒットとなりました。ただ残念だったのが年またぎヒットの為ザ・ベストテンの年間ランキングが不本意な結果となった事でした。(ストリッパーは31位、ちなみに前年のTOKIOは20位、翌年おまえにチェックインは18位。」

当時のジュリーの新曲について、リリースの最中衣装が別パターンに切り替わる場合があります。OH!ギャル、酒場でDABADA、お前がパラダイス、渡り鳥はぐれ鳥、CHANCE、、、それが急遽なのか予定通りなのかは分かりません、曲の売り上げがいまいちだった際”テコ入れ”的に行われていた印象がありました。

このストリッパーについても上に挙げたような最初はジーンズを基調としたコスでしたが、キャップを外して髪を立て表情が良く見えるようにして、ゴールドを基調としてコスになってから再上昇したイメージがありました。私に取っては衣装を切り替えた事が成功につながった数少ない例という印象がありましたね。

もう一つ言えば、ロック色の強いこの曲は演奏、特にドラムのパワフルさがウリのひとつだったと思うのですが、ベストテン番組の音声ではドラムの音がいまいち小さめの音でしか聞こえてこず、そこが不満でしたね。

どこがどうダメだったのかはうまく表現できまでんが、ライブや音楽番組で聞くとストリッパーの最初のドラム音は凄い迫力であり、妖艶な歌詞ととてもあっているので、それが残念でした。

そして今回のストリッパー。40年前に追いかけていた曲を今も同じテンポ、歌い方で聞くことが出来るのは本当に有難くうれしい限りです。そしてドラムの迫力!ライブで曲を聴くことの素晴らしさを端鵜出来る曲ですね。

追憶

渚のラブレター

明日は晴れる

恋のBADチューニング

今回「ジュリーの渚のラブレターの高音の伸びが凄い!」という噂は耳にしていましたが、実際拝聴してその迫力に驚くしかありませんでした。もう76歳近いのにこんなきつそうな歌を持ってこなくても、、、と思ったのですが、、、

更にはもちろん、追憶も最後の高音の絶叫が激しい歌ですし、明日は晴れるも最後の方の「オオ~オウフォウ~~!」の部分はこれまた喉がちぎれるくらいの発声が必要な歌です。こんな歌を3曲連続歌うのですから、逆に自分に挑戦してしているのかな?と思ったりもしました。

本来なら年齢を考えてバラード中心のセトリにして、声を張るところはどこかで1曲ポイントを絞って見せ場を作る、という考え方の方が無難かもしれませんがジュリーはその逆を行きたいのでしょう。あと、前回も思ったのですが、ジュリーは最初はちょっと不調でも曲を重ねると調子が出てきますね。

A・C・B 

マンジャーレ!カンターレ!アモーレ!

バニティ・ファクトリー

気になるお前

シングル化はされていないものの、ライブで大変盛り上がりファンの間でも非常に評価が高い曲達です。ACBは私も大変好きな曲です。その中でも一番好きな部分「2000年でもくたばってなかった。驚いているのはこの僕なんだよ。」の部分をその年その年で歌詞をあてはめて歌ってくれるのは細かい気配りで嬉しくなります。ジュリーもこの歌詞のこの部分には思い入れがあるのでしょう。

今回のACBはギターの音が抑えめで、ややスローテンポ。その為か本来激しいロック調のこの曲がなんだか牧歌的でちょっとユーモラスな流れに変わっていたのが印象的でした。それはそれで今のジュリーに合っていると思います。

気になるお前はライブ向きで会場がとっても盛り上がる曲。これがセトリにあると得した気分になりますね。

ヤマトより愛をこめて

そのキスが欲しい

さよならを待たせて

LUCKY/一生懸命

ヤマトは私も大好きな曲ですが、ライブで歌う確率がとても高い曲。ジュリーもお気に入りの曲なんじゃないかと思います。あの高音の美しさは他の歌手では歌えない。そしてその美しさは未だキープして今回も素晴らしい歌唱を聞かせてもらったのはうれしい限りです。

LUCKY一生懸命はホント、エンディングにとってもマッチした曲だと思います。この曲を聞きながら手を突き上げまわしていると、今日のひと時を噛みしめながらー「ジュリーまた来てね、絶対チケット取るから!」という気持ちにさせる曲だと思います。

これが私の感想です。ジュリーとファンが一体化した雰囲気が強いとても感動的で楽しいライブでした。そりゃあ、苦しそうに歌うシーンも結構ありましたし、昔のようにいかない部分も多々あるのは事実です。

しかし、近年かつて一世を風靡したミュージシャンが今の音楽番組に呼ばれ、かつてのヒット曲をキーを少し変えごまかしごまかし歌っているのを見るとこちらが痛ましくなります。今現在の部分を正直にさらけ出し、評価は第三者に委ねる、でも「この部分はまだまだ誰にも負けないからね?」という部分をさりげなく見せつけるのはジュリーらしいなと思います。

MCでジュリーは自分の事を「今の時代には合わない人間」と語っていました。そうであるなら自身が積極的に出で行かないのは妥当だと思います。でも時間を割いて自分の周りに集まってきてくれる人たちには最高のパフォーマンスを見せる。。。。最高にかっこいいですね。

色々と話題が飛びながら長々書きましたが、こんなところです。それでは、また。

勝手にしやがれ IN さいたまスーパーアリーナ ☆老いというのに照れてただけだよ☆ ~沢田研二~
ジュリーは一生懸命

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